蜘蛛
と聞くと、どんなイメージですか?
蜘蛛は、怖い、嫌い、気持ち悪い、危険などネガティブが声が多いと思います。
タランチュラなど毒のもった蜘蛛など危険なものもいれば、一方でハエ取り蜘蛛のような役に立つ蜘蛛もいます。
しかし蜘蛛全般、いいイメージを持った方は少ないですね。できれば、家で見つけたくない虫だと思います。
そんな蜘蛛の中でもオニグモはご存知ですか?
名前からして、ちょっと恐いですね!
目次
オニグモの生態
オニグモは、日本全国どこでも生息しています。
体長は、雄で20mmほど、メスで30mmほどで蜘蛛にしては、大きな蜘蛛です。背中は黒褐色から赤褐色で個別差で色は若干異なります。
蜘蛛としては、大型で足には多数のとげが生えており、見た目にもかわいいとは、程遠い蜘蛛です。
私たちのイメージしている怖い蜘蛛、オニグモの名にふさわしい外見です。
民家や神社など建物周辺に見られて、大きな蜘蛛の巣を作ります。大きな垂直の正常円網を作っている蜘蛛の巣があれば、オニグモの蜘蛛の巣の可能性が高いです。
夜に明かりに集まる虫を捕まえて食べています。
地域差はありますが、夜に蜘蛛の巣を作って昼は網をたたんで物陰に隠れています。ただ、地域によっては、昼に蜘蛛の巣を作っていることもあります。
オニグモは、名前の通りの大きく、出会ったら怖い蜘蛛ですね。
オニグモに毒はある?
では、オニグモには毒があるのでしょうか?
オニグモに限らず、蜘蛛全般に言えることですが、獲物を捕まえるための毒は少なからず持っています。
蜘蛛の巣に捕まった獲物を麻痺させるために毒を持っています。
しかもオニグモは、大きいため、嚙まれたという報告があります。
人体に影響を及ぼすような毒ではなく、日本において死亡例はありません。
ただ、オニグモは、大きさから言っても、普通の蜘蛛より大きく、嚙む可能性があるので気をつけることが大事です。
嚙まれないように気をつけましょう。
オニグモの捕食!!
飼育方法や餌は?
オニグモの飼育は、比較的簡単といわれています。
プラスチックの飼育ケースで床材に脱脂綿、もしくはヤシガラ土を敷いて、ダンボールなどで足場を作ってあげて、鉢底ネットなどでアーチを作ってあげましょう。
餌は、ハエやカ、トンボ、コガネムシ、バッタなどがいいですが、ピンセットで餌を与えましょう。
素手だと手を嚙まれることがあります!!
さらに霧吹きなども準備しましょう。
蜘蛛は乾燥に弱い虫です。乾燥したら死に至るので気をつけましょう。
オニグモの材料は、100円ショップなどで揃えることが可能です。餌は、基本買わなくても、家の周りでまずは、探してみましょう。
オニグモの種類は?
では、オニグモは何種類くらいいるのでしょうか?
日本には、蜘蛛は1400種類以上存在しているといわれています。
オニグモは、コガネクモ科で種類は30種類以上います。
オガタオニグモ、アオオニグモ、ツノオニグモ、カラオニグモなど実に多い種類といえます。ネットで確認することができます。
ただ、クモに苦手意識がある方は、おすすめしません。
クモが悪いわけではありませんが、苦手な方は刺激のある映像かもしれません。
オニグモの寿命は?
では、こんな大きな丈夫そうなオニグモですが、寿命はどのくらいでしょう?
寿命は1年と言われています。
他のクモは数年生きるものもいますので、他に比べて短命です。8月から9月に産卵を行い、秋に孵化して、越冬して春に獲物を捕るようになるのが、オニグモの一生です。
もし、オニグモを見つけても、何か悪さをするわけではないのでそっとしてあげましょう。
1年の命です。大切に生きてほしいですね。
天敵はいる?
ごつくて大きなオニグモですが、天敵はいるのでしょうか?
一般的なクモの天敵がオニグモの天敵でもあります。
例えば、鳥類、トカゲ、コウモリやハチなどです。
なかには、寄生ハチや寄生ハエなどがおり、オニグモに寄生して成長していく、なんだか映画のエイリアンのようなものもいます。
天敵がいるのは自然界の摂理です。大きなオニグモといえども例外ではありません。
まとめ
オニグモ、いかがでしたか?
ネットでは、さまざまなオニグモの画像が見ることができます。
あまり癒し効果は少なく感じますが・・・クモはかわいい!という声も聞きます。
オニグモは、名前は怖いですが、人に危害を与えることはないので、出会ってもこちらから何もしなければ、お互い知らないままでいられます。
1年の命と考えて、オニグモをそっとしてあげましょう。
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