ムカデと聞くと、異様な姿を想像して嫌な気分になることが多いと思います。
また、噛まれるととても痛いということで知られている方も多いのではないでしょうか。
ムカデはゴキブリ同様の害虫扱いとなっているため、よく目にする方も少なくないと思います。
厄介な存在であるはずのムカデが、実は益虫と言われていることもあるのだとか……
なぜそういうことになっているのでしょう。
その鍵はムカデの生態を知ることでわかるような気がします。
今回は害虫にも益虫にもなるムカデのことを項目ごとにまとめてみたいと思います。
目次
ムカデが発生
突然室内でムカデに遭遇!
これはとても気分がいいものではありません。
いったいムカデはどんな状況になると発生してしまうのでしょうか。
雨が多いとムカデが発生しやすいと言われています。
このことからもわかるように、ムカデはジメジメと湿気がある場所を好みます。
ほかにも薄暗い場所も好むといわれています。
目にしなくても、そういった場所にはムカデが潜んでいる可能性があります。
そんなムカデが室内に侵入してくる理由のひとつに、ゴキブリの卵の存在があるというのです。
ムカデはこのゴキブリの卵が好物らしいので、ゴキブリの卵が孵化する前に室内で好物を物色しているということですね。
ムカデは隙間や排水口など湿気のある場所から室内へと侵入してくるのです。
ムカデは夜行性?
ムカデは夜行性なのか昼行性なのか、そのあたりもしっかり把握していれば対処の方法も見つかりそうですよね!
ムカデは夜に活動し、昼間は土の中に潜んでいますので、夜行性ということになります。
夜、窓を開けたままにしているとムカデが室内に入ってきてしまうので、注意です!
ムカデの生息地は?
ムカデは全国的に生息しています。
とくに森林や洞窟といった湿っていて隠れる場所があり、陽の当たり難い場所に多く生息しています。
実は都会の中にもムカデが潜むことができる場所があります。
花壇の中、コンクリートの隙間などです。
ムカデって冬眠する?
通常であれば、ムカデは冬眠する側になります。
しかし、冬眠しているはずの冬にムカデを目撃したという情報も出ています。
もしかしたら温暖化などの関係で、自然の理が崩れはじめているのかもしれませんね。
さらに室内に侵入したムカデなら、温かい室内で冬眠の必要性を感じず、冬であっても快適に活動できてしまうのかもしれません。
益虫とも呼ばれる理由
ムカデはゴキブリの卵が好物と書きましたが、成虫となったゴキブリも捕食します。
ゴキブリのほかにも室内で見かけると嫌なネズミやクモなども捕食対象なので、室内にいればそれらを退治してくれる存在になります。
ムカデの容姿は気にならず、とにかくゴキブリを退治してくれる大切な存在と思えるのなら益虫なのかもしれません。
しかし、そうはいってもあの容姿です……ゴキブリかムカデか、究極の選択です……
ムカデが幸運を運ぶと言われることがある?
ムカデは占いなどでは幸運の存在とされているようです。
たとえば、ムカデは毘沙門天の使いと言われているため「負けない」という信仰があるようです。
そのため、兜のデザインにムカデを使うことも多々ありました。
戦国武将で言えば伊達成実の兜がまさに虫!
ムカデやゲジゲシでは……という見方もできるのですが、毛虫をモチーフにしたというのが有力なようです。
毘沙門天の使いにちなみ、金運などのご利益もあるようで、そういったところから夢でムカデを見ると幸運と言われているようです。
すごいところでは、宝くじが当たった! という情報もあります笑
最強のムカデは?
ムカデは種類も多く、大小関係なく噛まれれば物凄く痛いのである意味強い存在ともいえると思います。
そこで、ムカデの中でどのムカデが最強なのか、ちょっと調べてみました。
どうも、ベトナムオオムカデが最強のようです。
餌を食べるベトナムオオムカデ
全長30センチにもなり、猛毒でヘビを相手にしても怯むことなく圧勝してしまう存在のようです。
唯一、人間を死に至らしめたことのある種だとか・・・恐ろしいですね。。。
まとめ
見た目だけで毛嫌いしてしまうムカデですが、そんなムカデがなぜ毘沙門天の使いと言われているのかまではたどり着けませんでしたが、そんな理由から幸運の存在であるとは驚きの事実です。
でも、長年毛嫌いしてきた人にとってはすぐに受け入れられるものでもないと思います。
また通常サイズのムカデでさえ嫌なのに、世の中には30センチにもなるムカデが存在している……驚きと衝撃でした。
ムカデに対し愛好家の方もいるようなので、もしかしたら奥深い存在なのかもしれません。
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