水族館でなにを見るのが好きですか?
水族館は癒されます。魚たちの泳ぐ姿、それだけなのになんだかゆっくりしたときを感じて、普段時間に追われている気持ちが落ち着いていきます。
そんな水族館の楽しみの一つにイルカショーがあります!
そんなイルカの種類にスナメリというイルカがいます。ご存知ですか?
目次
スナメリの生態
スナメリは、ネズミイルカ科の仲間で小型のイルカです。
スナメリは、インド、中国、日本の沿岸に生息しており、成体の体長は、1.5メートルから2メートル、体重は50kgから60kgほどです。
イルカを想像すると小柄なのがわかります。
海岸近くに生息して、水深50メートルくらいの浅い海で砂地を好んで生活しています。
さらにはきれいな水に生息しており、中国の長江の淡水でも生息が確認されています。
近年は数が減っており、日本では、シロナガスクジラ、ホッキョククジラとともに採捕することは禁じられています。
スナメリは人なっつこくて好奇心があります。
私たちが1番印象に強いのは、バブルリングです。餌を探すときにいきおいよく水を噴出して、探します。
その変形型が天使の輪といわれるバブルリングです。
かわいいし、バブルリングがハートだったりすると最高にハッピーな気分ですね。
水族館で会えるかわいスナメリです。
スナメリの可愛いバブリング♪
ベルーガの生態
では、ベルーガをご存知ですか?
なんだか、何のことだか想像しにくい名前ですね。
実は、ベルーガはスナメリと勘違いされやすい鯨類です。
北極海やオホーツク、ベーリング北部などスナメリと違って寒い地域で生息しています。
体長は雄で5.5メートル、雌で4メートルほどあり、体重も600キログラム〜1300キログラムと大きくて重たいです。
春と冬では生息地域を変えて生活するのがベルーガです。
夏は出産や子育てのために河口や浅い入り江で生活して冬は、河口などが凍ることから南下して浮氷などの隙間で生活しています。
海のカナリヤとも呼ばれており、ベルーガ同士のコミュニケーションのひとつであるさまざまな鳴き声で合図を送っています。
さらに頭を90度ちかく曲げられることから、水族館では、お辞儀のようなこともできることで有名です。
ベルーガも底生生き物を捕獲するときにいきおいよく、水を噴出してバブルリングを作ることができます。
ベルーガの天使のリング♪
スナメリとベルーガの大きな違いは?
スナメリとベルーガの違い・・・
それは、まず大きさでしょう。
スナメリは大きくて2メートルで体重も人間ほどです。小柄だというお話をしました。
一方ベルーガは雄で6メートルに成長する大きなイルカです。
さらに体重も1000キログラムを超えるため、大きくて重いです。
しかも生息地域が違います。
スナメリは、私たちでも会えるかもしれません。なぜなら私たちの生活水域が生息地域だからです。
しかし、ベルーガは、寒い地域が生息地域で、流氷が流れているようなところで生活しています。
ほかにも、スナメリは体が灰色なのに対して、ベルーガは白色です。
ただ、この2種類、大きさも住むところも違いますが、背びれのない、丸っこい姿が似ています。
バブルリングもできるために、見分けがつかないという方もいます。
もし、どっちがどちらか分かりにくいときは、大きさ、色をゆっくり見てみましょう。
スナメリとベルーガの性格は?
では、この2種類の性格はどうでしょう?
イルカは、一般的にシャイで恥ずかしがりやです。
猫のような性格というイメージだと分かりやすいかもしれません。
その中でもスナメリは、ちょっとシャイな感じですが、先に話したように人懐っこい一面もあります。
それに対してベルーガは、好奇心な反面、怖がり、神経質な一面を持っています。
あくまでも一般的なデータです。
人間同様、性格はイルカも個々に違います。
しかも、鳴き声などでコミュニケーションができる生き物です。
はっきりした性格の違いよりは、個々のイルカの個性を見ることをおすすめします。
両者とシロイルカの違いは?
では、スナメリとベルーガとシロイルカの違いはあるのでしょうか?
実はベルーガの別名が「シロイルカ」です!!
全く別の生き物のように思われる方も多くいらっしゃるかと思います。ベルーガの体の色が白いことからこのように言われているようですね!
なので、違いは上記したとおりです。
ちなみにスナメリは、日本各地で呼び名が変わります。
仙台から東京にかけてスナメリ、伊勢湾や三河湾などでは、スザメ、瀬戸内海ではナメクジラ、ゼゴなどさまざまな呼ばれ方をしています。
まとめ
水族館でイルカショーを見ると、その世界に見入ってしまします。
飼育員さんとの見事なコンビ、あのジャンプ力、かわいい芸、イルカは私たちを言葉を理解しているように感じます。
そんなイルカにも様々な種類があることが今回分かりましたね。
もし、水族館行く機会があるとき、スナメリやベルーガを探してみてはいかがでしょうか?
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