つい先日の事なのですが、私の自宅の近所にあるコンビニエンスストアに立ち寄った所、自動ドアの前に凄く立派なスズメバチが鎮座しておりビックリしました。
いや本当に、ちょっと大きいかりんとうくらいの大きさで御店に入るのを躊躇うくらいのサイズ感だった訳ですよ。
まあ、そのスズメバチは息絶えていたので勝手にビビっていただけだったんですが、もうスズメバチが出てくる季節なのか?と、ふと思いました。
決してそのスズメバチのサイズを盛っているとか、与太話では無いのですが、何が言いたいのかと言いますと、今回は「スズメバチ」に関してご紹介していきたい訳で御座います。
先程も記載した様に、私がふと思った今の時期はスズメバチが出没するシーズンなのか?と言う疑問も含め下記より記載していきます。
目次
スズメバチの活動時期
まず前提と言うか補足なんですが、スズメバチと一口に言っても種類が数種いる事をご存知でしょうか?
スズメバチ属に分類されている中で8種程存在しています。
その中で代表的、知名度が高いスズメバチは「オオスズメバチ」と「キイロスズメバチ」では無いかと思います。
今回はこれらを総称してスズメバチとして記載していきます。
ではスズメバチの活動時期に関してですが、概ね5月~11月頃までが活動時期になってきます。
上記で記載した様に私が見たスズメバチはつい最近の事なので4月に入ってからなのですが、この様に若干の誤差はあるかと思います。
ただ、活動時期としては上記の様な期間ですが、そこから活動が活発になり危険な時期と言うのもあります。7月~10月頃が該当します。
作った巣を守る為、働きバチも増え全体数が多くなり、尚且つ動きも活発になり攻撃的になってくるので危険度が増してきます。
夏場にキャンプや登山に行く際にハチに気を付ける様に、と言われた事があるかと思います。この様な理由から夏場のスズメバチは危険な訳です。
スズメバチのカチカチは何?
スズメバチから「カチカチ」と言う音が聞こえたら逃げた方がいい、って事を聞いた事ありますか?
聞いた事はあるけど「カチカチ」が何か分からない、全く聞いた事が無い、と言う人の為に、この「カチカチ」について説明していきましょう。
これはスズメバチから発せられる「警戒音・警告音」になります。
自分たちの巣に近づいて来た相手に対して、「それ以上近づくな」と言う意味合いの警告をしている訳なんですよね。
スズメバチは顎を使って「カチカチ」と鳴らし、警告をしてそれでもスズメバチの巣から離れようとしない相手に対して攻撃を仕掛けます。
そしてこの警告エリアの範囲ですが、だいたい巣から10m範囲である、と言われています。ただこれは過去に敵襲を受けた事があるとその範囲は拡がっていくみたいです。
カチカチが聞こえたらどうしたらよい?
では我々が意図せずスズメバチの巣に近づいてしまい、この恐怖の「カチカチ」が聞こえた場合はどうしたらようでしょうか?
結論としては慌てふためかずゆっくりと後ろに下がる様にしてその場を立ち去りましょう。
いきなり走って逃げてしまうとスズメバチを刺激してしまいかねないので走って逃げたい気持ちを抑え、そーっと逃げましょう。
ただ、もう完全に襲われてしまった場合は全力ダッシュするしかないですけどね。走って走って走りまくるしか回避策はありません。
スズメバチの性別の見分け方
ここからはスズメバチの雌雄判別に関して記載していきましょう。
何となくですが、ハチの社会って「女王蜂」がいて「働き蜂」がいる、と言うざっくりとしたイメージありませんか?
まあ女王蜂は一先ず置いておきますが、スズメバチの雌雄判別の方法として一番簡潔に説明すると「針の有無」になります。
もう少し詳しく説明していくと、針を持っている即ち刺してくるスズメバチはメスな訳です。
反対にオスのハチは針を有していません。
ハチの針と言うのは「産卵管」が変化したものなので、産卵管の無いオスには針が無いと言う事なんですよね。
従って「針がある=メス」「針が無い=オス」と言う事になります。
ただ、目視で見分けるのは非常に難しいでしょう。オスは極端に数が少なく、全体数の0.5%~1%程度の割合と言われています。
スズメバチが益虫ってホント?
ここまで見るとスズメバチって攻撃的だし毒針で刺されたら痛いし腫れるわ最悪の場合、死に至ってしまう可能性もありますよね。
害虫である事この上ない感じなんですが、少し見た目を変えると「益虫」であるとも言われているんです。
それは「農業的な観点」から見る点で益虫と言われています。
農業的な観点と言うのは農作物(野菜の葉っぱなんかですね)を食い散らかす虫をスズメバチが餌として食す事で駆除してくれるんです。
他にも掻い摘んで言うと、健康食品として「スズメバチ酒」なるものもあるみたいですよ。私は飲んだ事無いのでなんとも言えませんが。。。
アシナガバチとの違いは?
スズメバチとアシナガバチはパッと見た感じの印象が似ているので咄嗟の判断ではどっちがどっちか分からない事もあるかも知れません。
余程、昆虫界に精通している人であれば造作もなく区別出来るのかも知れませんが、大半の人はそうでは無いでしょう。
では簡潔ではありますが、双方の違いをざっと記載していきましょう。スズメバチに対してアシナガバチは〇〇~と言った様に書いていきます。
◆スズメバチが体が大きく、大きい個体だと約4㎝程なのに対してアシナガバチは約2㎝ちょっと。
◆スズメバチは攻撃的な性格だがアシナガバチはスズメバチ程、攻撃性は高くない。
◆スズメバチの巣は外殻(壁の様なもの)に覆われているがアシナガバチの巣は巣穴が丸見え。
アシナガバチとスズメバチの違いがわかりやすい
等が主な違いとして挙げられます。
どちらかと言うと都市部でよく見るのはアシナガバチの方ですね。
まとめ
スズメバチに関してまとめてみましたが、やはりスズメバチに刺されると危険なので近づかない事が一番でしょう。
とは言え、避けては通れない状況になってしまった場合は下手に刺激せず、彼らのテリトリーからすぐに立ち去る事をオススメします。
スズメバチに関しては「たかだかハチ刺され」と思わず、結構な危険性と伴う事をしっかりと把握しておきましょう。
以上、スズメバチのカチカチは危険?性別・益虫・アシナガバチとの違いを解説でした!!
よかったらこちらの記事もどうぞ♪
→ハバチの幼虫がかわいい!?特徴・種類・駆除方法について解説