ホタルイカはちょっとしたおかずや酒のつまみなどに一役買ってくれる有難い存在です。
定番はボイルしたものに辛子みそでしょうか。
今はレシピサイトで簡単にオリジナルレシピや定番レシピを見ることができるので、自宅でも簡単に食する機会が増えたという方もいるのではないでしょうか。
手ごろで簡単なホタルイカの調理ですが、ホタルイカってそもそもどんな生き物なのでしょうか。
一般的なイカより小さいですし、特別な栄養素などもあるのかな……など考えたことはないでしょうか。
時折口の中に残ってしまう目、あれって無理してでも食べた方がいいのでしょうか。
なにげなく食べているホタルイカですが、実際はよく知らないことって多いですよね。
今回は、そんなホタルイカについてまとめたいと思います。
ではまずホタルイカの生態から……そして順に硬い目についてや栄養に関してをまとめたいと思います。
目次
ホタルイカの生態
まず、ホタルイカは和名になります。
富山の方言ではマツイカと呼ばれているようです。
英名のひとつには和名のホタルイカと似たような「ホタルのようなイカ」と訳す名があるようです。
そんなホタルイカは世界に40種類ほどの仲間が存在しています。
日本では日本海と太平洋側に分布しており、富山県と兵庫県で多く水揚げされているようです。
普段は水深200~700メートルに生息し、晩春から初夏が産卵期、1回の産卵で数千から一万個くらいを産みます。
体長は4~6センチほどで、寿命は1年です。
ホタルイカの特徴である発光に関してはまだ詳しく解明されていません。
ただ職種の先に3個の発光器がついていて、それが何かに触れると発光するようです。
この発光行為の意図に関しても詳しくは解明されておらず、敵を脅すためという説がでている程度となっています。
目は硬いけど食べれる?
ホタルイカの体は柔らかくてとても食べやすのに対し、どうしても口の中に残ってしまう目が嫌だという人、かなりいらっしゃると思います。
結論からいえば、食べられます。
そして食べても食べなくてもとくに差はないのです。
というわけで、嫌なら食べなくてもいい、あの煩わしい目を調理の下ごしらえで省くことができれば、もっと楽しい食感になると思いますよね。
ホタルイカの目のとり方
そこで、ホタルイカの目のとり方です。
ボールに水を入れ、そこで買ってきた生のホタルイカを入れて水洗いをします。
目は外側の黒いところと一緒に取り除きます。
目の下を軽く押さえ、そのまま上に押し上げるようにするとスルッと取れます。
どうせ下ごしらえをするのですから、もう一点、食べた時に感じる食感で嫌な口も取り除いてしまいましょう。
口は両目の間の下の方にあります。
その個所を取り除くことで、硬い食感や口の中に残ってしまう嫌な感じからサヨナラすることができます。
目や他の箇所の下処理を動画で解説しています♪
目に栄養はある?
目には栄養はありませんと言い切っているご意見もあれば、詳細はわからないとしている記述もあります。
ただホタルイカの目に栄養素があるとはっきりした情報を見かけませんでしたので、おそらくないのでしょう。
ホタルイカそのものには目や肌によいビタミンAが豊富であるとありましたので、目が気にならないのであれば、食べた方がよいのかもしれませんね。
目を取る機械がある?
ホタルイカが当たり前のように一般家庭の食卓に乗るようになったのは、実は平成に入ってからと言われています。
冷凍保存の技術が発展したためだそうです。
それまでは水揚げから市場、店頭に並ぶという手順の間に傷んでしまったりすることが多く、全国的に食べられるものではなかったそうです。
現代のようにどこの家庭でも食卓に並ぶほどメジャーになると、どうしてもあの目が嫌だというご意見が出るようになりました。
手作業で目を取るとなると人件費などで安価にはなりません。
そこで登場したのがホタルイカの目を取る機械です。
「ホタルイカ目取り機」や「ほたるいか目玉取り機」「ホタルイカ目玉除去自動機」など名称は出している会社によって違いますが、何社かが出しています。
目玉飛ばし大会がある?
富山県滑川市でその目玉飛ばし大会というのが実際に行われているようです。
「ホタルイカミュージアム」で名産のホタルイカにちなんだイベントが開催されています。
ホタルイカすくいコンテストやホタルイカ音頭なんてものもあるようです。
ホタルイカ目玉飛ばし大会は、ホタルイカの目玉を飛ばして記録を競うものです。
ボイルされたホタルイカを1匹食べ、目玉をひとつだけ口の中に残します。
ステージに用意された範囲の場所内から吹き飛ばしてもらい、その飛距離を競うのだそうです。
大人と子供の部があるそうで、親子で競ったりもできそうですよね。
なんだかとても楽しそうです。
まとめ
富山県のホタルイカ愛には驚かされます。
まさか、イベントまで開催してしまっているとは!
しかしもしかしたら知らないだけで、ほかの県でも自県の名産物を盛り上げるイベントを開催しているかもしれないですよね。
ホタルイカの目玉取り機! これが地元のスーパーや魚屋に置かれるようになれば、あの忌々しい目玉の食感とサヨナラできるのです。
もっともっとホタルイカの知名度があがり出荷量も増えれば導入を考えてくれるかもしれませんよね。
そうなってくれることを願いつつ、それまでは地道に手作業で下ごしらえするしかありませんね。
以上、ホタルイカの目の食べ方などについてでした。
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