寒い冬が終わり温かい春になると次第に虫が活発になっていきます。
虫全般が苦手な人にとってはなんとも複雑な心境でしょう。
夏になれば虫をさほど毛嫌いしない人でも鬱陶しく感じる蚊が活動し始めます。
夏が終わればその蚊ともお別れと思ったのに、秋になっても蚊に刺されることが多いことってないでしょうか。
その蚊こそ、アカイエカなのです!
アカイエカは春先から秋までと活動時期が長く、もっとも吸血行為が多い蚊でもあるのです。
本当に嫌な存在ですよね。
しかも夜中に活動、寝ている間に刺されてた! というのもアカイエカの仕業、耳元でブ~ンと聞こえるのもイラッとします。
そんなアカイエカをなんとかしたい! アカイエカの特徴を知ることでその対策もわかってくるのではないでしょうか。
項目ごとにまとめてみますね。
目次
アカイエカの特徴
茶褐色で5ミリほどの体長をしています。
寿命は1カ月ほどらしいのですが、活動時期の春先から秋までの間に1~4回産卵します。
成虫状態で越冬し、春になると活動します。
冬の間は吸血行為をしません。どこかに身を隠して温かくなるのを待っているのでしょう。
越冬するのは雌だけで雄は越冬することなく死んでしまうそうです。
アカイエカの世界でも女性の方が長寿なのでしょうか……
アカイエカが活発に活動するには季節のほかに気温も関係してきます。
暑すぎても活動を控えてしまうので、真夏よりも春や秋の方が活発になります。
だいたい25度を過ぎた頃から活発になります。
25度~30度くらいがアカイエカが活発になる気温だそうです。
それ以上になると活動を停止したり死んでしまったりするそうです。
30度超えの暑い夜など蚊の気配をあまり感じないのは、こういうことだったのですね。
アカイエカに刺された時の腫れ方
蚊に刺されるとプチッとその個所が赤くなって痒くなりますよね。
でも、蚊の種類によって腫れ方に多少の違いが出てくることをご存知でしょうか。
(1)他の蚊と違う?
アカイエカは名前にイエカとつくように室内での行動が活発になる蚊です。
外出もしていないのに室内で刺された時はたいていアカイエカに刺されたと思って間違いないでしょう。
刺された時の症状としてはかゆみと腫れが伴います。
ただほかの蚊にくらべ腫れの引き方が早いのが特徴です。
腫れが治まってもかゆみが残るのも特徴といえます。
もうひとつ日本で代表的な蚊、通称ヤブカに刺されるとどうなるのでしょうか。
こちらは外での活動を主としているので外出時に刺されたらヤブカに刺されたと思って間違いないでしょう。
刺されるととにかく痒い、そして瞬く間に腫れていくのが特徴です。
その反面、冷たさに弱いという特徴もありますので、ヤブカに刺されたら冷水で冷やすと痒さが鈍ります。虫刺され用の薬を塗るのも効果的です。
(2)病気になる可能性はある?
ヤブカに刺されるとテング熱を発症するケースがありますが、アカイエカではどうでしょうか。
アカイエカは人の血のほかにニワトリや犬の血も好物で、どちらかといえばニワトリの血の方が大好物らしいのです。
――ということは、ニワトリの血を吸ったあとで人の血を吸いにきた時に移されることを懸念してしまいますよね。
そもそも吸血蚊から移される病の経緯は、伝染ですので。
ところが、もしアカイエカに刺されたことで病になるとしたら、フィラリアという犬にとっては大敵ともいえる病になる可能性があります。
そのほかには日本脳炎にかかることもあるようです。
イエカ属のコガタアカイエカが主な仲介蚊なのですが、アカイエカからも検出されることもあるので注意が必要です。
腫れたときに塗るおすすめの薬
虫刺されの塗り薬といえばムヒですよね!
ほかにもウナコーワは様々な種類が出ているので、症状にあった虫刺され塗り薬を選ぶことができます。
個人的にはペンソールSPをおすすめします。
かゆみ止めに加え腫れの炎症も抑えてくれて、腫れや赤みの肌の修復もしてくれます。
虫刺され以外にも汗疹や湿疹にも効果があるので、夏場の肌のトラブルにはこれひとつで事足りてしまうのがおすすめポイントです。
アカイエカの駆除方法
駆除方法は個人レベルから業務委託レベルまであります。
個人敷地以外の駆除には市町村などにお願いするしかありません。
川や沼にボウフラなどを生息させないよう徹底的に薬品を散布、雑草は刈りそこにも成虫した蚊がやってこないよう薬品を散布することが大事です。
お庭などに池があるようでしたら幼虫の時に駆除してしまいましょう。
また雑草は定期的に刈るなり抜くなりして蚊が潜む場所を無くすのも大事なことです。
大がかりな駆除をしても全滅させることは正直無理です。
そのため、蚊を近寄らせない、家の中に侵入させないなどの防御策を講じた方が得策かもしれません。
こういった駆除機もあります!
侵入経路とその対策
蚊の侵入経路は至るところにあります。
たとえば、しっかりと窓を閉めているのにいつの間にか侵入されていた……という経験は多々あると思います。
よく思い出してください。
窓を閉めていたといってもそれは本当でしょうか。
入浴時、小窓を開けてませんでしたか。
外出の際には扉を開けますよね。
締め切っているつもりでも家の中で生活していく上で窓を開け閉めしないということはやや無理があります。
ほかにも換気扇の隙間などからも侵入してきます。
対策として、窓には虫コナーズのようなものを取り付け近寄せらない、ガーデニングや花などを置いているいる時は、鉢の受け皿に水を残さない、空き缶などに水分を残さないなどがあげられます。
さらに夜中に活発になりますので、蚊取り線香など室内でも蚊を寄せ付けない方法を取り込むことが大事です。
黒い服は着ないというのも蚊を寄せ付けない対策ともいえるかと思います。
まとめ
蚊って本当に嫌な存在です。
蚊に刺されやすい体質の人など、いろいろ傾向も出回っていますよね。
信憑性がどれくらいあるかわかりませんが、刺されないことが証明されているのなら試してみる価値はあるかもしれません。
蚊に刺されてしまったら……実践して一番効果が得られたのは、刺されたらすぐ水洗いをすることでした。
できれば石鹸で洗うのがさらに効果的です。
洗い終わってから虫刺されの塗り薬を使用することで、イラつく痒みも軽減(刺された時の蚊の種類によるのかもしれませんが洗うことで痒みが感じられなくこともあります)腫れの引きも早いです。
夏はペットボトルの水を持ち歩く機会もあると思いますので、刺されたらすぐ洗うことをおすすめします。
肌の露出を控えても衣服の上からかまわず刺してきますよね、蚊って……
以上、アカイエカに刺されて腫れた時の対処、アカイエカの駆除などについてでした。
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