ダンゴムシ。一度は見たことがある奇抜なデザイン。つっつくと丸くなり、BB弾のようになる姿は子どもの頃の私にとってとても不思議な光景でした。しかし大人になると可愛いとも言ってられなくなり、部屋に入ってきたり玄関で発見すると「ひやっと」するようになりました。
庭の隅やブロック塀の下に大量に集まっている姿はもう恐怖でしかないですね。
そんなダンゴムシの駆除方法について、本日はできるだけ多く、わかりやすく解説していきたいと思いますのでお付き合いください。
目次
ダンゴムシとワラジムシの違い
最初に、ダンゴムシとワラジムシの違いについて。
かなり両者は似ていますが、ワラジムシはつついても丸くならず、よくトイレにいるイメージです。
そしてワラジムシには艶がなく、ダンゴムシには艶があります。
本来二種類とも落ち葉を食べ土を耕してくれる「益虫」なんですね。自然の中での役割があるということです。ミミズなどもそうですね。
ただ、ガーデニング家庭菜園をしている人からすると少し困った事が起きます。そう、彼等は落ち葉だけでなく育てていた野菜の茎や根、葉なども食べてしまうんですね。
そうなってくると「害虫」として区別されてもしかたないかもしれません。そのような困った状態になる前に発生した場合はこれから紹介するやり方で対処してください。
余談ですが、子供の頃これらの虫達を飼育していた記憶があります。
あの頃は非常に愛着があり、枯れ葉などを餌にしていたのでそこまで手もかからずとても可愛がった記憶があります。。笑
ダンゴムシの駆除方法① 酢
まずは人体になるべく害のないものからご紹介します。
あなたの家庭に酢はありますか?あの酸っぱい酢です。
あのにおいをダンゴムシは嫌います。そのままの濃度ではなく、20倍程度に薄めたものをスプレーに入れると使いやすいでしょう。それを固まっているところや、単独でいるダンゴムシにかけます。
そこで一発で倒せる!というわけではありませんが、その臭いを嫌って彼等は近づかなくなるでしょう。これだと人体にむがいですし、また気軽に行うことができますよね。
そして、コーヒーもダンゴムシの撤退に役立ちます。私は毎日飲んでいますが、こちらの臭いもかれらは嫌いなようです。
やや濃い目にコーヒーを作り、酢と同様にスプレーに入れて散布する使い方が基本ですが、こちらは色がついているので正直どこもかしこもという使い方はできにくいように感じます。
使った後は拭くことが必要になってくるので、コーヒーの色がつかないところや散布しても影響がない所に限定したほうがよいかと思います。
また、木酢液という炭を作る過程でできる液体も、上記2つと同じでダンゴムシの嫌いな臭いを発生させ駆除に効果的です。
自分で焚いて作るのか!?そんなことありません。笑 ホームセンターに売っているのでこちらも活用いただけると良いかと思います。
ダンゴムシの駆除方法② 落とし穴
落とし穴、これはだいぶ体に優しいですね。笑
屋外限定ですが、ダンゴムシがたくさんいる場所の土の中に空き缶を埋めます。数日待つとその中にポトッと落ちていきます。くれぐれもヒックリ返して見ないほうが良いかと思います。笑
またこんな駆除方法もあるみたいです↓
エサ代もかからず一石二鳥ですね!!ただ、、なかなか実現が難そうな・・・^^;
ダンゴムシの駆除方法③ オーガニック除虫剤
次に科学物質のはいっていない農薬や、100%除虫菊を使ったスプレーなどを紹介します。除虫菊とはキク科の植物で、ピレトリンという成分を多く含んでいます。このピレトリン、除虫力はかなり強いのですが、人畜への影響はかなり低いので農薬に抵抗がある方には非常におすすめです。
オーガニックワン
こちらはアメリカ合衆国食品医薬品局というところが認定している、100%化学物質を使っていないオーガニック除虫剤です。
珪藻の化石を使っており、お子さん、ペットなどへの影響も少ない身体に優しい商品です。この化石がどうやって虫を駆除するのか?ちょっと不思議ですよね。
虫にかけるとなんとこの藻の化石の粉末がその虫の体に張り付いてどんどん水分をとっていくんですって!そして、脱水症状、または窒息により虫を「物理的」に活動不能にします。なんか、、ちょっと恐いですよね笑 けっして被りたくはない!!ですね。
使い方は水に希釈して使う方法と、そのまま散布するほ方法があります。
菊精ピレキラ
こちらは100%除虫菊を使用したスプレータイプの除虫役です。
ダイレクトに散布しても良いですし、室内や玄関に入ってこないように隙間に吹きかけておくと入ってこなくなります。蟻やむかでなどの害虫にも効果的ですので、1本あればいつでも使えそうですね!!
ダンゴムシの駆除方法④ 殺虫剤
それではパンチの効いた殺虫剤も紹介していきます。
デナポン5%ベイト
こちらは結構有名な除虫剤ですね。粒上の薬剤を巻いて、害虫を駆除するタイプです。
かなり強めの効果があるので取扱には十分注意する必要があります。小さいお子さん、ペットが誤って口にすると大変なことになりますので気をつけて使ってください
ハイパーお庭の虫コロリ
こちらもデナポンと一緒で、撒いて食べさせて駆除するタイプです。
細かい粒で広範囲のダンゴムシに効果的です。様々な虫の食性に合わせた4種類の薬剤が入っているの様々な虫に対応可能です。
シャットアウトSE
こちらは粉末状の除虫剤です。重質粉剤といった、比較的重めの粉剤なので風が吹いても飛びにくいという性質があります。
粉状だと集まっているダンゴムシに直接かけて駆除する方法がとれますね。
これらの除虫剤は非常に効果が強めですが、一方で注意しないと人畜に影響がありますので使用の際はしっかりと商品に記載されている注意事項をお読みください。
そもそも発生させないするための方策はある?
発生してしまった場合の対処法について色々と書かせて頂きましたが、そもそも発生させたくない!!と思うのが大多数の意見かと思います。
そのためには彼等のメインの餌である落ち葉を取り除く、という方法が効果的です。
庭がでっかく大量の落ち葉があるお家は正直なかなか厳しいかもしれませんが、この方法で見なくなったという人はけっこういるようです。
あとは隠れる所(プランター、ブロック、大きな石)などは湿った土が乾きにくくかれらの大好きな住処となります。
ミミズやナメクジたちも発生する、、、といったことにもなるので、なるべくだったらそういうものも無くしたほうがよいですね。
あとは室内への発生は外から入ってくる隙間を埋めたり、その隙間に除虫剤を撒いておくと入ってこなくなります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ダンゴムシの駆除方法について様々角度から紹介させていただきました!!
とっさのときにできる、身体にやさしい方法は酢をつかったやり方かもしれませんね。
本格的にやる場合はやはり殺虫剤が効果的かもしれませんが、取扱には十分注意してくださいね。
こちらの記事も参考にしてください↓
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