シロツメクサは、春先によく土手や公園、わき道に咲いていますね。
シロツメクサは、昔から遊びにも使われており、王冠や首飾りなどを女の子が作っている姿をみたりしますね。
通常、三つ葉、と呼んでいるのが、シロツメクサの小葉です。
「四葉のクローバー」は、珍しいので、見つけたら幸せになる、というジンクスで有名ですね。これもまた、シロツメクサの小葉なのです。
シロツメクサは、私たちの身近な植物で、慣れ親しんでいる植物なのです。
しかし、このシロツメクサ、実は江戸時代後期に入ってきた外来種なのです。明治時代に牧草として栽培されるようになり、日本全国に広まっていきました。
そして、幸せのクローバーや子供たちの王冠遊びなど親しまれるようになったのです。
目次
シロツメクサの特徴
特徴は、ご存知の通り、ハート形の葉が3枚です。花茎は10センチから30センチ、葉の先端の2センチくらいのところに白い花をつけます。
花は、球状の小花が10個から80個集まって大きな1つの花となります。それがシロツメクサで、開花時期は4月から5月です。
繁殖能力も強いのが特徴です。
クローバー=シロツメクサ
です。
シロツメクサの語源
では、シロツメクサの語源とは?
どんな由来があるのでしょう?
シロツメクサとは、白詰草と書きます。
江戸時代にシロツメクサが入ってきたお話をしましたが、シロツメクサはオランダから入ってくるガラス製品が割れないように緩衝材として、敷き詰められていました。
白い=シロ
詰められている草=ツメクサ
この2つが組み合わさって、シロツメクサと呼ばれるようになったのです。
普段、考えもしなかったクローバーの花の名前の由来、面白いですね。
こんな歴史があったとは?びっくりですね。
そして、日本に古くから生息している植物と思ったら、意外や歴史が浅い植物だったのですね。
ちなみに余談ですが、シロツメクサの花言葉は、「約束」だそうです。ほかにも「希望」「信仰」「幸福」などがあります。
シロツメクサの開花時期
シロツメクサの開花時期はいつなんでしょうか?
春の4月から9月にかけて咲きます。
種類によって若干のずれはありますが、だいたい春先から、公園や草原などで見ることができます。
ちなみに、春は、お休みが多いので公園で親子で花飾りを作っているのを見ることがあります。
シロツメクサは、茎が丈夫でどんどん輪が広がって、大きくなっていきます。生命力が高い植物ですね。
さすが、ガラス製品の緩衝材に使われていただけあります。
シロツメクサの種類
では、シロツメクサにはどんな種類があるんでしょうか?
シロツメクサには、ムラサキツメクサ、コメツブツメクサ、ベニバナツメクサ、クスダマツメクサなどがあります。
ムラサキツメクサは、通常アカツメクサと呼ばれており、シロツメクサと違って、花が黒みがかったピンクなのが特徴です。
大きさは、固体にってかわりますが、20センチ~80センチくらいです。
コメツブツメクサは、黄色い花を持っており、1年草で、高さは20センチ~40センチです。
ベニバナクサは、その名の通り、真っ赤な花を持つ種類です。細長い濃い紅色で花の姿から、ストロベリーキャンドルの名前がついています。
クスダマツメクサは、コメツブツメクサに似た黄色い花が咲きます。花が、クスダマのよう見えることから、クスダマツメクサと言われています。
よかったら、ネットで見てみてください。
シロツメクサの種類も多いですが、色もあでやかできれいなものが多くて見ているだけで癒されてきます。
普段、見ているかもしれないシロツメクサ、赤や黄色などいろいろな種類があるんですね。
ピンクのシロツメクサの蜜は食べれる?
ピンクのシロツメクサ=アカツメクサ
の蜜を吸うお話は聞いたことありますか?
アカツメクサに限らず、シロツメクサも蜜を吸うことができます。
アカツメクサの蜜の吸い方は、赤いところを軽く引っ張って、ぷちっと抜けたような感じがしたら、その抜けたところに蜜があり、吸うのです。
甘くておいしそうですね。
小さいころに、蜜を吸ってした、という方もいらっしゃると思います。
最近は、いろいろな外来種や危険な植物も増えており、簡単に蜜吸ってみたり、遊んでみたりすることも減ったように感じます。
懐かしいですね〜♪
まとめ
シロツメクサ、昔から慣れ親しんできた植物ですが、知らないこともあったと思います。
外来種で、日本での歴史が浅いことは、驚きでしたね。
王冠や首飾りで女の子には人気の植物です。
古くから遊ばれてきたものだと思っていました。
しかし、歴史は浅くともこれだけ、親しまれている植物は少ないでしょう。
4葉のクローバーはを見つけたら、本当に幸せな気分になりますね。
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