毛じらみは人間に寄生するシラミのひとつです。
人に寄生するシラミはアタマジラミとコロモジラミ、そして今回取り上げている毛じらみです。
アタマジラミとコロモジラミは人の皮膚や頭髪、衣服に寄生するのですが、毛じらみは陰毛に限定されているといってもいいほど、その個所から発見されるケースがほとんどです。
しかし稀に女性の頭髪から発見されることもあることから、昨今はさまざまな性行為があめためではないか……という説があります。
――というのも、毛じらみが感染するのは性行為からと言われているためです。
では、そんな毛じらみに寄生されてしまうとどうなってしまうのでしょうか。
まずは症状からまとめていきます。
目次
毛じらみの症状
毛じらみは人にしか寄生せず、人からしか吸血行為をいません。
そんな毛じらみに噛まれてしまうとどうなってしまうのでしょうか。
よく言われているのは陰部の激しいかゆみと言われていますが、噛まれたり刺されたりした際にできるだろう湿疹などがない状態で痒みを感じるようになります。
また吸血した毛じらみは茶色い糞をするので、下着に茶色い粉末のようなものが付着することがあるようです。
痒みと下着につく粉末があると毛じらみに寄生されていることを疑うのだそうです。
よく言われる激しい痒みですが、実は必ずしも痒みを感じるというわけではないようです。
極稀にですが痒みを感じず自覚症状がないまま悪化してしまうケースもあるようです。
酷くなると痒みに耐え切れず爪などでひっかくようにかいてしまったことによる細菌性の感染症を発症したり、かいたことによる湿疹ができることがあります。
痒み、茶色の粉末、湿疹ときたら、とても酷い状態になっているということです。
動画で症状を解説
毛じらみの卵はどこから発生する?
毛じらみの卵は陰毛の根元近くに産み付けられます。
しかし、それを産む毛じらみがどうやって発生するのかはたどり着くごができませんでした。
陰毛に寄生する毛じらみが性交渉で感染しますが、必ずしも不潔だから感染するというわけではありません。
どんなに綺麗にしていても、誰にでもシラミに寄生される可能性があります。
シラミは年中活動していますが熱に弱い生き物です。
シラミが活動しやすい条件が揃えば、誰にでも寄生されてしまう可能性があるということで、この項目は閉めたいと思います。
発生予防のためにできること
極端な話をしてしまえば、寄生されてしまう陰毛を剃ってしまうことで、寄生されることをほぼ阻止できると思われます。
海外では陰毛を剃るのがマナーなところもあり、むしろ日本人が陰毛の処理をしていないことを不思議がられることも珍しくありません。
また毛じらみは胸毛や腋毛にも寄生すると言われていますので、合わせて剃るなどの処置をするのが発生予防かと思います。
しかし、まだまだ当たり前になっていないので抵抗もあると思います。
そんな時は、性行為をした時に身に着けていた衣服、布団やシーツ、タオルなどはしっかりと洗う、タオルを共有にしないなども予防に繋がります。
さらにシラミ駆除薬品スミスリンで毛じらみが寄生すると言われている場所を洗うなどで予防ができます。
毛じらみは肉眼で見つけられる?
毛じらみの成虫なら肉眼で確認することが可能のようです。
しかし幼虫の場合は、数匹程度だと肉眼で確認することは難しいとのことです。
毛じらみは洗濯で死ぬ?
洗濯だけでも死滅することができるようです。
ドライクリーニングや乾燥機などで熱処理をすることで確実に死滅させることができるようです。
ほか、毛じらみ対応の駆除剤「シラミン」を使うことで徹底的に駆除することができます。
病院は何科に行く?
性病科や婦人科にいくべきなのですが、必ずしもこれらの科でないとダメということはなさそうです。
皮膚科でも対応してくれるようです。
まとめ
昔は毛じらみによる被害が多かったようですが、今は昔ほどではないけれどまだまだ減らないと言われています。
性行為をして感染なので、あまり人に言えなかったりで悩む人も少なくないと思います。
こっそり調べてここにたどり着き、少しでもお役にたてればと思います。
毛じらみに感染しているかもしれない、でも病院は抵抗がある、たとえ皮膚科でも……という時は市販薬を使ってみるのもよいかもしれませんね。
シラミ駆除薬品は店頭で買えますから。
だけど一番は陰毛を剃るですよ!
陰部から離れた毛じらみは生きて行けず48時間以内に死滅してしまうそうなのです。
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