クリオネといえば、あの愛らしい姿に、一時はテレビなどでよく目にしましたよね。
ところがこのクリオネ、食事をするときは愛らしい姿が一変するのをご存知でしょうか。
その瞬間を見てしまったがために、クリオネ=可愛いの定義がガタガタと音を立てて崩れたものです。
こちらです↓
きっと同じような思いをした方、いらっしゃるのではないでしょうか。
基本、愛らしいところしか映されないので可愛い生き物としておきましょう。
可愛いけれどクリオネっていったいどんな種類の生き物か、ご存知でしょうか。
購入できるとか、寿命とか……
実は食用にもなるというお話も浮上――その実態を確認しつつ、わかりやすくまとめていきたいと思います。
目次
クリオネの生息地
クリオネは南極を囲む寒流域に生息しています。
日本では北海道沿岸で1年中見ることができます。
カナダに生息しているクリオネは食べるものの違いから、従来のクリオネより体長が一回り大きいのが特徴です。
富山湾で世界最小の新種クリオネが発見され、こちらは日本固有のクリオネとされています。
クリオネの種類
クリオネはハダカカメガイ属の生き物で、日本ではハダカカメガイ(裸亀貝)として知られてきました。
巻貝の仲間なのですが、成長すると貝を捨てて誰もが知るあのクリオネの姿となります。
そんなクリオネにもいくつかの種類があります。
先に述べた富山湾で発見された新種もそうですが、そのほかにも
ハダカカメガイ
ダイオウハダカカメガイ
ナンキョクハダカカメガイ
ダルマハダカカメガイ
があります。
名前を見ればどこで生息しているのか一目瞭然のものもありますね。
ダルマハダカカメガイはオホーツク海、ダイオウハダカカメガイは北極・北大西洋に生息しています。
南極や北極にしかいないと思っていた方も意外とおられると思います。
日本の富山で新種が発見、しかも固有種ではないかと言われているのは、日本に住んでいるものとしてはかなりの吉報なのではないかと思います。
クリオネの値段
日本でも生息しているクリオネ、水温管理をしっかりすれば個人で飼育もできるのではないだろうか、そう考えてしまいますよね。
飼育できるとして、クリオネはどうやって入手したらよいでしょう。
捕獲する……という手も確かにありますが、どうやら市場で売買されているようです。
クリオネが生息している場所までの移動費などを考えると、もしかしたら購入した方が簡単かもしれませんね。
それでは実際いくらで取引されているのでしょうか。
なんと、平均1000円くらいで入手できるようです。
地域にもよるとは思いますが、スーパーや鮮魚店でも店頭売りしているようです。
またオークションやネット通販などでも入手ができるようです。
飼育の際は海水と水温管理ができるものは揃えておきましょう。
だいたい0度から5度くらいとのことで、冷蔵庫で管理するという飼育方法があるようです。
たしかに通常の部屋で水温だけを0度に維持し続けるのは大変ですよね。
絶食状態でも半年ほど生きることができるようですが、定期的な海水の入れ替えはしなくてはならないので、最低この海水だけは切らさないようにしないといけないようです。
クリオネの寿命
クリオネの平均的寿命は2年から3年程度のようです。
しかし、どういった状態から飼育するのかにもよると思いますので、飼育を考えて寿命を知りたい場合は、これよりも短いと思った方がよいと思います。
クリオネは食用になる?味は?
クリオネの値段のところで、スーパーや鮮魚店で売っていると書きました。
そういったところで売るということは、食用ということですよね……
まさか飼育用のクリオネを鮮魚店やスーパーで販売って……
たしかにスーパーで昆虫や金魚を売っているところもありますが、一般的な考えたと食用です。
そこで、スーパーで売っているのを見たという人の記事をいくつか拝見し、お店の人に聞いたというご意見をまとめると、どうやら基本は観賞用だそうです。
餌がなくても半年は生きられるのですから半年間冷蔵庫で飼育して可愛らしさを愛でるのでしょうね。
でも、稀に食べる人もいるとのことで、今度は食べてみた方の反応記事をいくつか拝見しました。
美味! というご意見はなく、むしろ味がしない、美味しくないというご意見の方が多かったです。
貝の仲間なので湯煎するとコリコリ感があるそうです。
もし試しにと思っている方は生ではなく湯煎した方がよいでしょう。
味がないとのことなので、ポン酢や醤油などで味付けをしてお召し上がりください。
実際に食べた人の感想
まとめ
クリオネって美味しくないけど食べることはできるのですね。
貝類は基本食べないのでまったく食べたいとは思わないのですが……食べてみたい珍獣はいるので、やはり好みの問題ですよね。
しかしながら、試しに食べてみた人が不味いというその不味さを知りたいと思ってしまいます。
海産物だと潮の香りがします~という食レポを耳にしますので、少なくてもそういったものがわずかに感じられるといいな……と思ったりしています。
とはいえ、あまり食べ物として一般的ではないものを食べる時は想定外のことが起こることもあると思います。
中毒性有無、自分の体質のことなどを理解して挑むようにしまょうね。
以上、クリオネの種類や価格などについてでした。
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