ひまわりのイメージは、夏に元気に咲いている花、パワーをもらう花のイメージですね。
暑い日でも茎をしっかり伸ばしてきれいな、大きな花をお日様に向けている姿は、元気や明るさ、生命力の強さを感じますね。
学校や公園、住宅に植えられたひまわり、とてもきれいです。
では、ひまわりの季節はいつぐらいでしょうか?
目次
ひまわりの季節
ひまわりの開花時期は7月から9月です。
ただし、気温差があるので地域によって開花時期は若干異なりますし、植える時期で変わってきます。
さらにひまわりの豆知識ですが、ひまわりは北アメリカ原産のキク科の植物なのです。ひまわりの名前の由来は、「太陽の花」という英訳からきています。
まさに太陽を花にしたのが、ひまわり?というくらい、太陽に似た花ですね。
ちなみに、お日様に向けている姿、とお話しましたが、生育途中はひまわりは、お日様を向いてぐんぐん大きくなりますが、成長が落ち着くと、東方向を向いたままの状態であることもあります。
しかも大きな元気なひまわりを育てるには4月から6月にしっかり種をまいて成長させておく必要があります。
成長に欠かせないのが、高い気温と天気のいい日です。
こればかりは、毎年変わってきますので神頼みですね。
去年はきれいな花が咲いたのに、今年は同じ時期に種をまいてもうまくいかなかった・・・なんてことが、起こるのです。
植物も何もかも、地球上にあるものは、育てる、ということが難しいですね。
ひまわりに発生する害虫
ひまわりが元気で育つには、気候的条件も大事ですが、害虫に寄生されないようにすることも大事です。
私たち人間のように、薬で抵抗するには限界があります。
ひまわりに寄ってくる害虫には、どんなものがあるのでしょう?
代表的な虫で、アワダチソウグンバイムシがいます。
体長は3ミリほどの小さな虫で、初期症状は、ひまわりの葉の色が白っぽくなってくることです。
遠くからは、はっきり見えにくいですが、よく見ると葉っぱ全体に群がっています。
キク科の花に寄ってくる害虫で、ひまわりを枯らしてしまう可能性がある、気をつけなくてはいけない害虫です。
見つけたらすぐに駆除が必要です。
→アワダチソウグンバイの駆除方法!天敵・殺虫剤・越冬も解説
ほかにも葉に白い点々のようについているものがあったら、ハダニかもしれません。
ハダニは、指でこすったら指が汚れます。ダニなので大きさもかなり小さく、分かりにくいので判断しづらいかもしれません。
→ハダニに水は効果的!?酢・牛乳・コーヒーでの駆除も解説
さらに一般的ではありますが、アブラムシやナメクジにも気をつけましょう。
オレンジ色の集団がいたら、アブラムシと考えられますし、葉が豪快になくなっていたらナメクジの仕業かもしれません。
害虫の防除と駆除方法
では、ひまわりを害虫から守り、成長させていくにはどうしたらいいのでしょう?
まずは、病気や寄生虫予防として、高温多湿の環境を避けて、水はけの良い土壌を作って、種を植えっぱなし出はなく、毎日水やりの際にしっかり見てあげることです。
葉の裏は大丈夫か?茎に虫はいないかチェックしましょう。
早期発見がひまわりの予防です。
しかし、害虫を見つけたら?
害虫に合わせた駆除剤を使う、もしくはその害虫に合わせた対策を行いましょう。
ハダニなら、水に弱いので朝夕に霧吹きで水をかけたり、アブラムシはお日様を嫌うので日当たりのいい場所に移動させたり、ハダニのときのように霧吹きをかけてみましょう。
ナメクジは箸などでつまんでどこかへ処分したり、ヨトウムシは、米ぬかが好きで、米ぬかをひまわりより遠いところにおいておびき寄せましょう。
駆除剤は、オルトラン粒剤やモスビラン・トップジンMスプレーやナメトックス液など害虫に合わせたものを使用しましょう。
分からない場合は、ガーデニング専門の店員さんに聞いてみましょう。
ひまわりがかかる病気
では、ひまわりがかかる病気にはどんなものがあるのでしょう?
害虫もさまざまいましたが、病気もあります。
例えば、黒班病です。地面に近い葉から感染していき、黒っぽい模様が葉全体に広がっていきます。放置すると、葉が枯れていきますので、早期の発見が大事です。
7月から8月、花が咲くころに気をつけるのが、べと病です。
日当たりが悪かったり、水はけが悪いと起こる病気で、葉の裏にすす状のカビが生えます。放置すると、黒く変化して、ひまわりごと枯れてしまいます。
葉ごと、とって処分しますが、近くに放置すると、放置した葉から元気な葉に感染するので注意が必要です。
褐班病という病気もあります。葉の先に褐色の斑点ができて、その斑点がひろがっていきます。
ほかにも菌核病という、花の裏に発生する病気もあります。これも褐班病、同様広がっていき、ひまわりを枯らす原因となります。
病気の予防と対策
ひまわりの病気を防ぐには、水のやりすぎに注意です。
ひまわりは梅雨の時期に重なるために、難しいですが、表面が乾燥しているときにみずをあげましょう。
あまりやり過ぎると、ねぐされにもなります。過剰な養分のやりすぎや多くの植物などとの密集栽培も避けましょう。
風通しが悪くなると、虫や病気になりやすくなります。
日当たりも大事です。
どうしてもかかってしまった病気には、サンボルドーやモスビラン・トップジンMスプレーなどを使って病気拡大を防ぎましょう。
まとめ
ひまわりは、私たち人のように、病気になったからといって痛い!とかしんどいなど声に出せません。
害虫がいても、自らどうすることもできません。
私たちが、育てていく中で気づいてあげることが大事です。
初めにお話しましたが、なんでも育てることは、大変ですね。
よかったらこちらの記事もどうぞ♪
→コニシキソウの白い液に毒性はある?特徴や花言葉・駆除方法も解説