アナグマ たぬき 違い 見分けかた 生息地



日本には昔から親しまれている野生動物がおり、タヌキなどは日本の諺や昔話などに登場することが多いですよね。


また同じ姿かたちをする野生動物の中にアナグマも存在しますが、皆さまはどちらがタヌキでどちらがアナグマか見分ける事はできますか?


今回は、そんなアナグマとタヌキの違い!見分け方や生息地について解説したいと思います。

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アナグマの生息地

アナグマは、日本、アジア全域、又はヨーロッパ全域の温帯域に広く分布しており、日本では本州、四国、九州、小豆島と北海道を省いた山地や森林、雑木林、野山などに生息し主に家族単位で生活しています。


因みに、日本国内に分布するアナグマは日本固有種のニホンアナグマの事を指しており、タヌキのように人里に降りてくる事がない為、人目に付くことはないと言われています。

アナグマとタヌキの違いは?

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アナグマとタヌキは一見するとよく似ており生態なども似ている為、混同する人は多いですが、決定的な違いは、アナグマはイタチ科でありタヌキはイヌ科であるため全く別の生き物になります。


顔の模様は鼻に白いスジが入っている事からどちらかといえばアナグマはハクビシン寄りかなとも言えますが、やはり全体的に体型がずんぐりとしているところで迷うのかもしれませんね。


また違いはこれだけでなく生態や足跡などのちがいもあり、詳細については以下のようになります。

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・生態

どちらも野山に棲み性格的にも臆病ですが、日本のタヌキは人里に近い所で生活するため、人目に付きやすく都市部でも見られることがあり、アナグマは人目につくことはないようです。

また、どちらも地中の穴の中で休んでいる事が多いですが、アナグマの方は自分で巣穴を掘り、タヌキはアナグマや他の動物が掘った穴を利用します。

そんなところから「同じ穴のムジナ」と言う言葉がうまれたようですが、地方によってはこれがアナグマだったりハクビシンだったり、又は逆説もありアナグマとタヌキの両方をムジナと呼ぶ地域もあったりで混同される事が多いです。

しかし、実際はムジナと呼ばれる動物は存在しないとされています。


昼に活動するアナグマ

・子育て

タヌキは、繁殖期以外は単独で暮らしていますが、繁殖期を迎えペアが決まるとその関係は生涯続き、妊娠期間中もずっとオスがメスの側に付き添い、子供が生まれた後もメスのもとへ餌を運んで子育てを手伝うと言います。

また、メスが餌を探している間はオスが子供の面倒を見ており、子供が独立した後もペアで生活します。

一方、アナグマは一頭のオスを中心に数頭のメスと子供で群れを作って生活し、春に産まれた子供は、秋の繁殖期を迎える頃に独立しますが、母親はメスの子供一頭だけを自分のもとに残し、共に生活しながら次に生まれてくる子供の子育てを手伝わせて教育します。

タヌキは今流で言えば、素敵な「イクメン」パパであり、アナグマの母は人間社会で言えば昔の強いお母さんと言ったところでしょうか。

野生動物の子育て術は、今の人間社会にとってお手本になるところがたくさんありますね。

・足跡

脚の指の違いも大きな判断基準になり、アナグマの場合、前肢・後肢共に指が5本あり、爪は鋭く親指は他の4本指より離れて付いています。

それに対してタヌキはイヌと同様に前肢は5本あり親指もありますが、後肢は4本あるのが特徴です。

その為、野山で足跡を見かけた場合は、この違いいついて見分ける事もできます。

・生活形態

イタチ科の動物は単独生活をするものが多いですが、同じイタチ科でもアナグマは群れで行動することが多く、縄張りを持ち幾世代にわたる多数の集団で生活します。

タヌキは、主に単独もしくはペアで生活することが多く、ペアである場合は相手が死ぬまで解消されないと言われています。



このようにアナグマとタヌキは似ていると言われていますが、調べて見ると細かな違いがある事が分かりますね。

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分かりやすい見分け方は?

生態系や足跡などの違いは分かりましたが、野山で急に遭遇した場合一目で見分けるには、やはり外見の特徴などを知っている事が大切です。


そこで2種類を分けてご紹介したいと思います。

・アナグマ

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体長は45cm~70cm、体重は8kg~15kg

体色は、背側が灰褐色、又は褐色で腹部と四肢は黒っぽいです。

また、口先から目や耳にかけて暗い縞模様がありその間は白っぽくなっています。

尾は短めで四肢も太くて短めであるため、全体的にずんぐりとした体型をしています。

・タヌキ

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体長は50cm~70cm、体重は3kg~10kg

体色は、一般的に灰褐色で目の周りや肢は黒っぽく、幼獣は肩から前肢にかけてこげ茶色の体毛で覆われており保護色のようになっていますが、成長と共に目立たなくなります。

アナグマ同様に全体的にはずんぐりとした体型に見えますが、実際は肢も尾も長めで犬の体型により近く、特に夏毛に生え変わる時期などは全体にスリムになるためよく分かります。

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アナグマは猫を襲うこともある?

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アナグマはタヌキなどと同じ雑食性であるため何でも食べますが、タヌキのように猫を襲ったと言う事例は確認されておらず、逆に猫のエサなどを横取りしたり、その後ちゃっかりと猫小屋で休んでいると言う事は確認されています。


近年では環境の変化などが自然の形態を変えてしまい、エサ不足が生じた事で、本来人里に姿を見せないはずのアナグマが餌を求めて人里へ降りて来ざるを得ない現実には悲しみを感じてしまいます。

まとめ

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アナグマとタヌキは良く似ていますが、この両者はまったく別の種類であり、イタチ科とイヌ科に分類される生き物です。


また、食性や生態なども似ていますが、細かなところを調べて見るとその違いもあり、子育て方法などにも違いがあります。


タヌキの場合は、現代風の日本社会にかぶるところもあり、一方アナグマは昔の日本社会を思わせるところも感じられますが、どちらも子供を大切に育てると言う事には感心する所もあります。


動物社会は今の日本社会の家族の在り方や子育てなどのお手本にもなり得ると感じたのは私だけでしょうか。


以上、アナグマとタヌキの違い!また見分け方や生息地などについての解説でした。


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