ホトケノザ?
実は筆者、聞いたことがなく仏に関係しているのかな……と思ったら、和名が「仏の座」となってました。
なんと神がかったお名前をもった花なのですね!
これは素晴らしい、どういう経緯でそうついたのかがとても気になります。
さらにホトケノザに似た花もあるそうなので、そのあたりを中心に、ホトケノザのことを調べまとめてみたいと思います。
目次
ホトケノザに似た花
ホトケノザに似た花でヒメオドリコソウというのがあるそうです。
ヒメオドリコソウとはいったいどんな花なのでしょうか。
確かに見比べてみると似ているかもしれませんが、こちらは日本原産ではなくヨーロッパ原産らしいのです。
原産地はヨーロッパなのですが、ヨーロッパ以外でも雑草花として結構生えているようです。
そんなヒメオドリコソウが日本にやってきたのは明治時代、主に本州で見かけることができるようです。
明治時代と聞いて近年と感じるか昔と感じる蚊か、個人差が出そうですが明治中期とのことなので、比較的近年といっても大丈夫ではないでしょうか。
日本では関東地方を中心に3月から5月にかけて花を咲かせるそうです。
街の中でよく見かける草花とのことなので、名前を知らないまま見かけていたのかもしれませんね。
ヒメオドリコソウとの見分け方は?
ホトケノザとヒメオドリコソウはどうやって見分けたらよいのでしょうか。
ふたつを比べると違いはわかっても、それぞれを見ただけでは見分けにくいことってよくありますよね。
そこで、明確に区別できることはないのか、そのあたりを探ってみましょう。
まず、それぞれの葉に少し違いがあります。
ヒメオドリコソウはざっくりと三角形、ホトケノザは楕円形をしています。
三角形もしっかりとした三角をしているわけではないので、単体ではわかりにくいかもしれませんね。
では葉の付き方はどうでしょう。
こちらは見事にそれぞれ違いますので、覚えてしまえば簡単に見比べることができます。
ヒメオドリコソウは折り重なるように葉がついています。
ホトケノザは葉と葉の間がしっかりとあり、茎が見えます。
真上から見下ろした時、ヒメオドリコソウはひし形に似た感じに見えるのに対し、ホトケノザは全体的に丸みを帯びたような感じです。
葉の付き方に特徴があることがわかると思います。
他にも似ている花がある?
ホトケノザとヒメオドリコソウが似ているのであれば、ほかにも似ている花があるのではないかと思いますよね。
調べてみると、ムラサキケマンという花が似ているそうです。
ヒメオドリコソウとホトケノザはシソ科ですが、このムラサキケマンは芥子科とのことで、似ていてもヒメオドリコソウとホトケノザほどではないのです。
でも一瞬で見分けるのは少し難しいでしょう。
コオニタビラコとは同じ草?
コオニタビラコとホトケノザは違う草ですが、実は本来ホトケノザはこのコオニタビラコのことを言うのだそうです。
七草でいうホトケノザは、こちらのコオニタビラコのことを指します。
コオニタビラコはキク科の草になり、ホトケノザとして知れ渡ってしまった方はシソ科、それぞれ異なった草です。
しかしあちらもこちらもホトケノザというので、ややこしいですね。
ホトケノザの名前の由来は?
ホトケと付くことから、仏様になにか近いものがあるのだと思います。
そんなことを思いながら由来を調べていくと、関係していたのは「ザ」の方でした。
漢字で書くと、仏の座、となります。
鍵は、座、でした!
葉が地面に張り付いたように生える姿が蓮の花に似ていることから「仏の座」とつけられたそうです。
蓮の花といえば仏教ではよく用いられますし、なにより仏様が座っているのが蓮の花ですよね!
なるほど! と言ったところではないでしょうか。
美しい白いホトケノザ♪
まとめ
あちらもこちらもホトケノザ、とてもややこしいのですが、キク科のホトケノザが本家でしかも七草に使われるとのことで、覚えられそうです。
外国来たヒメオドリコソウが日本固有のホトケノザと似ているというのにも驚きでした。
今回はへ~とかほう~とか唸る新事実ばかりです。
ここを読んで同じように感じてくれたら嬉しいです。
知らなかったことを知るのは楽しいですよね。
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→ホトケノザの蜜は有毒?食用として食べる事はできる?