朝からしっかりメイクして髪をセットして大事なデートやお仕事に望む準備をしたのに、思いもよらない風や突風や雨で台無しになることはありませんか?
メイクは、メイク直しセットでどうにかできても、髪は、乱れたところを修正するのは難しいです。
しかし、人の印象は5秒で決まると言われており、その中でも髪の印象はかなり重要です。
毛先がパサついていたり、はねていたりしたら、印象も年齢より上にみられやすいです。清潔感からいっても、いい印象は受けませんよね・・・
髪は、それほど重要なものなのです。ただ、困ったことがあります。
それは、地下鉄です!!
目次
地下鉄の風で髪が乱れる
地下鉄を通勤、通学など日常でご利用している方は、実感されていると思いますが、階段を下りていくときに、ちょうど電車が来ると、一気に風が舞って髪どころか、服まで乱れるくらいの強さの突風がきます。
これは、朝にしっかりセットしようが、どうしようが抗えない現実ですね。
テンションも下がるし、毎日のやる気もなくなります。
地下鉄=髪が乱れる
のような印象を持っている人も多くいるかと思います。一度ぼうしが飛ばされる人を私は見たことがあります^^;
もし、これを避けたいのなら、電車が去ったあとにゆっくり下りるか、髪のセット直しアイテムにドライヤーなど持ち歩くことが髪のためにはいいのかもしれませんね。
地下鉄で風が強くなるのはなぜ?
では、なぜこんなに地下鉄は風が強くなるのでしょう?
分かりやすいイメージで例えますと、地下鉄自体は水鉄砲の筒です。
地下鉄を走る電車は、筒の中に入れる、棒です。
水を勢いよく外に出すために、棒をぐーっと押します。地下鉄は、この水鉄砲のようになります。
地下鉄という筒の中の圧力が電車という棒に押されたり、緩められたりします。
水鉄砲で例えましたが、若干違いはあります。
水鉄砲は、水がでる穴がありますが、地下鉄は前方に空気が出ていく穴があるところはそう多くありません。
イメージでは、水鉄砲の水が地下鉄の中の空気です。
電車が来たり、去ったりすることで圧力がかかり、風となって地下鉄の出口である上昇します。
さらに、多くの人がいることで地下鉄のホーム内の空気が外の空気より温まることで空気の流れも上にいきます。(空気の流れは、温かい空気は上に上がる性質があります。)
強いところで風圧はどのくらいになる?
では、その地下鉄の風圧ってどのくらいなんでしょう?
ときどきその圧力にびっくりすることがありますね。
東京で風の強い地下鉄がありますが、風速10m/s以上あるのではないかといわれています。
私たちがその風を感じると、体重の軽いお子さんや年配の方はバランスを崩すくらいの影響があります。
さらに気をつけたいのは、電車の近くで並んで立っているときです。
電車は、風で私たちを飛ばしますが、そのあと吸引力があり、巻き込みます。気をつけないと、風に巻き込まれて転倒したり、ホームに落ちる可能性もあります。
地下鉄ホームには、強風注意!のポスターが多いですが、これは事故防止のためです。
くれぐれも地下鉄の風には、ご注意ください。
この風で風力発電しようとしている国がある!?
最近、風力発電が注目されていますね。
環境に害を与えない、エコなエネルギーだからです。では、この地下鉄で発生する風を電力として利用できないでしょうか?
実は、この風を使おうと動いている国があります。
それは、インドです。
インドでは、大学生が地下鉄の強い風が何か役に立つのではないかと、2013年に風力発電として取り組みが始まっています。
地下鉄内の電気は、電池として蓄積されるそうです。2013年段階では1時間に5キロワット電力を作ることができました。
ただ、実用化には至らず、まだまだ実験段階だそうです。
そのあと、どうなっているかは、残念ながらはっきりとはわかりませんが、面白いところに注目したアイディアですね。
実際に何かに利用できたら?楽しいですね。
風力を使って発電できると、いざとなった災害などにも対応できるのではないでしょうか?
見る人が見たら、この風は、厄介者ではなく、未知なる力かもしれません。
まとめ
いかがでしたか?
地下鉄の風、髪を乱す厄介者ですが、実はすごい可能性を秘めたエネルギーかもしれません。
いざとなった時に、発電した力で電車が動いたら助かることがあるかもしれません。だいぶ未来の話になりそうですが。笑
毎日、通勤、通学には、できれば回避したい風ですが、何かの役に立てば?この風への気持ちもちょっと前向きなイメージになるかもしれませんね。
ただ、風が強いときは、気をつけて階段を下りたり、ホームでお待ちください。怪我のない毎日が大事です。
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