芝生 スギナ 駆除 防草シート



雑草を除去する中で、特に苦労するのがスギナであり、抜いてもぬいても後からどんどん生えてくるため、厄介ですよね。


特に芝生の奇麗なゴルフ場などは面積も広く、その中にスギナが顔を出した場合は駆除剤も簡単に使う事ができないので大変です。

それではどんな方法で駆除が行われているのでしょうね?


今回は、芝生のスギナを駆除したい!駆除剤や抜き方・防草シートについて解説いたします。

目次

スギナの特徴

スギナは、シダ植物門トクサ鋼、クサ目、トクサ科、トクサ属の植物の一種になり、北海道から沖縄にかけて生息する在来種です。


この胞子が所謂「土筆(つくし)」と呼ばれるもので、私達日本人にとっては馴染み深い植物ですが、スギナの地下茎が驚くほど繁殖力が高い事から、スギナの地下茎が地獄の閻魔様まで届くと言うことで、別名に「地獄草」の名を持ちます。


その為、スギナは胞子と地下茎で繁茂することから多年生の難防除雑草に分類されます。


主に湿気の多い土壌を好んで繁茂しますが畑や酸性土壌にも生えるため、農家の人にとっては特に厄介な植物です。


その繁殖力は、かつて広島に原子爆弾が落とされた後、一番最初に芽を出した植物がスギナだったと言う事もあり、如何に繁殖力が凄まじいかが分かりますよね。


因みに、耐寒性もあり地下茎は5℃~10℃の寒さでもたくましく伸びると言われており、それだけに除草するのが難しいようです。

芝生に生えるスギナを除去したい!

芝生 スギナ 駆除 防草シート



スギナの茎は地下の深い部分で根とつながっている為、放っておくとどんどん生長して庭一面がスギナだらけになる事もあります。


その為、小さな芽からこまめに摘み取る事である程度繁殖は抑えられますが、ゴルフ場などの広大な芝生上にスギナが芽を出した場合は大変な労力になります。


そこで、いくつかの駆除方法をご紹介したいと思います。

駆除方法①・・・抜く(上手に抜く方法)

雑草は、小さな芽の内からこまめに摘み取る事で繁茂を抑える事ができますが、抜く時には根の奥からしっかり抜かないと、また直ぐに芽を出してしまいます。

特にスギナの地下茎は、長く横に連なり思ったよりも広範囲にわたって伸びており、地下茎の途中に塊茎をつくる事で養分を溜めこむため、途中で千切れても直ぐに芽を出し、切れる事でより一層増える原因にもなります。

しかし、摘み続ける事でスギナが細く弱ってしまい、やがて枯れる事にもなる為、根気よく抜くと言う方法は有効的だと言えます。

その際、手が汚れる事が気になる場合は、「雑草抜き」などを使うと良いでしょう。

駆除方法②・・・除草剤

芝生 スギナ 駆除 防草シート



スギナの特徴から考えます。駆除する場合は胞子を飛ばさ内容にしましょう。そして地下茎を掘り起こさないで、なるべく一度に枯死させることが一番です。

それにはスギナ専用の除草剤などを使う事で完全に駆除できるものと考えられます。

特にグリホサート系の除草剤は、茎や葉から植物内を移行し根まで枯れさせると言われております。

そして中でも、ラウンドアップやサンフーロンなどは、多年生雑草の根までを枯らす事ができます。

そして持続性又は残効果性もない事から使用した後すぐに作付けができると言う利点があります。

しかし、この場合だと一緒に生えている芝生も枯らす事になる為、芝生の中に生えているスギナに使う事ができないのが難点です。

その場合は、イネ科でもある芝生に影響のないMCPP液剤を使う事で安全に駆除できるようです。

これらは同じ除草剤ですが、MCPP 液剤はスギナの根だけに作用するため、ゴルフ場などの広い面積に生えたスギナを駆除するには有効的と言えますよね。


薬剤によるスギナ駆除

駆除方法③・・・熱湯

様々な駆除方法がありますが、害が少ないと言われても除草剤を使う事には抵抗を感じると言う人も多く、特に小さな子供がいる場合は影響なども心配です。

その為、中には熱湯の熱で枯らす方法をとる人も少なくはありません。

確かに熱湯をかける事は有効的ですが、それは地上に生えた部分には効果があっても根本的な根を枯らすまでには届かず、地中まで熱が行き届くまでには十分な量の熱湯が必要になります。

特にスギナのように根が横に連なるタイプには、掛ける熱湯も広い面積が必要になり、何度も往復することで火傷の心配や費用もかかるためスギナの駆除には向かないかもしれませんね。

ただ応急的な事を考えれば有効的と言えます。

このようにスギナに対しての駆除方法は様々ありますが、ただ引き抜く、或いは除草剤をまく、熱湯をかけるだけでは、完全とは言えないようです。

やはり一度だけでは直ぐ生えてくるので更なる予防対策も必要になります。

予防に防草シートは効果的?

芝生 スギナ 駆除 防草シート



スギナを完全に除去するためには、繁殖となる胞子の発芽と地下茎による生長を防除しなければなりません。


その為には、除草した後にコンクリートやインターローキング、又は砂利敷きなどを行い完全封鎖をする事で再生は免れますが、スギナは生命力が旺盛であるため、少しの隙間から芽を出す事も考えられます。


その為、防草シートのような地面にシートを敷くことで太陽光を遮断し雑草の発芽を抑える事ができます。


しかし、品質によっては生地を突き破りスギナが芽を出す事もあります。


その為、中でも「エコナル防草シート」、又は「サンバーン防草シート240BB」などはおすすめできます。


これらは、シートを敷いた上から砂利やパークチップを敷く1度2施工法で、何年間も雑草を抑えるほど丈夫であり長期に渡る雑草取りの手間も省くことができます。


雑草対策にはこのように様々な事が開発されており、便利になりましたが、除草はやはり原始的な方法でひたすら抜く事が一番と思われます。


確かにこまめに抜き続ける事でスギナは細く弱り、やがて生えてこなくなると言う体験をしている人も多くいるようです。


防草シートの選び方♪

まとめ

芝生 スギナ 駆除 防草シート



雨が続いて気温が上昇すると様々な雑草が芽吹いてきますよね。


中には地表一面を覆ってしまう草もあり、またスギナなどは根が長くのびてどんどん広がってしまう雑草です。


特にスギナは地下茎が根に繋がって生える事から、抜いても千切れた所からどんどん増えてしまうため農家の人にとっては厄介です。


近年では様々な除草剤やアイテムなども売られており、便利にはなりましたが、ゴルフ場や広大な面積の除草以外は、環境や子供への影響を考えると、やはり原始的な方法が一番良く、ひたすら抜き続ける事が良いようです。


抜き続ける事で、スギナなどの頑固な雑草でもやがて細く弱り、しまいには枯死したと言う体験者も多いので、我が家の庭に生えた雑草も根気よく抜き続けようと思います。


以上、芝生のスギナを除去したい!駆除剤や抜き方・防草シートについての解説でした。


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