世の中には色んな生物がいますが、人にとって余り好ましくないタイプの生物もいますよね。

その代表格は「ゴキブリ」だったりしますが、「毛虫」も好きな人は少ないのではないでしょうか。

毛虫と言っても色々な種類の毛虫がいますが、「イラガ」ってご存知ですか?

イラガも種類が数種いるのですが、イラガの幼虫は人にとって結構危険な存在になりかねません。


イラガの幼虫の中には毒を持っているものも存在し、刺されると激痛が走ります。

こうやって書いていると厄介な存在この上ないのですが、それに加えて見た目が「グミ」っぽいフォルムをした可愛いタイプまでいる始末です。

可愛いと言うのは少し語弊があるかも知れませんが、グミの様に見えてしまうんですよね。

今回はそんなイラガの幼虫に関して、駆除方法等を含めて皆様にご紹介していきたいと思います。

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目次

イラガの幼虫はどんな虫?

まずはイラガの幼虫とはどんなものなのか知る所から始めましょう。

イラガとはチョウ目イラガ科に属する昆虫及びその総称です。

地方地方により呼び名があり、例えば「デンキムシ」や「オコゼ」「ハチクマ」なんて呼ばれたりもしています。

イラガの幼虫は平均して約25㎜前後で種類により色は様々です。

どの時期に出現する?

イラガの幼虫の出現時期ですが、最もよく見掛ける時期は7~8月頃です。

柿の木に一番よく発生すると言われていますが、他にもサクラやウメ・リンゴと言ったバラ科の樹木、他にはカエデ類、ヤナギ類の葉裏に生息しています。

卵から孵化した幼虫は基本的に集団で行動するので何かの拍子で葉裏を見た時にビッシリ付いてる可能性があるのでその時は、、卒倒しそうです。(泣)

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どんな種類がいる?

冒頭でイラガの種類は数種存在していると記載しましたが、その種類に関して主だったものをご紹介していきましょう。

それぞれ幼虫期でのコメントになりますのでその点を踏まえご覧ください。

①ナシイラガ

特徴・・・黄緑色をしており、体から生えた突起部分がトゲトゲ。

毒を持っているタイプなので触らない様に注意が必要。

②ヒメクロイラガ

特徴・・・クリーム色っぽい体色に茶黒系の細かい斑点がある。

こちらも毒を持っているタイプなので触らない様に注意が必要。

③アカイラガ

特徴・・・冒頭でお伝えした「グミっぽい」と言うのはこのアカイラガの事です。

ここに関してもう少し詳細をお伝えすると、アカイラガは半透明のグミの様な房で覆われています。

しかもこのグミ状の房にはその1つ1つに毒針が付いていて、万が一触ってしまうと激痛です。


以上が主だったイラガの種類になります。

他にも数種存在しますが、だいたいを持っているので厄介ですよね。

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主な駆除方法は?

イラガ 幼虫 駆除



自宅の庭の木にイラガの幼虫が大量発生してしまったら困ったもんですよね。

ここではそんな場合に備え、イラガの幼虫の主な駆除方法をお伝えしましょう。

一例を記載しますのでご参考程度に見て下さい。


一番簡単且つ、手っ取り早いのは殺虫剤を使用する事です。

蚊・ゴキブリ等に使う様な殺虫剤ですね。

具体名を挙げると皆さんも聞いた事があるだろう「ゴキジェット」「アースジェット」「キンチョール」等が挙げられます。

高い木だと上の方の葉に付いている場合は少し大変ですが、脚立等を用いて噴射しましょう。

イラガ類の駆除法

葉に幼虫を見つけたら直ちに葉を除去し、幼虫をつぶすなどして殺します。冬の間にまゆを見つけたらそれも除去します。

殺虫剤を用いて駆除する場合には、フェニトロチオン、アセフェート、ピリミホスメチル、マラソン、ペルメトリンなどの乳剤を7日間隔くらいで数回まきます。
参考:神奈川県衛生研究所



もっと簡易な方法だと70℃前後の熱湯を噴射すると言う方法もあります。

殺虫剤を使いたくない、使えない様な環境下であれば熱湯を試してみては如何でしょうか?

イラガの幼虫に天敵はいる?

イラガの幼虫にとっての天敵と言えるのはカマキリアシナガバチヨコヅナサシガメと言うカメムシ等が挙げられます。

後、補足として幼虫期では無いものの、繭に対して寄生するイラガイツツバセイボウと言うハチの外来種が存在します。

全身エメラルド色をしている少し派手なやつです。

まあこれは、イラガの繭の中に入り込んで産卵をするので幼虫期の天敵と言う面から見ると少し逸れてしまいますが、天敵は天敵です。


イラガの幼虫をパクパク食べるカマキリの動画 ※閲覧注意

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イラガの毒の人体への影響は?

万が一、イラガの幼虫に刺されてしまった場合はかなりの激痛を伴います。

毒を持っていますが、その毒は人体にどこまで影響するのでしょうか?

まあ、人間が死ぬ程の毒ではないですが、刺された場合は痛みと赤く腫れあがる、水疱状の炎症等が発生します。

人によって個人差はあるものの、痛み等の症状は数日間続く事もあります。

あまり症状が酷い場合は皮膚科に行く事をオススメします。

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イラガに刺された場合の治療方法は?

上記の部分と少しリンクしますが、刺されてしまった場合はまずは患部を水で洗い流す事。

そして棘が皮膚に残った状態であればその棘を抜く事をしましょう。


この際、刺された場所によってはご自身1人で抜くのは難しいと思うので誰かに手伝ってもらいましょう。

テープ等粘着のあるもので抜きましょう。

何より患部を洗い流す、そして無駄にかきむしったりしない事が大切です。


また抗ヒスタミン配合の塗り薬、アロエの軟膏などを塗ると良いでしょう。

まとめ

いらが 幼虫 駆除



とっても怖い存在であるイラガの幼虫についてまとめてみました。

駆除目的であればこちらも構えて対処するので刺される心配は半減するかと思いますが、思いがけず何かの拍子で触れてしまい刺されてしまう事もあるので注意が必要ですよね。

何気無く葉っぱを触ったら運悪くイラガの幼虫がいて、結果刺されてしまった、なんて事も十分考えられます。

ただ、毒を持っているのは幼虫期だけで成虫になると毒はなくなります。

まあ、成長しても蛾なんで余りウエルカムな存在では無いですが。

以上、イラガの幼虫の駆除方法や天敵をわかりやすく紹介でした!

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