ハバチという生物をご存知でしょうか。
ハチの仲間なのですが、人に害を及ぼす存在ではないので、ハチほどの脅威はありません。
ハチよりくびれがなく寸胴なので、ボテッとした体型に可愛らしさを感じる人もいるかもしれません。
先に人に害を及ぼす存在ではないと書きましたが、間接的にかかわってくることがあります。
それはハバチの生態を知ることで理解できるかと思います。
それらに関し、各項目ごとに説明していきたいと思います。
目次
ハバチの幼虫がかわいい!?
ハバチの幼虫はイモムシを小さくしたような姿をしています。
それを可愛いと思えるかには個人差や美的感覚的なものが左右しそうです。
おそらく、虫全般がダメな人にとっては、大小関係なく不快なものかもしれません。
しかし、虫に興味があれば感覚の違いで可愛いと思ったり見えたりするかもしれませんね。
あえてこの件は断言しないでおきます。
皆さんはどう感じます?
大きさ・特徴
ハバチには数種類のお仲間がいます。
ハバチで一括りにした場合、幼虫の平均的な大きさは20ミリくらいでしょうか。
小さいもので8ミリくらい、大きいもので30ミリくらいあるようです。
特徴はハバチの種類によってイモムシに似た幼虫の姿も違うということです。
真っ白な幼虫がいたり、カラフルな色、少し気持ち悪い色合い、形の形態も微妙に違ってきます。
イモムシよりナメクジに似ていると感じるものもあります。
ではどんな種類がいめのでしょうか。
次の項目で抜粋したいと思います。
ハバチの種類
ハバチはとくにく種類が豊富で、日本国内だけでも600種類以上が生息しているようです。
ヒゲナガクロハバチ
全身がダークグレーのような色合いで、北海道から九州・四国に分布しています。
オオシロオビクロハバチ
腹部が白、背中が緑色をしているので、緑色の葉についていると見つけ難そうなイメージがあります。
本州から九州・四国で分布しています。
ハグロハバチ
頭とお尻の方がオレンジ色、胴体は白で透けているようにも見えます。(体内の黒色が見えるので)
サイドに黒のドットが等間隔にあり、腹部はうっすらと透けるようなオレンジ色をしています。
北海道から沖縄・四国と分布範囲が広いです。
ハバチの幼虫の餌は?
ハバチの幼虫は植物の葉を餌とします。
かなりの大食いなため、複数体飼育するとなると瞬く間に葉は無くなってしまいます。
もし家庭菜園などにハバチの幼虫が数匹いたとしますと、被害の部類になるくらい食べられる可能性があります。
人に害がないけど、間接的にはあるかも……はこういうことなのです。
ハバチの幼虫はどのような害をもたらす?
前の項目で先に書きましたが、大食いなため葉が早々に無くなってしまいます。
飼育目的なら飼い主が用意すれば済むことですが、そうではなく勝手に家庭菜園やガーデニングの花の葉に住みつかれると、葉が増えない、植物が育たないといった被害がでてきます。
そのため、ハバチは害虫扱いとされることが多いです。
幼虫駆除におすすめの方法
大切に育てた植物を食べられてしまっては困りますよね。ハバチの幼虫を見つけたら成虫になる前に駆除してしまいましょう。
幼虫ですら厄介なのですから、成虫になるまで待つ必要はまったくありません。
そこでおすすめなのが、GFオルトランCという薬品です。
駆除するにしても植物や野菜の場合は、種類によって薬品が対応していないことの方が多いです。
種類単位に薬剤を揃えていたら大変です。
このGFオルトランCなら植物にだいたい対応しています。
ただ野菜になると対応していないことの方が多く、また野菜単位で薬剤が変わってくるという難点があります。
少ない数なら残酷かもしれませんが捕まえて潰すなどしていくのがよいかもしれません。
大量発生してしまったら、園芸専門店などでご相談し、適切な駆除をした方がよいでしょう。
ハバチが発生しないようにする対策は?
ハバチに対応した虫よけ薬剤があれば卵を産み付けられないようそれ以前に撒くなどするとよいかもしれません。
アブラムシやケムシに効果がある薬剤は多々あるのですが、ハバチには効果なしの一文があるものも多く、そうなると地道に発見したら捕獲して瞬殺していくしかないように感じました。
いろいろ調べてみたのですが、見つけたら排除とか、潰すなどの対策をしているご意見もみかけるので、もしかしたらそれが効果的なのかもしれません。
まとめ
人に害がなくても野菜の葉を幼虫の頃から食べつくしてしまうのは、もう直接人に害を及ぼしているといっても過言ではないように思えます。
おそらく農園用の駆除剤ならハバチ対応もあるのでしょう。
でなければ農家は散々な思いをしなくてはなりませんものね!
ガーデニング初心者はハバチが好んで食べる植物を知り、それを避けて育てることを推奨したいくらいです。
人気の高そうな薔薇はハバチの被害が大きいのだそうですよ。
そうでなくても薔薇は大変といいますよね……
以上、なかなか厄介なハバチの幼虫の種類や駆除についてでした。
害虫駆除に関しては以下の記事もおすすめです♪
→ヒラタアブの幼虫は益虫?生態・特徴・天敵について解説
→ヒトスジシマカの駆除方法は?生態・特徴・デング熱の危険性を解説