皆さんも一度は名前を聞いた事があると思う「オオイヌノフグリ」。
私の記憶が確かなら小学校低学年くらいの時に理科の授業で習い、近隣の公園等に観察に行った記憶があります。
勿論、学校云々関係無しに道端で見掛けた人も多いとは思いますが、比較的色んな所で見る事が出来ると思います。
所謂「雑草」と言うカテゴリーに括られがちですが、オオイヌノフグリが群生している所で開花時期のタイミングであればとても綺麗な花をしている事が分かります。
花自体はそんなに大きくなく、どちらかと言うと小さな花なのですがとてみ見応えのある花だと思います。
では今回はそんなオオイヌノフグリについての名前の由来やその他諸々についてまとめていきたいと思います。
それでは暫しお付き合いくださいませ。
目次
オオイヌノフグリの生息地
最初はオオイヌノフグリの生息地から見ていきましょう。
現時点で日本に於いてオオイヌノフグリが見れる地域は、ほぼ日本全域と言ってもいいでしょう。
元々はヨーロッパ原産なのですが、明治初期に日本に入ってきたと言われており、その後日本に定着し今に至る、と言った感じです。
従って、特別探し回らなきゃ見つからない、と言った様な植物では無く、我々の生活圏内で見掛ける事が出来るありふれた植物です。
開花時期に関しては下記の項目でご紹介しますが、今迄オオイヌノフグリを知らなかった人でも、その花の画像なりを見て頂くと、「あー、あれか」となるのでは無いかと思いますよ。
ただ、花が咲くまでは単なる雑草として見られるので余程詳しい方では無い限りオオイヌノフグリだとは分からないでしょうね。
オオイヌノフグリが咲く季節
ではでは、オオイヌノフグリが咲く季節をここからはご紹介しましょう。
ざっくりとにはなりますが、概ね2月の後半くらいから6月前後くらいが開花時期になります。
そしてこの花なんですが、太陽の光に反応して咲くのですが一日しか咲いていないのですよ。
一日と言っても時間にすると数時間程度咲いて、後はしぼんでしまいます。
まあ、しぼむと言うか「閉じる」と言った方が分かり易いかも知れないですね。
群生している所だとずっと咲いている感じがしますが、実際は上記の様に一日数時間咲いているだけなので日替わりで咲いてるのでしょうね。
因みに花の色はコバルトブルーとよく例えられますね。
果実の形が名前の由来!?
ではここからはオオイヌノフグリの名前の由来を調べていきましょう。
冒頭で「小学校低学年時の理科の授業で色々習った」と記載したかと思いますが、その時に名前の由来を聞いたのですが当時の記憶が未だ残っています。
その名前の由来と言うのが「犬のキン〇マ」であると端的に教えられ、男子児童がざわついていたのを凄く覚えています。
要するに「フグリ」と言うのは「陰嚢(平たく言うとキン〇マ)」なのですが、果実の形が犬の陰嚢に似ている事から名前が由来になっています。
まあ悲しいかな、私も既にキン〇マにざわつく年齢では無いですが、この部分に関しては若干補足が必要です。
と言うのも、本来は果実が犬の陰嚢に似ているから「犬のフグリ」で「オオイヌノフグリ」との名前になった訳ではありません。
厳密に言うと、在来種である「イヌフグリ」が犬の陰嚢に似ているので「イヌフグリ」と名前が付いた流れがあります。
オオイヌノフグリはそのイヌフグリに似て大きいので「オオ」イヌノフグリと呼ばれる様になった訳です。
ここが少しややこしい所ですが、「大きい犬のフグリ」と言う訳では無く、「大きなイヌフグリ」であると言う事になります。
従って実際の所はイヌフグリの果実が「犬のキン〇マ」に似ているのであって、オオイヌノフグリの果実の形は「ハート」っぽい形をしていると言われています。
細かく言うと上記の様な流れが名前の由来になるのですが、正直な所個人的な意見ですが、どっちも「犬のキン〇マ」に見えてしまうのは気のせいでしょうか?
オオイヌノフグリは食用になる?
食べられる事が出来る雑草は数種ありますが、このオオイヌノフグリも食べる事は可能なのでしょうか?
色々調べてみましたが、食用にはなりそうにありません。
毒等は無いみたいなので食べられない事は無いと思いますが、好き好んで食べようと言う人は居ないでしょう。
今の日本は飽食の時代と言われています、従って無理して食べる必要は無いと思います。
育て方は簡単?
最後にオオイヌノフグリの育て方について紹介していきましょう。
と言っても、育て方を説明する程難しい植物ではありません。
凄く簡潔に言ってしまうと雑草なので育て方は簡単です。
種子を取り、鉢植え等に種を蒔けばほぼ放置でも育ちます。
雑草と言うのはそれくらい生命力が強いのです。
なんか拍子抜けする様な書き方になりましたが、育て方としては「簡単」である、と言う答えになります。
きれいですね♪
まとめ
オオイヌノフグリに関してまとめましたが、私は途中何回「キン〇マ」と書いたのでしょうか?
そこに関しては実際の果実を見て頂ければ答えは出るかと思いますが、もう少し他の名前は無かったのか、とは思いますよね。
子どもの名前の由来を聞かれた時にストレートに答えるのかオブラートに包んで答えるべきか、若干迷いますが、ありのままを伝える方がいいのかも知れません。
ただ、在来種の「イヌフグリ」はオオイヌノフグリに駆逐された経緯があるので現時点では見られる事が出来る場所が減っているのが現状です。
もし見つけた場合は、その存在を愛でてあげて下さいね。
以上、オオイヌノフグリの果実が名前の由来?季節や食用かどうかも解説でした!!
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