世の中には色んな種類の雑草が生えていますが、中にはちょっと厄介な雑草の存在しています。
まあ、「雑草」と言う物の定義をどう引くのか、と言う点になると人によりけりの部分は出てきますけどね。
そこの捉え方の部分は一先ず置いといて、我々人間が意図せず育っている草を「雑草」と呼んでいますよね。
今回はその雑草の中でも非常に厄介と言われている「スギナ」についてご紹介していきたいと思います。
スギナの何が厄介なのかと言う点を中心に各種記載していきます。
皆さんもスギナと言う名前は知らなくても見た事がある方は多いと思います。
その部分も含めて、スタートしていきましょう。!
目次
スギナが厄介
まずスギナについての説明だけ先にしましょう。
スギナとはシダ植物門トクサ綱トクサ目トクサ科トクサ属の植物の1種であり、別名「地獄草」と呼ばれています。
では何が厄介なのかと言いますと、スギナは引っこ抜いても引っこ抜いてもどんどん生えてくる繁殖力を持っている雑草です。
即ち、簡単な「草むしり」程度では防除出来ない点と、放置しておくと一面スギナだらけになってしまう可能性があるので厄介な雑草と言われています。
基本的には湿気の多い場所を好むのですが、それはあくまでも好みのポイントであって畑やはたまた自宅の庭先にもどんどん生えてきます。
やはり何度も何度も草刈りしても生えてくる点が一番厄介と言えるでしょう。
そこらへんが「地獄草」と呼ばれている所以ですかね。
スギナとつくしって違うの?
皆さんは「つくし」はご存知ですよね?
つくしが芽吹いてきたら春の訪れが近い事を感じる方は多いのではないでしょうか。
春の訪れを目で感じるだけではなく、調理する事によって舌でも感じられる点がつくしの特徴だと思います。
ここまでスギナについて記載してきたのに、いきなり何でつくし?と思われるかも知れませんが、スギナとつくしは決して無関係では無いんですよ。
2~3月頃から「ニョキッ」と頭を出してくるつくしですが、あれはスギナの「胞子茎」と呼ばれる部分を「つくし」と呼んでいるのですね。
そしてこのつくしが胞子を飛ばす事によって繁殖している訳なんですよ。
スギナはシ上記項目で記載した様にシダ植物になるので花を咲かす事無く胞子によって増えていきます。
従ってつくしはスギナの「胞子茎」と呼ばれる部分の事になります。
スギナの根っこはどうなっている?
スギナは根っこがかなり強力で生命力に溢れています。
地下茎と呼ばれている分になるのですが、これは土の中で縦横に伸びスギナ同士が繋がっています。
また、この根っこ部分は少々切断されたとしても弱ってしまう事無く、また新たに新しい芽を出して増やしていきます。
例え最初は数㎝程度の根茎でも数カ月も経つと10ⅿ近く迄成長していた、と言う記録もあるそうです。
この部分からも見て分かる様に、凄まじい生命力を持っている事が分かります。
他にも根茎とは別に「塊茎」と言う丸っこいコブの様な根の部分もあり、ここからも根茎等を生やして繁殖していきます。
丸っこい部分には栄養が蓄えられている訳です。
抜き続けないとスギナは除草できない?
ここまでに幾度がスギナの根っこについて記載してきましたが、除草しようと思うと地表部分に出ている所を刈り取るだけではダメな事がお分かり頂けたのではないかと思います。
要するに元を絶たなければダメなんですよね。
多少抜いた所で土の中に張り巡らされた根っこの部分は残ってしまうと思うので、結局そこから復活していくんですよね。
仮に抜いたとしても、スギナの根っこは簡単には抜けません。
この説明だけだと少し語弊があるかも知れないので補足しますと、根の部分を含めて抜いたと思っても結局はちぎれているだけなんですよね。
スギナの根っこは土の中で繋がっているので容易に根元からは抜けないんですよ。
先程も記載した様に根っこは切断されたとしても再生するので、暫く後にまた新たなスギナが生えてくる事でしょう。
なので、スギナの除草を考える場合は「抜く」と言う行動を起こすより「除草剤」を使う方が良いでしょう。
このような除草剤がおすすめです♪
抜くのに効果的な道具はある?
除草剤は使いたくない、と言う方もいらっしゃるかも知れません。
そうなると選択肢は「ひたすら根気強く抜く」と言う方法しかありませんが、少しでも「抜く」と言う労力を和らげる道具を使いましょう。
平たく言うと、草むしり時の便利グッズ、って所ですかね。
「清水製作所」さんと言う所が発売されている園芸商品で便利な道具が幾つかありますので少しだけご紹介しましょう。
①モンブラン 根抜き一番
参考価格 ¥778(税込)
②モンブラン 草抜くぞう
参考価格 ¥1,836円(税込)
※価格はメーカー様HPより参考にしています。
これらは雑草を抜く為の道具になります。
手で抜くより遥かに労力を掛けなくて済むと思いますので、スギナが生え過ぎて困っている方は一度使用してみては如何でしょうか?
勿論、根を根絶する訳では無いので生えてきたらまた抜かなきゃいけないですけどね。
まとめ
スギナについてまとめましたが、非常に厄介な雑草である事がお分かり頂けたかと思います。
表面だけを刈り取っても、元の部分を絶たないと意味が無いんですよね。
まあでもこれって、対人関係なんかでも同じ事ですよね。
表面だけ取り繕って相手していても、根本的に嫌いならどうしようもないですもんね。
人も雑草も根が深いと厄介、、、と言う事ですね。
おあとが宜しい様で。。。
以上、スギナとつくしは違う?抜き続けないと除草できない?でした!!
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