夏
と聞くと、夏祭り、すいか割り、海やプールをイメージします。
が、しかし、夏はほかにもあります。
暑いので食べ物が傷み、アリや蚊、ハエが出てきます。ムカデもハチもいるので嚙まれないようにしなくてはいけません。
そんな虫に悩まされる夏ですが、クロバネキノコバエはご存知ですか?
ハエは厄介ですね。
食卓の料理やキッチンの生ゴミなどにハエが止まっているとブルーになりますね。
目次
クロバネキノコバエとは?
クロバネキノコバエは、梅雨の時期から発生する体長1mmから2mmのハエです。
発生源は実は見つかっていません。謎多きハエなのです。
農地や家庭菜園などのプランターから発生しているのではないかと考えられています。
黒褐色で私たちが知っている、元祖ハエ!!そのものです。油断すると、玄関や開けた窓から入り込んできます。
卵が孵化するまで4日から7日で、孵化したら枯葉や腐った木、樹皮の中で成長します。
幼虫期間は幅があり、8日から20日と実は、はっきりわかっていません。
それから蛹になり3日ほどで成虫ハエとして飛んで回ります。
しかし、ハエとして飛び回る期間は、4日から10日と、実は短い一生のハエなのです。
ただ、そうは言ってもハエに変わりありません。
私たちに特段、いたずらしたり、刺したり、嚙んだりしないのですが、家にいてもらっては困りますね。
クロバネキノコバエの害
では、このクロバネキノコバエは、どんな害があるのでしょう?
私たちが実際に困ることは、このクロバネキノコバエが植物や菌類を餌とすることで農作物に害を及ぼす、農作物を食べてしまう、という害です。
先に話しましたが、クロバネキノコバエは人を襲うことも刺すことも嚙むこともしません。
ただ、家に入って家の食べ物にとまって、えさとして食べている姿を見ると、そのハエの付いたものは捨てなくてはいけないし、家中追い掛け回して、退治することをします。
私たちにとってクロバネキノコバエは、害虫であり、不快虫なのです。
実際に、ハエを見つけたら外に出すか、ハエタタキや殺虫剤を振り回したくなりますね。
あの姿と飛んでいる音に敏感に反応してしまいます。
一週間ほどの命と言うのにかわいそうですが・・・
クロバネキノコバエ対策!
(1)蚊取り線香は効果的?
では、クロバネキノコバエはどう駆除したら効果があるのでしょう?
まず、夏の虫除けと言ったら蚊取り線香ですね。
しかし、蚊取り線香はその名の通り、蚊を寄せ付けないためのものでは?
と感じます。
クロバネキノコバエに効果はあるのでしょうか?
はい、効果はあります。
蚊取り線香は、虫が嫌がる臭いを焚くことで家に蚊など寄せ付けないのですが、クロバネキノコバエも嫌がるようです。
窓の近くや玄関先に焚いて、ハエ以外も寄せ付けないようにしたいですが、家事などの危険性や住宅環境によっては蚊取り線香の使用を禁止するところもあるので、確認して使いましょう。
もし、火が苦手な方や危ないので使いたくない方は、虫除けシートや虫よけ芳香剤などさまざまな商品が増えていますので、ご自分に合ったものをお探しください。
(2)効果的なホイホイの作り方
最近、話題になっているのがコバエホイホイなどですね。
これをクロバネキノコバエにも使えたらいいですね。
コバエホイホイは、ハエの好きな臭いで寄せ付けて粘着力で逃さない、手法です。
これを家で作ってみると?
まず、準備するのは
めんつゆ(3倍濃縮がおすすめ)もしくは酢
洗剤(食器用洗剤)
お水
上のものを入れる容器です。
準備したら、まず容器に1センチから3センチの水を入れて、そこに酢またはめんつゆを入れます。洗剤を上から5滴から7滴入れてクロバネキノコバエが入ってきそうなキッチンや生ゴミの近くに置きましょう。
1日、2日で効果が出ます。
洗剤の効果で殺傷能力が高まります。
しかし、くれぐれもお子さんやペットなどが間違えて飲まないように気をつけてください。
ペットボトルでも作れます。
容器はこぼれないようないようにやや深みがあるものがおすすめです。
ホイホイの効果が強力!!
(3)その他の駆除方法
クロバネキノコバエの駆除には、ほかにどんなものがあるのでしょう?
発生源は、外です。
外に殺虫剤をまいて、ハエだけでなく、ムカデなどの退治をする方もいます。
専用の庭先に振る殺虫剤もあります。
ただ、お子様がいたりしたら、砂と間違えたり口にくわえたりする可能性があるのでおすすめしません。
虫除けマットなどで臭いで退治してあげましょう。
ほかには、家の中の生ゴミは、腐らないようにしたり蓋式でしっかり閉じることができるものをおすすめします。
まとめ
クロバネキノコバエ、厄介ですね。
家にハエがいたら、害はなくても気持ちのいいものではありません。
クロバネキノコバエが大量発生して駆除したりすることもあります。
夏は、どうしても衛生面で管理が難しくなりますが、ハエが寄り付かないように生ゴミや食べ物の管理をすることが必要です。