カマキリ スピリチュアル 縁起がよい 天敵 脱皮



昆虫の中でもカマキリは、謎の多い虫として知られており、メスが交尾中にオスを食べると言う話は有名ですよね。

また、胸の前で折りたたまれる鎌状の前脚にはノコギリのような歯がついており、逆三角形の顔の中の大きな複眼には、黒くて小さな点があります。

そんな目で見つめられると、不気味な感じも受け凍りつきそうにもなりますが、カマキリはアフリカの神話の中では聖なる神の遣いと言われているようです。

今回は、そんなカマキリはスピリチュアル的に縁起が良い?天敵・脱皮について解説します。

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目次

カマキリの生態

多くの昆虫が存在する中で、生態についてよく分かっていないのがカマキリであり、いったいどんな昆虫なのかこの機会に知っておくことも悪くありませんよね。

カマキリは、昆虫鋼・カマキリ目に分類されるカマキリ科の昆虫で、夏から秋にかけて見かける事が多く、日本全土の草むらや山林などにも生息しています。


鎌のような前脚を胸の前で折り曲げている姿が合掌しているように見える事から地方によっては「拝み虫」と呼ぶところもあるようです。

また、カマキリはかつてバッタやキリギリスと遠い関係にあり、ゴキブリ類から派生し、ゴキブリとシロアリの仲間と言う説もあります。

確かに細長い前翅と扇状に広がる後翅がありながら飛行が苦手と言うところから納得できるものもありますよね。


食性は肉食性で、小さな昆虫や動物を生きたまま捕食し、獲物が少ないときは共食いをする事もあります。

交尾の際にオスがメスに食べられると言う話は有名なところですが、頭を食べられたオスがそのまま交尾を続けると言う話もよく知られています。

このように生き物は子孫を残すと言う事が最終的な使命と感じているのか分かりませんが、カマキリは動くものすべてを餌とみなす習性を持つ事を考えると、特別な意味はないように思われます。


そんな命がけの末に宿った卵は、卵鞘に守られ不完全変態と呼ばれる様式を経て前幼虫になり数回の脱皮を繰り返して成虫になります。

しかし、天敵に狙われる事も多く、一つの卵鞘から成虫になるのはわずか数匹程度だと言われています。

危険を冒して子孫を残したとしても、たったの数匹程度しか成虫として生き残る事ができないのですから自然界の厳しさは侮れませんね。

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スピリチュアル的に縁起が良い?

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肉食でもあるカマキリは攻撃的で恐いと言うイメージがありますが、前脚を胸の前で折り曲げた姿が合掌のポーズにも見える事から日本では拝み虫と呼ぶ地方もあります。


また、秋になると約200個もの卵を産み付ける事からカマキリは子宝の象徴とも言われ、ギリシャでは学名でギリシャ語の「mantis」に由来する預言者の意味から神秘的な昆虫として古くから知られております。

日本でもカマキリのメスが卵鞘を高い位置に産み付けた場合、その年は大雪になると言う話もある事から、預言できる神秘的な昆虫とも取れますよね。


縁起の良い話しでは、祇園祭の「蟷螂山」と呼ばれる山鉾がありますが、この蟷螂山の特徴には、絡繰り仕掛けの緑色をしたカマキリが乗っており、神の遣いとしての役割を担っています。

南北朝時代、足利軍勢との争いで戦死した四条隆資の戦いが蟷螂の斧を思い起こさせるほど見事だった事から大年宗奇の二代目が四条隆資を偲び、その死後25年にあたる1376年から四条家の御所車に動くカマキリを乗せるようになったと言われています。


蟷螂山は、度重なる戦火を幾度も乗り越え長い歴史を継いできた事もあり、カマキリを乗せた山鉾をひくことは縁起が良い事と思われてきたようです。

また、中国ではカマキリを勇気のある虫とも言われており、蟷螂の斧と言う故事成語があります。

このようにカマキリにまつわる話には縁起の良い話しが多い事が分かりますよね。

カマキリの天敵

カマキリは、他の昆虫と違って大きな鎌と言う武器を持つ為、簡単には捕食されないと言うイメージを持ちますが、意外に天敵は多く爬虫類や鳥類、又はカエルなどに捕食される事が多くあります。

卵鞘から這い出てきた前幼虫も体が軟らかく翅もない事から天敵に狙われやすいようです。


また、カマキリは水辺に棲むハリガネムシと呼ばれる寄生虫に寄生されることも多く、その卵を食べた昆虫や小魚をカマキリが食べてカマキリの体内で成長して成虫になるころは、カマキリを水辺に誘導し水を感知するとカマキリの体内から素早く這い出てくると言われています。

ハリガネムシが這出たカマキリは次第に弱り死んでしまいます。


ハリガネムシが出てくる様子



もし、捕まえてきたカマキリにたいして寄生虫の有無を調べたい場合は、カマキリのお腹を水に近づけるとハリガネムシが這出てくるので分かります。


その為、肉食で攻撃性のあるカマキリも意外に天敵が多く、卵鞘から出て成虫になるまでの過程も沢山の危険を搔い潜っている事が分かります。

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カマキリは脱皮する?

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昆虫のほとんどは脱皮を繰り返しながら成長すると言われており、カマキリも同じように脱皮をします。

カマキリは成虫と同じ姿で卵から孵化するわけではなく、前幼虫と呼ばれる不完全な形態で幼虫になります。


そしてこの時初めて脱皮を行い、翅のないカマキリの姿になり繰り返しながら成虫と同じ形態になります。

脱皮の回数は種類や環境、又はオス・メスでも違いがある為、よく分かっていないようですが、だいたい5回~6回が平均的と言われています。


カマキリの脱皮は命がけであり、脱皮したばかりでは身体も軟らかく動きもゆっくりである為、天敵にも襲われやすく、脱皮不全を起こした場合はそのまま死んでしまう事も少なくないと言う事です。


脱皮の様子が神秘的

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カマキリのオス・メスの見分け方

カマキリは、オスよりメスの方が体が大きい為、外見上で判断ができますが、対象となる物がいなければ比べようがありませんよね。

そこで確実に見分ける方法としては、カマキリのお腹を見ればわかると言われています。


メスの腹端をみると先が少し出っ張っておりその中央に縦筋があるのが特徴で、オスには何もありません。

また、メスのお腹は大きくて太目に対してオスのお腹は細くて薄く、しかもオスは動きも素早く、体が軽い分良く飛びます。

まとめ

カマキリ スピリチュアル 縁起がよい 天敵 脱皮



2本の鋭い鎌を持っていてもカマキリの天敵は意外に多く、卵から孵化して何度か脱皮を繰り返し成長しながらも様々な天敵に狙われると言うカマキリの一生は棘の道でもあり、自然界の厳しさと言う物を改めて思い知らされた感じがします。

しかし、スピリチュアル的な意味では、世界的にも縁起の良い昆虫として知られている事が多く、たくさんの卵を産む事から子宝の象徴にもなっています。


また、交尾中にメスがオスを食べる事もあり怖がられるイメージもありますが、それは子供へより多くの栄養を与える為のものと考えれば許されるかもしれませんよね。

それだけ自然界は厳しいと言う事が言えます。

以上、カマキリはスピリチュアル的に縁起が良い?天敵・脱皮についての解説でした。


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