普通に生活していく上で、厄介な虫や生き物が存在しています。
厄介と感じるのには個人差があると思いますが、おおむね一般的なお店で売られている捕獲アイテムや駆除薬品で処置できる生物は「厄介」と感じることが多いと思います。
ゴキブリや蚊などが一般的ですよね!
しかし捕獲となれば見たくもないものを見なくてはいけないし、駆除となると薬品関係になるので人体への影響が懸念されます。
とくにペットや発育途中の子供がいたり、免疫低下していくご老人がいたりすると、なかなか手を出せないことってありますよね……
そんな時、それら厄介な生物を餌として捕獲して食べてくれる存在がいるとしたら、とても便利だと思いませんか。
さらに人に懐いてくれると愛着もわき、互いの利害が一致したとても強力なパートナーだと思うのです。
そんな都合のいい存在がいるわけないと思って諦めないでください。
見た目はちょっと敬遠したくなりますが、アシダカグモがまさにそんな理想のパートナーになるかもしれないのです。
その真意を項目ごとにまとめてみたいと思います。
目次
アシダカグモは懐く?
アシダカグモは巣を張らずに徘徊して獲物を捕獲するクモです。
家の中で見かける機会も多いと思います。
ただクモだし、大きいし、もうそれだけで無理! となってしまうのもわかります。
――が、このアシダカグモは臆病で人に害を与えるなんてことはなく、むしろ助けてくれる存在なのです。
生活していく上でとても嫌な存在のあのゴキブリを捕食してくれるのだから!
なので、見かけても無暗に殺したりしないであげてくださいね。
このアシダカグモが懐くというのですが、その真意はどうなのでしょうか。
結論から言えば、懐きません!
懐くというと犬や猫のように愛情表現をしてくれることを想定すると思いますが、虫の場合はそれを期待しても叶いません。
ただ、人というか「この人は無害」と感じてくれれば攻撃してこないという程度かと思います。
アシダカグモに関しては臆病ということもあり人に害をなすようなことをしませんので、懐かないけど害もない……といったところでしょうか。
攻撃してこない虫は懐いてるんだよ~と思う方もいるでしょう。
当人がそう思うことでアシダカグモと共存しているのなら、それでいいと思います。
アシダカグモはネズミも食べてくれる?
アシダカグモが好意的に人に懐くわけではないけれど、人にとって害あるゴキブリを捕食してくれるありがた~い益虫であることはもうすでにご理解されたと思います。
そんなにありがたい益虫ならほかにも捕食してくれる生き物ってないのでしょうか。
たとえばネズミとか……
一般的な住宅にネズミが出没することはあまりないと思いますが、飲食店が近くにあったり、住居の一部で飲食店を営んでいると見かける機会も増えると思います。
ネズミって捕獲するのも駆除するのも嫌なものですよね……
もしアシダカグモがネズミを捕食してくれるなら……そんなとんでもないお願い、実はアシダカグモは叶えてくれる場合があります。
すべてのアシダカグモがネズミも捕食対象にしてくれるわけではありません。
アシダカグモは成虫になると20センチくらいまで成長する個体もあります。
小型のネズミなら20センチまで成長しなくても捕食する場合があるようです。
家の中にアシダカグモを見つけたのでネズミを捕獲してほしいと安易に期待はしない方がいいでしょう。
他にはどんな害虫を捕食してくれる?
体長が大きい成虫になるとネズミも捕食してくれるアシダカグモ、ほかにはどんな害虫を捕食してくれるのでしょう。
ハエやバッタなども捕食するようです。
害虫ではありませんが、ヤモリなども捕食するとか・・・
アシダカグモは糸を出すの?
徘徊型で巣を張らないアシダカグモでも糸を出します。
上から糸にぶら下がったりしているところを見た方もいると思います。
アシダカグモの糸の活用方法は、移動手段として使われることが中心かと思います。
益虫アシダカグモの寿命は?
平均すると5年から7年ほどと言われています。
オスとメスとではメスの方が寿命が長いです。
稀に10年以上生きる個体もいるようです。
卵や幼虫はどこで発生する?
壁から発生します。
アシダカグモのメスは卵を口に含み、徘徊しながら壁に卵を張り付けるためです。
クモの幼虫なんて嫌!
と、毛嫌いせずにいましょう。
なぜならアシダカグモの幼虫はゴキブリの幼虫が大好物!ということですので、ゴキブリが成虫になるまえにすべて食べつくしてもらう、それくらいの気持ちでいるのもよいかと思います。
まさにハンター♪
まとめ
ゴキブリやネズミを捕食してくれるとてもありが~い益虫とはわかるのですが、さすがに10センチ20センチと成長されていくと嫌な感じもしますよね……^^;
捕食する対象がいないと自ら出て行ってくれるので放置でもいいのですが、どうしても耐えられないようでしたら殺さずに外に放してあげましょう。
以上、アシダカグモが懐く、ネズミも捕食するのか……についてでした。
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