ノミと聞くとどんなことを思い浮かべるでしょうか。
猫を連想する人もいるでしょうし、シラミとセットで思い浮かぶ人もいるでしょう。
どんなことを連想しても、ノミに対しいいイメージは出てこないと思います。
そもそも、よくない生き物というイメージはあっても詳しくは知らないという方もいることと思います。
特にペットと過ごされている方にとっては、かなり気になる存在ではないでしょうか。
今回は、そんなノミに関して項目単位にまとめてみますね!
あまり知られてないノミの生態から害の有無、駆除方法まで……なにかひとつでもお役にたてればと思います。
目次
ノミの生態
ノミは世界中で生息しており、古来から吸血行為による感染などがあることから衛生害虫とされています。
多種いるノミですが、昨今の衛生管理などで姿を消した種類も少なくありません。
ノミの代名詞ともいえる吸血行為、こちらを行うのは成虫のみなのですが、ほかの吸血行為をする生き物と少し違うのは、雄雌共に吸血行為をすることです。
ノミの大きさはだいたい1ミリから2ミリです。
ノミは哺乳類の血を吸うため、ネコのほかにもネズミや犬、ハクビシンなどの動物の血も吸います。
ただし、近年は野良犬(野犬)が劇的に減っているため、人が暮らす地域でノミが厄介とされているのはネコに寄生するノミだけとされています。
ノミの種類
ノミにはいくつかの種類が存在しています。
身近にいるノミといえば、ヒトノミ・ネコノミ・ネズミノミなどでしょう。
イヌノミも存在していますが、ペットとして飼われている犬は衛生管理がしっかりされているため、飛躍的に問題視されるケースは少ないです。
また前の項目と被りますが野良犬が激減したことも見かけなくなりつつある理由のひとつです。
ノミといえばネコと言われるのには、ネコに寄生するネコノミが実は人間やほかの動物にも寄生されるからです。
野良猫にやたら触れるのは危険といわれているのは、こういうことからなのですね!
ノミを生け捕り
幼虫も害がある?
ノミの幼虫は人のフケや食べ物のカスなどを食します。
洗髪をおろそかにするなどした場合、恰好の餌場と化してしまいます。
そのまま幼虫を知らず知らず育ててしまうと成虫となりますので、直接的な害がなくても衛生面には気を配る必要があります。
ノミの寿命
成虫のノミの寿命は3週間と言われていますが、稀に6週間生きる個体もいるようです。
しかしノミはその3週間という期間、1日に最高50個ほどの卵を産みます。
個体差はありますが、単純計算で1000個の卵を産むことになります。
仮に6週間生きたとして、2000個の卵を産むということですよね。
それがすべて孵化して成虫になることはないと思いますが、半分と考えても末恐ろしい限りです。
おすすめの駆除方法
寿命は短いけど大量に卵を産むノミ、1匹くらいといわず1匹見つけたらほかにもいると考え徹底的に駆除することをお勧めいたします。
布団は天日干し、できれば掃除機などで吸い取るなどもするとよいでしょう。
ノミは衣服にも付着しますので、防虫など施していない衣類は洗濯などして天日干しをしましょう。
部屋の隅々まで徹底的に駆除するにはバルサンがお勧めです。
ノミの予報策として、ペットを飼っている場合は病院で診察してもらうこと、野良猫がいる地域にお住まいの場合は、野良猫の近くに寄らないこと、寄らせないことが重要です。
噛まれた跡はダニと違う?
噛まれた直後、赤い斑点と痒みが伴うことまではほぼ同じです。
違いが出てくるのは噛まれてからしばし時間が経過した頃からです。
ダニに噛まれた場合、斑点と痒みが1週間くらい続くのに対し、ノミの場合は斑点が増えていく、痒みが一向に治まらない、強烈な痒みがでたり、痛みを感じることがあるなどがあげられます。
また噛まれた跡は、ノミの方が斑点が広がっていくような感じです。
水ぶくれのような斑点がでるのもノミに噛まれた時の症状のひとつです。
まとめ
ノミと言っても種類があること、ネコのノミがどうして問題視されるのか、とても納得できました。
また噛まれた時の症状、ダニと見分けがつかないというのも大変です。
虫刺されの塗り薬で判別できるまで様子を見るということらしいのですが、たしかに噛まれたくらいですぐ病院には行きませんよね。
ノミ、こうしてひとつずつ知っていくととても厄介な存在です。
とにかく清潔第一を心掛けなくてはなりませんね。
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