蜘蛛と聞くとあまりいい感情を持たない人の方が多いでしょう。
ペットとして愛好家ならわかりますが、そうでない方が蜘蛛が好きと言えるのは少ないでしょう。
しかし愛玩的な視点でなくても蜘蛛は意外と人の生活の手助けをしていたりもするので、あまり邪険に扱ってほしくないというのが本音です。
とくに室内でみかける蜘蛛は基本的に人体に無害です。
それでも、網を張ったような蜘蛛の巣はなにかとお邪魔な存在ですし、あれがあるために見た目がよろしくなかったりと不都合もあります。
できれば目の振れやすい場所に巣を作るのは避けてほしいというものです。
そこで、蜘蛛の巣を手軽に除去できる方法、また室内に蜘蛛の巣を作る蜘蛛の種類などをまとめてみたいと思います。
目次
室内に巣を作る蜘蛛の種類
実は、網のような巣を張る蜘蛛は少なく、とくに室内でみかける蜘蛛は巣を作らず徘徊して餌となる虫を捕まえます。
そのはずなのですが、気づくと天井の隅、軒下などに巣を発見することがありますよね!
それらはもしかすると基本は外で暮らす蜘蛛なのかもしれません。
外で網を張るより室内の方が捕獲しやすいので入ってくるのでしょう。
となると、それ自体が問題となります。
だって、外より人が住む室内の方が餌が豊富ってことは、その家には蜘蛛の好物がいっぱい存在しているということですから!
アシダカグモ、アダンソンハエトリは室内でよく見かける蜘蛛の代表で、彼らは網を張ることなく徘徊して餌を捕獲しています。
なので、蜘蛛の巣が室内にあるということは、普段は外で生活するはずの蜘蛛ということになります。
例えば、ジョロウグモやクサグモ、オオヒメグモなどが考えられます。
ゴキブリをとってくれるアシダカグモ!!
アリを食べてくれるアダンソンハエトリ
蜘蛛の巣除去道具① 棒系
・おすすめ1 蜘蛛の巣取りのブラシ
伸縮する棒の先端にブラシがついたものです。
5000円弱くらいするので、似たようなものであればデッキブラシなどで応用できそうな感じです。
・おすすめ2 クモの巣バスター
伸縮する棒の先端が電動でクルクル高速回転して、蜘蛛の巣を絡めとるというものです。
電池を使う電動のため、7000円ほどするやや高価な棒です。
その分、ものの数秒で簡単に除去できるようです。
・おすすめ3 ハウスポールすみっこブラシ
元々は網戸などを掃除する時に使用するブラシのようですが、用途方法に蜘蛛の巣取りと書かれているので、先端のブラシで掃除しながら取るという使い方をするのだと思います。
値段は1200円前後とほかの道具に比べてかなりリーズナブルです。
蜘蛛の巣除去道具② スプレー
・おすすめ1 クモ用ハンター
金鳥から出ているスプレータイプのものです。
こちらはクモそのものを除去して1か月間近寄らせない効果があります。
蜘蛛の巣と蜘蛛の除去に加え、蜘蛛を寄せ付けない効果もある優れものです。お値段は800円前後です。
・おすすめ2 スパイダージェット
強力噴射で高い場所や手の届かない場所などに活躍するスプレーです。
植物に優しいとのことで、ベランダなどの外側にも使えますね。
蜘蛛の巣除去のほかに蜘蛛そのものを除去、さらに卵も死滅させ2か月弱蜘蛛を寄せ付けない効力があります。価格は1000円前後ほどです。
・おすすめ3 クモフマキラー
蜘蛛の殺虫と蜘蛛を寄せ付けない効果があります。
蜘蛛の巣除去というよりは除去したあとに寄せ付けないために使用するのに適しているのかもしれません。
霧状のスプレーのため広範囲に手軽に吹きかけられることができます。
価格は1000円前後です。
蜘蛛の巣除去道具③ その他
蜘蛛の巣を除去する道具を検索していると、100円ショップにあるもので代用できたり、身近なもので作ったりができるようです。
多くは長い棒の先端にブラシをつけるというもので、より効果的に絡めとるには排水溝などにつかうネットや水切りネットなどをブラシの周りにつけるというものです。
お財布事情と蜘蛛の巣の大きさやできる頻度などを考慮して道具選びをするとよいでしょう。
蜘蛛の巣を除去している業者もある?
蜘蛛の巣を除去してくれる業者があります。
有名で知名度があるとなるとダスキンではないでしょうか。
掃除をする中に蜘蛛の巣の除去が含まれている設定があります。
蜘蛛の巣の予防方法は?
そもそも蜘蛛の巣はどうしてできるのかを考えれば、その予防方法もおのずとわかってくると思います。
蜘蛛は薄暗い場所や掃除の行き届いていない場所に巣を張ります。
好んで食べる餌がそういった場所に出てくるからという理由もあると思います。
一度蜘蛛の巣を張られ除去した後は、念入りに掃除をしましょう。
念には念をということで、蜘蛛の巣を消滅させるスプレーなどを吹きかけておくとよいでしょう。
ほかには蜘蛛が嫌がる匂いを撒くという方法もあります。
虫全般に言えることですが、ハーブやハッカなどの匂いを嫌がりますので、そういったものを置くのもよいと思います。
まとめ
蜘蛛の巣をつくらなくても室内で徘徊しているだけで嫌! という場合は……
アシダカグモ、アダンソンハエトリのように室内でよく見かける蜘蛛の主食は室内で見かけると厄介なハエやゴキブリを主食にしています。
ゴキブリにとってアシダカグモ、アダンソンハエトリは天敵ということもあり、彼らがいる室内でゴキブリが発生することは少ないと言われています。
しかし主食のゴキブリがいなくなるとアシダカグモやアダンソンハエトリは自ら室内を去っていきます。
するとここぞとばかりにゴキブリがやってくるので、室内で蜘蛛をみかけたくない場合はそれらが主食としているハエやゴキブリを徹底的に寄せ付けないようにすればよいということになりますね!
アシダカグモやアダンソンハエトリがゴキブリ退治をしてくれたあとにしっかりとゴキブリ侵入を阻止することにしましょう。
生ごみの始末、外からの侵入を防ぐため隙間を塞ぐなど、できることからしましょう。
以上、棒やスプレーを用いた蜘蛛の巣の除去についての解説でした。
虫の駆除に関しては以下の記事もおすすめです↓
殺虫剤や業者によるシバンムシの駆除方法とその発生源について解説
薬剤や熱湯を使ったチャドクガの駆除方法や発生時期をわかりやすく解説