ある一定の場所にだけ発生するチョウバエに嫌な思いをした方は多いはずです。
このチョウバエはゴキブリでさえ近寄らないところでも発生するため、かなりの不快害虫の位置に存在しています。
体長が4ミリほどと小さいため、追い払っても追い払っても小馬鹿にしたように浮遊し続けていて、本当に不愉快です。
いったいこのチョウバエはどこから発生しているのでしょう。
もしかして室内で産卵されていたりするのでしょうか。
効果的な駆除の仕方にはどんな方法があるのでしょうか。
今回はそういった疑問などを簡単に項目ごとにまとめてみたいと思います。
目次
チョウバエはどこから発生する?
チョウバエは台所、お風呂場、トイレでよく発生していると思います。
とくにトイレでの発生率は高いですよね!
彼らはどうやってそこに出現するのでしょうか。
(1)風呂
玄関や窓の隙間から侵入したチョウバエは、彼らが最適に過ごせる場所に集まっていきます。
とくにお風呂場は彼らが好む水回りや汚物の宝庫と言ってもいいでしょう。
排水口付近に大量発生された……という経験の方も少なくないはずです。
桶に水を残したまま放置してしまうと、そこにも集まってしまうので、お風呂を済ませたあとはそういったところに水を残さないようにしましょう。
(2)トイレ
こちらも侵入経路はお風呂と同じです。
そしてトイレにも水がありますよね。
便器の中とタンクの中です。
それらの水を抜くということはできませんので、清潔にしておくことが重要です。
普段使用していて目につかないところなどはかなり落とし穴になりますので、定期的に普段目にしない隠れた場所もしっかり掃除をしましょう。
(3)その他
水回りのあるところにチョウバエは集まってきます。
台所、洗面所などもそうです。
水回りは常に清潔に、そして排水口の汚れは定期的に排除しましょう。
侵入経路は小窓や玄関、ベランダなどの出入り口など、隙間があればどんなところからでも彼やはやってきます。
チョウバエの卵はどこに産み付けられる?
チョウバエは湿った場所でかつ汚れがある場所に卵を産み付けます。
排水口などはとても最適な場所ということになります。
とくにお風呂場には汚れのほかに毛髪も流れていきますよね。抜け落ちた頭髪に産み付けることもあります。
1匹あたり200個から240個の卵を産むらしいので、数匹目撃してしまったら瞬く間に卵の数が千超えしてしまうという計算になります。
排水口を毎日掃除をするのは大変ですが、お風呂上り、抜け落ちた頭髪くらいは毎日片づける習慣をつけることが大事ですね。
チョウバエ駆除にパイプユニッシュは効果的?
お風呂場の排水口の掃除及びチョウバエの駆除には効果的というご意見が多数ありました。
どれくらいの量のチョウバエがいたのかなど詳細なことをあげていた情報はあまりありませんでしたので、絶対に効果があるとは断言できませんが、少数なら大丈夫でしょう。
たしかにこれなら倒せそうですね・・・
お風呂全体の駆除と排水口の駆除、双方を同時に行うことで効果がより得られるので、チョウバエを見たのが排水口付近だからと、そこだけの駆除を行わず、見えない場所に潜んでいるチョウバエも駆除しましょう。
バルサンやカビキラーなども効果があります。
めんつゆトラップは効かない!?
コバエ対策にめんつゆトラップが有効ということをご存知の方もいると思いますが、どんなコバエにも効果があると思うのは間違いです。
チュウバエにはまったく効果がありませんのでご注意ください。
ショウジョウバエには効果的なようです
熱湯でも簡単に駆除できる?
熱湯で害虫を退治することができることもあります。熱湯をかけられたら人でも火傷しますので、小さい虫ならイチコロでしょう。
しかしチョウバエのように動きがある、飛ぶものに対してはあまり効果を得られません。
動いているものに熱湯を直接かけることって大変ですよね。鈍くなっているところにとどめの熱湯くらいの気持ちでいましょう。
また、退治した害虫がいた排水口などを熱湯消毒するような目的で使用した方が効率がいいように思います。
チョウバエは寄生する!?
チョウバエの幼虫が体内に入ると、体調不良を起こす「ハエ症」になることがあります。
体内への侵入ルートは口の中からや鼻の中からなどが考えられます。
一般的には腹痛や下痢といった中毒症状で、寄生しつづけることはなく後々排泄物と一緒に体外へと出ていきます。稀に血尿などの症状がでることもあるようです。
さらに偶然チョウバエの成虫が口の中などに入り、そこで産卵してしまうケースもあるようです。
少しでも違和感がある場合は口内洗浄をした方がいいかもしれませんね。
まとめ
チョウバエが直接に人に危害を加える害虫という存在ではありませんが、近寄られたり大量発生されると不愉快という感じでの害虫的存在のようです。
とはいえ、うっかり体内に入ってしまうとそこで産卵してしまったり、孵化して幼虫になってしまうケースも少なくないので、楽観視はできません。
見つけたら徹底的に駆除した方がいいでしょう。
また小さい子供などは興味本位で綺麗とか汚いの区別なく触ってしまいがちです。
手洗いうがいなどで、うっかりチョウバエが体内に侵入してしまう可能性を減らすことも大事ではないかと思いました。
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→ショウジョウバエはどこから発生するの!?卵・幼虫の駆除方法も解説