アブ 幼虫 駆除 生態 種類 越冬



アブを見ると怖いと感じる方も少なくないと思います。

見た目がハチに似ていることもありますし、刺されると痛みがあるのも嫌で怖いという印象が根付いてしまうのでしょう。


偶然1匹みかけたくらいならいいですが、駆除しないと!と頭に過るほど大量に見てしまったり、生活していく上で厄介な存在になることも多々あると思います。

成虫になるより前、幼虫の時に駆除できるならしてしまいたいですよね。


アブの生態などを知ることでアブの幼虫駆除の対策も見えてくると思います。

それでは項目ごとにまとめてみましょう。

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目次

アブの生態

アブは日本の国土、どの場所でも見ることができるくらい広い範囲で生息しています。

よく見かける時期として夏から秋と言われていますが、より詳しく範囲を決めるとなると、7月から9月頃と言われています。

とくに夏場の川遊びなどで頻繁に遭遇してしまいます。


アブは人や哺乳類系の生き物の血を吸う性質があるため、哺乳類動物が多く集まる場所でも遭遇する確率があがります。たとえば、牧場や動物園などです。

またアブは衛生害虫として指定されています。

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アブの種類

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アブはかなり多くの種類が存在しており、日本国内でも100種類ほど生息しているようです。

その中でもよくみかけるアカウシアブは身体の色合いがハチに似ているため、一瞬スズメバチと勘違いしてしまいます。

それほど体長も大きいのです。


ほかにはウシアブイヨシロオビアブも国内ではよく見かけるアブとなっています。

またこれらのメスは血を吸うため、特に嫌がられる存在といっても過言ではないでしょう。

アブの幼虫の害

アブの中には血を吸うアブもいれば、吸わないアブも存在していますが、吸わなければ被害がないと思うのは大間違いです。

数あるアブの中でもアメリカミズアブの幼虫は、かなり要注意が必要です。


名前のとおり、元々はアメリカに生息していたアブですが、なんらかの事情で日本に来てしまい繁殖を繰り返し、今では日本国内でもよくみかけるアブの1種となっています。

このアブの幼虫がなぜ害をもたらすのか……それは彼らの繁殖力の強さにあると思われます。

人の出した生ゴミや動物の排泄物などに卵を産みます。

人の生活している中では生ゴミにかぎらず、排水口などにも卵を産んでしまうことから、孵化して幼虫になった彼らを大量に見てしまう確率も高くなります。


幼虫が大量ということは、そのまま成虫となってしまったらと思うと末恐ろしいことですね!

自然界でも彼らの幼虫は土の中などで生息するので、植物の根などを食べることなどから、被害が出ています。

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アブの幼虫の駆除方法

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アブの幼虫で人間が生活していく上で被害をもっとも与えてくれるアメリカミズアブの駆除方法についてまとめていきます。


こいつです・・・



1匹くらいと思って放置してはいけません。

前の項目でも書きましたが、大量発生しかねないので、見つけたら1匹でもしっかり駆除、まだ孵化していない卵ごと始末してしまいましょう。


駆除といえば殺虫剤を思い浮かべると思いますが、トイレや排水口などに発生した場合の殺虫剤使用は控えたほうがよいそうです。理由としては有益なバクテリアなども殺してしまう可能性があるからです。

とはいえ、アブの幼虫を駆除する方法は少なく、殺虫剤を控えるとなると浄化槽に薬剤を散布する方法があります。

薬剤を散布できない場所にいる幼虫は、割りばしなどで取り除いて、それに直接殺虫剤を吹きかけ、完全に殺してしまいしまょう。


これはゴミ箱などに発生した場合も同じです。

取り除いたら風通しのいい場所にゴミ箱を置き、乾燥させます。

卵が完全に駆除しきれているのを確認するため、数日はこのゴミ箱を使用しないほうがいいでしょう。

万が一卵が残っており孵化してしまうと、幼虫は生ごみを餌とし、成長していくためです。


アブの幼虫は温かくなる5月頃から発生し始めます。

逆に寒い時期は発生しませんし、寒さに弱いため自滅します。

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アブの発生予防対策は?

アブは川や排泄物、生ゴミなどによく出現します。

なんでも生ゴミのあの臭いに集まってくるとも言われています。


また、入れる隙間があればどこからでもやってきますし、排水口などに卵を産み付けられるとそこを通って家の中、トイレなどで発生します。

予防策としては、見つけたら徹底的に駆除すること、排水口や生ゴミの容器は常に清潔しておくことなどがあげられます。

夏場は窓を開ける機会も増えます。

全開は避け、網戸などで侵入を防ぐなどしましょう。

アブは越冬する?

アブ 幼虫 駆除 生態 種類 越冬



日本に生息しているアブで越冬する種類は2種類とされ、成虫ではなく幼虫が土の中で越冬すると言われています。

稀に冬でも成虫が出現することもありますが、それらは自然界で孵化したアブではなく、温かい人の家の中で孵化して成長したものではないか、という見方をされています。

まとめ

アブ 幼虫 駆除 生態 種類 越冬



温暖化や気温の落差が激しいことから、普段この時期ではみかけない花の開花や虫の出現などが少なからずあります。

人の住む場所で産卵し孵化していくアブは、温かい住宅地やその室内で季節外れの成長をして外に出てしまうのでしょうね。


それはアブたちにとってあまりいいことではなさそうですし、人間側も季節外で目にしてしまうのは嫌なものです。

室内に産卵、そして孵化させてしまわないためにも、しっかり徹底的に卵や幼虫の時に駆除してしまうことが大切だと感じました。


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