もう桜のシーズンは過ぎましたが、桜が散る頃合いになるとワラワラと湧いてくる虫っていますよね?
そう、「毛虫」です。
何とも言えない風貌に加え、刺される場合もあるので決していいイメージでは無いですよね。
昔の話なんですが、私が子供の頃に住んでいた地区の外れの方に古びたアパートがあり、そのアパートの側面部?の近くに何の木か分からないんですが大きな木があったんですよ。
恐らくその木が発生源だと思うのですが、春を過ぎるとそのアパートの側面部におびただしい程の毛虫が貼り付いていた事は今でも鮮明に記憶に残っています・・・
ただでさえ気持ち悪さがある毛虫が大量に発生されると絶句してしまいます。
微妙に話が逸れそうなので大量発生の話はこれくらいにして、今回は毛虫について諸々お伝えしていきたいと思います。
ただ毛虫と言っても色々な種類が存在しており、見た目も様々です。
従って特定の毛虫に絞って記載する、と言うより毛虫と総称されるものに対して記載していき、項目により特定種の名前を記載していく様にします。
目次
毛虫の毛はアレルギー反応を引き起こす?
子供の頃に毛虫を触ると痒くなるから触っちゃダメって言われた事って無いですか?
毛虫ってその種類の割合から言うと一部なんですが、毒を持つ毛虫が存在するからなんですよね。
その毒を持つ毛虫の中で有名って言い方は少し変かも知れませんが、「ドクガ」と「チャドクガ」がメジャーでは無いでしょうか。
例えばチャドクガで話をすると、チャドクガと言う毛虫には「毒針毛」と呼ばれる短い毛が密集しています。
この毒針毛はチャドクガを見た時に目に見える長い毛ではありません。
これが非常に厄介で毒貼毛に刺さってしまうと赤い湿疹が出てきます。
近づくだけで症状が・・・
この湿疹もすぐに出てくるのではなく、刺されてから2日前後程で症状が出てきます。
痒みを伴うのでかいてしまう事により毒の成分のアレルギー反応で湿疹がどんどん広がってしまう訳です。
毛虫の毛は飛ぶ?
上記項目で毒針毛について触れましたが、この毒針毛は非常に抜けやすいのです。
抜けやすいと言う事は風に舞って飛ぶという事です。
この毒針毛は毛虫本体から離れても毒性を有しており、風で舞った毒針毛に触れる事によって上記のような症状が出てしまいます。
毛虫に触った記憶も無いので痒みを伴う湿疹の症状が出てきた場合はこの毒針毛による「毛虫皮膚炎」の可能性が高くなります。
風で舞う点と、毛虫が通った後にも毒は残るのでそこに触れた場合も同様の症状が出るので注意が必要です。
刺さった時の抜き方
ではもし、刺さったかも、と思われる場合にどうすればいいのか、と言う点をこの項目ではお伝えしていきましょう。
抜き方としてはセロテープやガムテープで刺された患部に貼り付ける様な感じにして取り除きます。
まずここでやってはいけない事は痒みが出たからと言って患部を掻きむしってしまう事です。
と言うのも、皮膚に刺さった毒針毛が奥に食い込まない様にする為と、手についてしまった毒針毛を他の箇所に意図せず刺してしまわない様にする為です。
二次被害を抑える、と言った感じですかね。
毛が付いた衣類は洗濯できる?
上の項目で毛が飛ぶ、と言う事について説明したかと思いますが、風に舞って飛びますので勿論それが衣類につく可能性もあります。
では衣類に付いた、と言う前提でお話を進めていきますが、毛が付いた衣類を洗濯する事はNGです。
それは洗濯する事によって他の衣類に毛が付着してしまう可能性が出てくるからです。
洗濯機での水洗いでは毒針毛は洗濯槽等に残ってしまう恐れがあり、そもそも毒針毛は熱に弱いので水では対処出来ないのです。
毒針毛を取り除こうと思う場合は、衣類自体を入念にガムテープでペタペタ繰り返した後、50℃以上のお湯で洗濯するのが効果的であろうと思います。
従って毛が付いてしまったと思われる衣類を洗濯する際は他の衣類に移らない様にする注意が必要です。
刺されない為の対策
刺されない為の対策として一番有効的なのは毒を有している毛虫がいる木に近づかない事です。
当たり前の事過ぎて「何を言っているんだ」と非難を浴びそうですが、結果的にはそうなってしまいます。
後は刺されない様にする事を考えると敵を退治するしかありません。
ただこの時にも注意が必要でスプレータイプの殺虫剤等を噴射すると毒針毛が飛散してしまう可能性があるので使用しない方がいいでしょう。
「チャドクガ専用固着剤」と言う物があるのでその様な物を使うと良いでしょう。
まとめ
記事内にも記載しましたが毒を持っている毛虫は一部なんですが、その毛が風で舞ってくるという点は厄介ですよね。
毛虫本体は触らない様に気を付ける事が出来ても風で飛んできたのが付着する事を防ぐのは至難の業ですもんね。
ただ万が一刺された場合でも慌てず対処する事が一番肝要になりますので、何事も慌てず騒がず落ち着く事ですね。
と言いながら、私自身がその様な対応が出来るか、と言われると・・・、って感じですけど。。。
まず毛虫が目の前に現れた時点で声を上げてしまいそうです。
以上、毛虫の毛が刺さる!アレルギー・洗濯・飛ぶことについて解説でした!!
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