トコジラミ 大きさ 見つけ 天敵 冬



かつては(と言っても戦前~前後くらい)日本でもトコジラミによる被害が多数ありましたが、1970年代前後を境に被害件数は激減したと言われていました。

しかし、近年トコジラミによる被害を再び増加している事をご存知でしょうか?


アメリカではトコジラミが猛威を振るい社会問題にまで発展しているみたいです。

では何故日本でも被害が増加しつつあるのか、と言う所ですが、一説によると海外からの旅行者を介して増えてきている模様です。

近年日本は観光大国と言ってもいいくらい、様々な国からの来日者が増えてきていますが、トコジラミは観光者の衣類やバッグに引っ付いて移動してきて日本でも繁殖し数を増やしてきている、との事です。


トコジラミは爆発的な繁殖力を持っており、トコジラミのメスは生涯に500個程も卵を産むそうです。

一度繁殖されると防除は厄介になるみたいなので、早期発見・早期対策が肝要になってきます。


またトコジラミは別名「南京虫(なんきんむし)」「床虫(とこむし)」とも呼ばれています。

では今回は近年、宿泊業者さんを悩ませているトコジラミについてご紹介していきたいと思います。

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目次

トコジラミの平均的な大きさ

まず最初はトコジラミの大きさからみていきましょう。

トコジラミの平均的な大きさは成虫で約5~8㎜程になっていますので、成虫であれば目視で確認出来るサイズだと思います。幼虫になると1㎜前後なので目視での確認は少し難しいかも知れません。


因みに、成虫のトコジラミは人間の血液を吸いますが、吸う前と吸った後ではサイズが全然変わってきます。

まあ、当たり前と言えば当たり前なんですが。。。

そして何より厄介な点は、吸血性の害虫って他に「蚊」がいますが、人間の血を吸うのは「メスの成虫の蚊」だけなんですが、こいつらは違います。

メスであろうがオスであろうが血を吸います。そして幼虫でも血を吸ってくるタチの悪さ。


何ともまあ、憎たらしい存在ではないですか。

蚊の比じゃないですよね、しかもトコジラミに刺されると赤く腫れたり非常に痒みを伴います。何より、敏感な人であれば蕁麻疹や発熱を起こす場合もあるそうです。

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トコジラミの見つけ方

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最早、忌々しい存在でしかないトコジラミですが、どうやって見つけるのか?


まずトコジラミは夜行性なので日中はどこかにじっと潜んでいる事でしょう。

トコジラミの潜伏先として挙げられるのは、室内の隙間によく潜んでいると言われています。

具体的には、家具やカーペット・ベッドの隙間、和室であれば畳のへり等、所謂「隙間」と呼ばれるスペースに潜んでいる事が多いです。

中でも人間の血を夜間に吸いに来るのでベッドの隙間等はよくいると言われています。


トコジラミは人間の血を吸っている為、「血糞」と呼ばれる赤黒い糞をします。

この糞を見つけてしまうと、トコジラミが発生していると思ってほぼ間違いありません。本格的に駆除に乗り出さなくてはいけない状況になってしまいます。


こいつが厄介な存在です!

トコジラミの天敵

ここで1つ思う事は「トコジラミを駆除してくれる様な天敵はいないのか!?」と言う点ですよね。

「ゴキブリハンター」の異名を持ち、ゴキブリを駆逐してくれるアシダカグモの様な存在はいないのでしょうか?

結論を言いますと、トコジラミの天敵となるクモは存在しているみたいなのですが、日本には生息していないみたいです。


ああ・・・残念。

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トコジラミは越冬する

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ここまでで、トコジラミと言う存在は我々にとって害でしかない存在である、と言う部分がある程度はご理解頂けたかと思います。

ただでさえ厄介な存在な訳ですが、特定条件が重なると越冬までするんですよね。


まあ、越冬と言うかトコジラミの寿命は約1年程と言われているのですが、冬場はあまり活動しないのですが室内温度が高い(18℃~20℃くらい)と夏場の活動期同様に活動します。

そうなってくると、我々が好む環境と同じ環境がトコジラミにとっても快適な環境になってくる、と言う事ですよね。

虫除けスプレーは効果ある?

トコジラミをご自宅で見つけてしまった場合、虫除けスプレーで駆除すればいいのでしょか?

市販の殺虫剤なら家に1本くらい常備していそうですよね。

トコジラミを発見したら「シュッー」と一噴きさせて憂いを取り除きたい、と思いますよね。


しかしながら、トコジラミには市販の殺虫剤が効かない「スーパーナンキンムシ」と言う強化版トコジラミが存在しています。

何故「スーパートコジラミ」では無く「スーパーナンキンムシ」と別名に「スーパー」を付けて呼んでいるのかは不明ですが。。。


それは置いといて、昨今発見されているトコジラミは市販の「ピレスロイド」と言う殺虫成分に耐性を持っている事から「スーパーナンキンムシ」と呼ばれている訳なんですよ。


一度繁殖してしまうとそれこそ数が膨大に増えてしまうので駆除業者さんに依頼するのも一つの手だと思います。

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トコジラミに羽がある?

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トコジラミには羽は存在しません。

なので飛ぶ事は無いのでその点はご安心下さい。


ただちょっと動きは素早いです。

上記で記載した様にトコジラミには羽が無いので屋外から飛んできて屋内に侵入する、という事はありません。人や物を介し付着して拡がっていく訳です。

なので冒頭でも伝えた様に海外からの渡航者の荷物等に付着したトコジラミが国内に入り込んで増加しているという事です。

まとめ

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非常に厄介な存在極まりないトコジラミ。

成分によっては殺虫剤の耐性を持つので「スーパーナンキンムシ」とも呼ばれているみたいですが、これは誰がネーミングしたんですかね?

どう考えても「ドラゴンボール世代」の人が名付けた様な気がしてならないのですが、妙齢の学者さんが名付け親だったら笑ってしまいそうです。


ただ、トコジラミは不衛生な環境だから存在しているのではなく、人から人、物から物、物から人、と言った限りないルートで移動しています。

ネットオークションでの中古品のやり取りやフリマアプリでの物品のやり取り等、ルートを考えたら今の時代は色々なルートが考えられます。


万が一、見つけた場合は素人対応では中々駆除出来ないみたいなので駆除業者さんに依頼をした方が間違い無いでしょう。

以上、トコジラミの大きさ!見つけ方・天敵・冬の過ごし方について解説でした!!

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