チャドクガ、皆さんはご存知ですか?
なかなか密集すると気持ち悪い見た目で、毒のある毛で刺されると厄介ないわゆる害虫です。
私も子供の頃庭で遊んでいた際に首の後ろあたりを刺されたことがありますが、かゆいのなんの・・・
腫れて赤くなり大変だった記憶があります。
今回は、そんなチャドクガの幼虫の駆除方法をまとめて解説したいともいます。
目次
チャドクガの駆除方法
チャドクガの駆除方法には、
①自分で駆除する方法
②業者に頼む方法
の2つがあります。
今回は自分で駆除するやりかた、そして業者に頼んだ場合の費用などを解説していきます。
自分でチャドクガの駆除をする方法① 熱湯
一番簡単なやりかたかもしれません。
ただ熱湯をかけるだけです。この熱湯、とても効果的で彼等のタンパク質を編成させ、行動不能にしてくれます。
さらに毛の毒を無効化してくれるので、風で飛んでくる毒毛が服についたときなどもそこにお湯をかければ毒の成分をなくしてくれるすぐれものです。
チャドクガにに限らずあらゆる虫に効果的なのがこの熱湯、是非お試しください。
ただ勢い良くかけすぎて火傷にだけは注意してくださいね。笑
自分でチャドクガの駆除をする方法② 薬剤
それでは今度は薬剤を使った駆除方法をご紹介します。
薬剤にはスプレータイプの殺虫剤、液体タイプの殺虫剤があります。
スプレータイプはピンポイントに駆除できて、比較的安価。液体タイプは広範囲に渡って駆除できますが少し値が張ります。
スプレータイプでは「ケムシがコロリ アースガーデンB」という商品がおすすめです。
こちらのスプレー、なんと65センチのびるノズルがついているので、遠い所、高いところの毛虫の駆除にも使えます。正直なるべく近づきたくはないのでだいぶ便利な機能ですよね笑
スプレーによる駆除(ノズルが伸びるタイプではありません)
液体タイプでは「トレボンMC」という殺虫剤がおすすめです。こちらは超低臭性で、作物の消毒にも使われます。
水で薄めて広範囲に散布する使い方になるので、大量に毛虫がいたり農作物を育てていてその被害が出ていたりする場合にはこちらがおすすめです。
スミチオンという有名な農薬があるのですが、こちらも様々な毛虫に効きます。ただチャドクガには効果が薄いという情報を聞くので、この虫に関してはトレボンを使ったほうが良いでしょう。
使用する場合はマスクを着用するのを忘れないようにしてください。
殺虫剤の高圧散布
紹介したものはどちらも農薬になります。
自分でチャドクガの駆除をする方法③ 枝を切る
ええ、強硬手段ですね。
固まって、同じ場所に毎回出現してしまうのであれば、その木・枝を切ってしまえばよいのです。もちろん可能であればですが・・・
そうするとそもそも卵を植え付けるものがなくなるので、幼虫は発生しなくなります。
その際軍手の使用や帽子、マスクなどなるべく防備して望んでください。
万が一服に毛虫がついてしまったら、上記で紹介した熱湯消毒などをお試しください!
次はそもそもチャドクガの発生を予防したい!という方必見です。
チャドクガの発生を予防する方法 木酢液の使用
木酢液というのをご存知ですか?
炭を作る際に発生する水蒸気を集めたもので、この臭いを嫌う虫がたくさんいます。
チャドクガの幼虫もこれが苦手なようで、これを散布しておくと発生を抑えてくれるんです。入手方法としては、だいたいのホームセンターなどで売っているかと思います。
使い方:
①500〜1000倍に薄める
②それをじょうろに入れて発生するであろう木の根元、茎にかける。また、散霧器に入れて葉に濡れるくらいかける。
これだけです。ただ効果の持続があまり期待できないので、チャドクガの発生する4月〜9月の間、1〜2週間起きにやる必要があります。
出てから倒すか、出る前にこまめに予防するか・・・これはなかなか迷い所ではありますが、あまり木の本数が多くなければこまめに予防したほうが良いかと個人的には思います^^
チャドクガを駆除する時期について
チャドクガの幼虫は年に2回、4〜6月、8〜9月、の時期に発生します。
一回で十分だろーーと思いますが、しょうがないですね笑
そして7〜8月、9月〜11月の時期に成虫が出てくるので、正直親子合わせるとかなり長い。
この後に紹介する業者に頼む場合は、チャドクガの発生している範囲によって費用が変わってくるので早期発見・早期駆除が望ましいですね。
チャドクガの卵・成虫の駆除
主にチャドクガの幼虫の駆除をメインに話してきましたが、卵や成虫になってもそこまで駆除方法は変わりません。
熱湯、殺虫剤などを用いて駆除しましょう。
ただどのタイプも毒針(毛)を持っているので、作業は決して素手で行わないようにしましょう。
チャドクガの駆除を業者に頼もう
それでは駆除を業者に頼む場合はどのくらいの費用がかかるのでしょうか。
調べてみるとだいたい5000円〜20000円くらいが相場です。
→毛虫駆除業者はこちらを参照
やはり自分で駆除するよりも大分費用がかかります。熱湯なんかほぼタダですからね・・・笑
ただ手間や、万が一毒毛に刺されることなどを考えると安いのかもしれませんね。
また高齢者の方が自分でやろうとするのも大変かと思うので、その場合は少し値は張りますが業者に頼むのがよいでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
チャドクガの駆除方法を自分でやる場合、業者に頼む場合分けて紹介させていただきました。
虫の駆除ってなるべくだったらやりたくないですよね。
余談ですが筆者は東北地方の山の方に住んでいたのでなかなか虫には悩まされました。
冒頭にも書かせてもらいましたが、毛虫に刺されるのは日常茶飯事でした・・・笑 なのにうちでは駆除してもらえなかった!!・・・記憶があります。
なるべくだったら積極的に駆除してあげてください笑
以上、チャドクガの駆除方法まとめでした。
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