イカというと、大きめのスルメイカから可愛らしいホタルイカまで、様々な種類があります。
イカって料理にほんの少し入れるだけでダシが出て、香り豊かに仕上がるので我が家ではお好み焼きなどで重宝しています。
でも、イカに含まれる栄養って、今まで考えたことありますか？
普段から天ぷらや煮物などで活躍し、何気なく食べているイカですが、一体どんな栄養が含まれているのでしょうか。
そこで今回は、イカに含まれる栄養とプリン体の含有量や寿命、そして余すところなく食べる方法についてご紹介します。
目次
どんな食べ物？
イカは10本の腕を持つ、ヒレの三角形が独特な海の幸です。
イカというと、どうしても皮を剥ぐのが大変だったり、調理中に油ハネが気になったりしてなかなか丸ごと１匹は使わないという人が多いのではないでしょうか。
イカは体内に墨袋を持っていることで有名です。
そのため、イカ本体だけでなく、墨を利用したパスタなどが人気となっています。
イカは、日本では青森県八戸市が一番の漁獲量を誇ります。
イカは夜行性で、光に集まるという習性があるため漁業は夜中におこなわれます。
一番有名なスルメイカの旬は、夏から秋にかけての時期となります。
栄養にはどんなものがある？
イカは、高たんぱく低カロリーの代表的な食べ物で、100gあたり88キロカロリーと非常にヘルシーです。
では、実際イカにはどのような栄養素が含まれているのでしょうか。
・タウリン
魚介類に多く含まれている栄養素で、疲労回復効果のある栄養ドリンクでもおなじみの成分です。
イカはタンパク質が高いので、この疲れを取るタウリンも摂取できるということでからだを鍛えている人にもピッタリな食べ物といえそうです。
・ビタミン類
イカは、なんとビタミンD以外のすべてのビタミン類を含んでいます。
ひとつひとつの含有量はそこまで多くはないのですが、満遍なく栄養がとれるというのは良いことですよね。
・必須アミノ酸
必須アミノ酸は全部で９種類ありますが、イカはこの９種類すべての必須アミノ酸含有量が基準値を上回る量含まれているのです！
アミノ酸はタンパク質を構成するためには欠かせないものです。
イカのタンパク質は、ただ量が多いだけではなく非常に良質ということなのです。
スルメイカの捌き方
栄養素によるからだへの効能は？
イカは豊富な必須アミノ酸とタウリンが主な栄養素となりますが、からだにとってどんな効能があるのでしょうか。
・コレステロール値を下げる
イカはもともと、コレステロール値が高い食べ物と言われていました。
しかし、コレステロールには２種類あって善玉と悪玉コレステロールがあります。
イカに含まれているのは、善玉コレステロールで、悪玉コレステロール値を下げて善玉コレステロール値を上げてくれる働きがあるのです。
そのため、高脂血症などの生活習慣病の予防に役立つのです。
・ダイエット効果
イカは高たんぱく低カロリー、さらには低脂肪なダイエット向きの食べ物です。
含まれるタウリンが、血中コレステロール値を低下させます。ダイエット中はイカを積極的に食べていきたいですね。
個人的には、噛みごたえもあって甘さもあるので、ダイエット中でも満足感を得られやすいのではないかと思います。
・疲れを取る
タウリンは疲労回復効果があり、さらにタンパク質を構成する必須アミノ酸がバランスよく豊富に含まれているので、栄養素がエネルギーに代謝されます。
そのため、疲れを取りつつ元気も保ってくれるという効能もあるのです。
栄養を余すことなく取れる食べ方は？
イカに含まれるタウリンは熱に弱いので、食べるのならば刺し身などの生食が適しています。
生食が加熱するよりも柔らかい状態で食べることができますし、甘さも強いです。
生食が苦手な場合には、良く煮込んで硬さを無くしてから食べると美味しいですよ！
わたしは子どもの頃からイカそうめんが大好きで、よく食べていました。
大人になってからはイカを調理する機会がグッと減ってしまったので、これからは疲れを取ったり良質なタンパク質を摂取するために意識して食卓に並べようと思います。
痛風時にイカは食べれる？
痛風で気になる数値がプリン体の含有量。
低カロリーで高タンパク、栄養価も豊富なイカのプリン体はどのくらいなんでしょうか？
こちらですが、イカの種類によって違います！！
ヤリイカは１００g中160mg含まれており、スルメイカに関しては190mgです。
以下に一般的な１００ｇあたりのプリン体含有量の基準を示します。
300mg以上 極めて多い
200~300mg 多い
50~100mg 少ない
50mg未満 極めて少ない※一日当りの摂取量は400mgが目安とされています。
こちらを参考にすると、イカは「多い」に差し掛かるところでしょうか。
「極めて多い！」というわけではありませんが、食べ過ぎると身体に影響が出そうですね＾＾；
イカは知能が高い？
なんとなくの主観になってしまいますが、パッと見イカはあまり知能が高くないように感じるのは私だけでしょうか？
しかし、そんな予想を裏切る知能の高さがイカにはあるようなんですね。
イカの体にマーキングして鏡に写し、その映っているものが自分の身体と認識できるかどうか、という知能を確かめるテストがあるようなのですが、その結果からイカには人間の６歳並みの知能があるのではないかと言う結果が出たそうです！
これは驚きですよね。
無脊椎動物の中で、イカは脳の量が相当多いようです。
イカの寿命
そんな頭の良いイカはどのくらい生きるのでしょうか？
結論からいいますとかなりの短命です。
平均的になんと１年ほどしか生きれないといいます。
水族館でいかがあまり見られないのはこの寿命の短さが関係しているようです。すぐに死んでしまいますから・・・
あの巨大なダイオウイカさえも２〜３年といいますから、どんだけ短期間ででかくなるんだ！！という話ですよね。
まとめ
墨を吐かれたら怖い！イカについて栄養や効能についてご紹介してきましたが、いかがでしたか？
イカには魚介類ではおなじみの栄養であるタウリンだけでなく、ビタミン類や必須アミノ酸も含まれています。
また、高たんぱく低カロリー低脂肪のダイエット向きな食材なので、女性だけでなくからだを鍛えている男性にも向いています。
栄養を余すことなく食べるには、やはり生食が一番なので、イカのマリネにしたりイカそうめんにしたりして、美味しくバリエーション豊かにいただきましょう！
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