夜に空を見上げると、きれいな星が輝いています。
遠い昔、羊飼いが夜の羊番をしながら、星を見て暇な時間を紛らわしたそうです。その話がギリシア神話として今も伝えられています。
話は変わりますが、30年以上昔に「ハレー彗星」がブームとなったことをご存知でしょうか?
76年に1回とも言われて、人生で最後のハレー彗星だと世界が、その日に一番見やすい場所に旅行に行ったり、カメラで記念に写したりしました。
目次
彗星とは?
では彗星とは?星と違うのでしょうか?
ちょっと難しい表現をしますが、私たちがイメージする星というよりは、惑星のようなイメージが彗星です。
太陽を中心に地球や火星や冥王星、海王星などさまざまな惑星が回っています。
大きな惑星のほかにも小さな星も数多く回っています。
その小惑星が「彗星」です。
例えば、地球は一年、約365日かけて太陽の周りを一周しますが、彗星の周期はバラバラで3年かけて1周する彗星もいれば、数百年かけて1周する彗星も存在します。
なんともびっくりする話ですね。
しかし、ブラックホールが解明されていないように星もまた、私たちの現代において未解明が多いです。
人類と同じ文明があるのか?空気や水が存在するのか?宇宙人とはいるのか?
惑星や彗星は、そんな好奇心をかきたてる存在です。
パンスターズ彗星がきれい!!
隕石とは違う?
では、「隕石」とはなんでしょう?
最近、世界中で隕石落下のニュースが増えました。隕石で家が壊れた例もあります。日本でも隕石で壊れた家は、保険適用できるか?なんていうニュースもあるくらいです。
私たちのイメージは、巨大な石=隕石ではないでしょうか?
実は、隕石の実態は、はっきりわかっていません。
ただ、推測としては、彗星のような小さな惑星、もしくは惑星同士が衝突して、その衝突のときの破片が隕石と考えられています。
さらに隕石は、摩擦熱など、熱を持った状態で地球に落ちてくるので大変危険です。
映画でも火の玉のような石が地球に降り注ぐシーンがあり、エイリアンが攻めてきたりするストーリーがありますが、隕石が落ちてきているのです。
あくまでも架空のお話ですが、最近のニュースを見ていると、映画の世界のお話と割り切れないものがありますね。
流れ星との違いは?
小さなことから「流れ星」を見たら流れ星が消えるまでに願い事を3回言えたら、願いが叶うなんてお話ありましたね。
今でも流れ星を見たら、つい願い事を念じてしまいますが、流れ星と彗星は違うのでしょうか?
流れ星、とつきますが、星ではありません。
流れ星とは、ある現象を示した言葉なのです。
では、どんな現象かというと、太陽のまわりを回っている小天体(0.1mm以下の小さな固まり、塵のようなもの)が地球の大気に衝突して大気中に入って発光したものなのです。
どこかの星がスーッと流れていったものではないのです。
しかし、小さなものが発光するにはすごい力がありますね。遠くてもはっきり見えるのですから。
彗星にはいろいろな種類がある?
では、お話を彗星に戻しますが、彗星にはどんな種類があるのでしょう?
やはり有名なのが「ハレー彗星」ですね。
ハレー彗星は、前回1986年に見ることができましたが、先にお話しましたように、地球に近づくのは76年後です。次は2061年と言われています。
いろいろな彗星が存在するの中で一番初めに発見されたのがハレー彗星です。
次に会えるのが楽しみですね。
2番目に発見されたのが、エンケ彗星です。
ほかにもクロンメリン彗星があります。
星を見つけたら、自分の名前が付けられる、というお話を聞いたことはありませんか?まさに彗星も見つけた人の名前がつけられます。
ただエンケ彗星は、最初の発見はピエールという方でした。
日本人も彗星に名前を付けています。
有名な方が、アマチュア天文家の本田實さんで彗星を12個を生涯で発見したそうです。
天文学を学び、岡林さんと一緒に岡林・本田彗星という彗星を発見したのが最初だそうです。
ロマンがありますね。自分の名前がずっと呼ばれ続けると思うと、星や彗星を見るのが楽しくなりますね。
まとめ
いかがでしたか?
今まで隕石?流れ星?彗星?の違いを考えたことはなかったでしょう。
私たちが今見ている星は、何万光年も遠いところからの光と言われています。その年数は50年以上かなたの星の光が届いているとも言われてます。
宇宙は、いまだにどうなっているかわかりません。空を見上げるとその空から、無数の世界があるのですね。
羊飼いがはるか昔、電気のない時代に寝転びながら、それを見て神話を作り、そのときには、考えられなかった、人類が今、宇宙に行ける時代が来ることを。
ただ、どの時代にも人類の星への興味は、変わらない情熱がありますね。
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