「蜘蛛」と言えば皆さんご存知の虫だと思いますが、色々と不思議な部分も多い虫では無いかなと思います。
と言うのも、タイトルにもある様に縁起の良い虫と言われているかと思いきや、かたや縁起悪い虫と言われたりしてますからね。
まず見た目が無理、って言う方も多いでしょうね、私も正直蜘蛛は苦手です・・・。
グロテスクな感じがするので、少しサイズが大きいのが視界に入ると卒倒しそうなレベルです。
昔からある程度の虫は触れたのですが、この蜘蛛とゴキブリだけは触る事は出来なかったですね。
まあまあ、そんな話は置いといて今回は「蜘蛛」に関する迷信?的な事に関して色々ご紹介していきたいと思います。
要するに蜘蛛についての生態とかでは無くて、言い伝え的な方面の話です。
皆さんも一度は耳にした事がある話かも知れません、それに関して「何故?」と言う部分を掘り下げられる事が出来れば、と思います。
それではお付き合い下さいませ。
目次
蜘蛛は縁起が良い生き物ってホント?
この項のタイトルにもある様に、蜘蛛は縁起が良い生き物と言われている事があると言うのはご存知でしょうか?
もしかしたら、おじいちゃん・おばあちゃんにその様な話を聞いた記憶がある方もいらっしゃるかも知れませんね。
蜘蛛が縁起が良いと言われる所以は「金運上昇」をもたらしてくれるから、と言われています。
正直見た目がグロテスクな感は否めないので何故金運が上がるのか?と言う点に関しては不思議な気がしなくも無いですが、これに関しては迷信・言い伝えの部分が大きいと思われます。
蜘蛛の巣って近づいてきた物(虫)を張り巡らされた糸で搦めとるじゃないですか?
様々な物を捕まえる事から縁起担ぎの様な感じで「蜘蛛を見ると幸せを引き寄せる」と言われていたみたいです。
これに関しては、ネイティブアメリカンの「ドリームキャッチャー」と言う物が有名ですね。
ドリームキャッチャーとは蜘蛛の巣を模した様なネイティブアメリカンの装飾品です。
「悪い夢をいい夢に変えてくれる」との言い伝えがあり、寝床に飾っているみたいですよ。
簡単なドリームキャッチャーの作り方♪
この様に、若干の地域性はあるものの、蜘蛛は縁起が良い生き物として扱われている所もあります。
蜘蛛が神様の使いと言われている事もある!?
皆さんは蜘蛛が神様の使いである、と言う事は聞いた事があるでしょうか?
神の使いまではいかなくとも、上記の様に「縁起の良い生き物」として認識を持たれている方は多いかも知れないですね。
また、日本では「朝の蜘蛛は殺すな、夜の蜘蛛は殺せ」と言う言い伝えを聞いた事はありませんか?
地域によって言い方や文言は多少違いがあるかも知れませんが、内容・意味としては大差無いと思います。
上記の言い伝えは若干、縁起関係寄りな言い伝えな気がしなくもないですけどね(笑)。
蜘蛛が神の使いと言われている部分の側面として、「芥川龍之介」の小説の影響もあるかも知れませんね。
そう、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」ですね。
小学校くらいの時に国語の授業で読んだ事がある方も多いのでは?
内容に関しては万が一読んでいない方がいれば、詳細を書くとネタバレになりかねないので詳細は書きませんが、一部分だけ説明すると、蜘蛛がお釈迦様の使いとして書かれているんですよね。
まあ、詳細を書くまでも無く内容を知っている人、何となくわかる人の方が多いかと思いますが、一応ざっくりと書くと上記の様な感じです。
これだけで「神の使い」と言われるのか、と思われるかも知れませんが、神の使いとする事で例え小さな虫でも無用な殺生は避けなさい、と言う意味を含んでいるのかも知れませんね。
まあ、これに関しては個人的見解なので的外れな可能性もあるので特別気にしないで下さい(笑)。
殺さない方が良い?益虫としての蜘蛛
上記項目の最後の方に蜘蛛に対する無用な殺生を避ける、と記載しましたが、蜘蛛は無暗に殺さない方が良いと言われているのは確かです。
それは「益虫」としての側面があるからなんですよね。
ここまではどちらかと言うと、迷信や言い伝え、スピリチュアルな匂いが漂っていましたが、ここでご紹介する事は我々にとってどちらかと言うと得をすると言うか有難い部分があります。
と言うのは、室内で出現した蜘蛛に関してなのですが、我々人類の大敵とも言える「ゴキブリ」を食べてくれるからなんですよね。
ゴキブリを食べる蜘蛛と言っても蜘蛛にも色々種類が存在しますので、その中でも「アシダカグモ」が「ゴキブリキラー」として名を馳せています。→アシダカグモが懐くってホント?ネズミも捕食!?糸や寿命も解説
まあ正直、アシダカグモに関して言うとこれもこれで見た目のパンチ力が結構あるので、出来れば遭遇したくないんですけどね。
とは言え、害虫であるゴキブリを捕食してくれる点は紛れもなく益虫と言えるでしょう。
また、小さな蜘蛛でもダニや蚊・ハエなんかを捕食してくれる「ハエトリグモ」と言う蜘蛛たちも存在しています。→ハエトリグモが懐くってホント!?種類・捕まえ方・寿命を解説
これらの蜘蛛は上記の様な害虫を食す事から「益虫」であると言われているので可能であれば殺さない方が良いと言われているんですよね。
ただ正直、目の前に蜘蛛が現れたら例え「益虫」と言われていようが退治してしまう可能性は私は否定出来ません(笑)。
蜘蛛はコーヒーを飲むと酔っ払う
では最後になりますが、蜘蛛にコーヒーを飲ませると酔っ払うと言われています。
厳密に言うと、コーヒーにアルコールは入っていないので酔っ払う事は無いのですが、カフェインによって酔っ払った「様な感じになる」と言った方が語弊が無さそうですね。
カフェインにより蜘蛛の中枢神経が麻痺し、その様な状況に陥ると巣を綺麗に作る事が出来ません。
デタラメな巣を作ってしまい、その様が人間で言う所の「酔っ払い状態」と似ている事から蜘蛛にコーヒーを飲ませると酔っ払う、と言われているのですね。
これはアメリカの方が試したみたいなんですが、何をどう思ってこれを試したのか不思議ですよね。
まとめ
蜘蛛にまつわる事を諸々記載してきましたが、スピリチュアルな部分が多いな、と思います。
迷信的な部分もあり、はたまた守り神としての蜘蛛の存在、と言う部分もあり、生き物として非常に面白い存在では無いでしょうか?
ただ、冒頭でも記載した様に守り神だろうがなんだろうが、私は蜘蛛が苦手なので出来れば遭遇したくないですね(笑)。
以上、蜘蛛は神様の使い?縁起の良さや殺さないほうが良い理由を解説でした!!
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→鬼蜘蛛の毒は強い!?飼育方法・寿命・種類・天敵について解説