「コニシキソウ」と言う名前を皆さんは聞いた事や知っている方はどれくらいいるのでしょうか?
名前から連想すると、我々の年代で「コニシキ」と言われたら「小錦 八十吉」が思い浮かびますが今の若い子に分かりますかね?
まあコニちゃんの事は置いといて(興味ある方はググって下さい)、今回は「コニシキソウ」についてのアレコレをご紹介したいと思います。
コニシキソウも所謂、雑草なので見た事はあるけど名前は知らないって人も多いかと思います。
画像を見て初めて「あ、これがコニシキソウなのね」となる場合が大半では無いでしょうか?
普段生活していて外を出歩く際に、雑草たちが視界に入っても特段気にする事は無いかと思います。
でもただの雑草と思っていても、色々な側面を知ると新たな発見があるかも知れないですよ。
ではコニシキソウにはどの様な発見があるのでしょうか?
貴方にとっていい発見なのか悪い発見なのかどちらでしょうか!?
目次
コニシキソウの特徴
まず最初にコニシキソウとは、と言う部分を説明しておきましょう。
コニシキソウとは分類上はトウダイグサ科トウダイグサ属に分類される植物の一種です。
北アメリカ原産で日本に明治頃に入ってきてそこから日本に定着したと言われています。
日本国内での分布域ですが、現在ではほぼ日本全域に定着しており比較的容易に見る事が可能でしょう。
生息域に関しては道端や空き地、自宅の庭など色んな所で生育しているのを確認出来ると思います。
このコニシキソウの近似種で「ニシキソウ(在来種)」と「オオニシキソウ(外来種)」と言うのがあります。
コニシキソウの見た目の特徴ですが、茎が赤っぽい色をしており、枝分かれして地を這う様に横に横にと広がっています。
葉は茎に沿う様に対になってついており、形は楕円形に近く大きさは約1㎝前後、葉の中央付近に赤紫っぽい斑点があるのが特徴です。
また、茎を折ったり切ったりすると白い乳汁が出てきます。
この乳汁については下記でご紹介しましょう。
白い液に毒性はある?
上記項目の一番最後に触れた様に、コニシキソウの茎を折ったりすると白い乳汁が出てきます。
植物の中には茎を折ると白い液が出てくるのはコニシキソウに限らず数種存在しています。
この白い液は何なのか、毒性はあるのかどうか調べてみましょう。
コニシキソウの液から出る白い液ですが、触ってみると少し粘り気がある事が分かります。
ただこれを無暗に触ってしまうと「痒み」や「かぶれ」の原因になる可能性があるので極力触らない方がいいと言われています。
また万が一誤って食べてしまった場合も「嘔吐」・「腹痛」・「下痢」と言った症状を引き起こす可能性があるとの事です。
しかしながら、この有毒成分に関してはその全てが解明されている訳では無いので、そういった意味でも少し危険であります。
有毒成分が全て解明されていないので、上記に記載した様な症状が100%出る、とは断言しずらい部分があるのは正直な所ですが、安全を期すため無暗に触らない方が無難であると思えます。
コニシキソウの花言葉は?
コニシキソウの花言葉に関してですが、下記の様なものになります。
それぞれ挙げてみましょう。
①執着
②密かな情熱
③変わらぬ愛
中々ロマンチックな花言葉じゃないですか。
ただ、、、①~③を全てまとめて端的に説明すると、ストーカーみたいに思えるのは私だけでしょうか?
いや、悪意があって書いている訳では無いので悪しからず(笑)。
コニシキソウとアリの関係
コニシキソウとアリの関係についてですが、数年前にNHKで番組が放送されていたのでそれを見た方はご存知かと思います。
生憎私は見ていないのですが、コニシキソウとアリには密接な関係があるみたいです。
これをですね、端的に説明しますと、コニシキソウは夏~秋口にかけて花を咲かせます。
この花の蜜を目当てとしてやってくるのがアリなんですよね。
蜜を吸う際に頭に花粉が付く訳ですよ。
それが雄しべから雌しべへと言う具合にアリを介して受粉していく訳なんですよね。
即ち、コニシキソウはアリによって受粉を行っていると言えます。
アリは蜜を得られ、コニシキソウは受粉を行える、実に「Win-Win」な関係と言える訳ですね。
高画質!!
コニシキソウの駆除方法
では最後にコニシキソウの駆除方法に関してご紹介しましょう。
コニシキソウは雑草としても名高く、結構嫌われ者です。
色んな所に生えるし、広範囲に広がると厄介です。
簡単な駆除方法としては薬剤分布が一番効き目がありますが、余り使いたくない人も多いのでは?
グランドカバーと石灰を用いる駆除方法なんか行っている人は多いのではないでしょうか?
また、人力でひたすら引っこ抜く、と言う方法もありますが、疲れますね。
上記の項目で記載した、アリとの密接な関係があるのでアリを根絶する、と言う方法もあります。
要するにアリによる受粉を防ぐ、と言う訳ですね。
そうなるとアリの巣コロリの出番ですね。
まとめ
コニシキソウについてまとめてみましたが、貴方にとってなにか発見はあったでしょうか!?
花言葉は少し意外な感じがしましたが、アリとの関係については正直知りませんでした・・・。
人によっては忌み嫌われる雑草にはなってしまいますが、実に逞しく生きているものです。
その中には生きていく「知恵」も垣間見えました。
以上、コニシキソウの白い液に毒性はある?特徴や花言葉や駆除方法も解説でした!!
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