もう少ししたら雨の多い梅雨の時期を迎えますね。
皆さんは「梅雨」と言うと何か連想する物ってありますか?
例えば、ジメジメしているとか、雨ばかりで陰鬱な気分になる、とか色々あると思います。
それら以外に生き物に目を向けると「梅雨=カエル」の時期って漠然と思いませんか?
まあ、カエルと言っても種類は様々でカエルが鳴く時期も種類によってマチマチなんですが、雨とカエルってリンクするイメージがあります。
てなわけで、今回ご紹介するのはカエルの中でも「ヒキガエル」と言う種をご紹介していきたいと思います。
名前は聞いた事あるけど、どのくらいの大きさで姿形がイメージ出来ない人も多いのでは無いでしょうか?
カエルと言えば緑色の「アマガエル」の方が世間一般の認知度は高いでしょうしね。
では下記よりヒキガエルについてのあれこれをご紹介していきましょう。
目次
ヒキガエルは外来種?
まず最初にヒキガエルについてざっくりと説明だけしておきましょう。
ヒキガエルとは両生綱無尾目ヒキガエル科に分類されるカエルで日本には下記4種のヒキガエルが生息しています。
①ニホンヒキガエル
②ミヤコヒキガエル
③ナガレヒキガエル
④オオヒキガエル
この中で①のニホンヒキガエルはこの中でも2亜種に分けられ、ざっくりと言うと北海道を除く東日本に生息しているヒキガエルを「アズマヒキガエル」、西日本では「ニホンヒキガエル」と言う形になっています。
さてこの項のヒキガエルは外来種なのか?と言う事に関してですが、結論を先に言うと、日本固有種と外来種に分かれます。
どれが固有種でどれが外来種なのか、これもまた下記に分けて記載しましょう。
日本固有種
ニホンヒキガエル
ミヤコヒキガエル
ナガレヒキガエル
外来種
オオヒキガエル
こんな感じで分けられます。
ヒキガエルの卵について
ヒキガエルのみならずですがカエルの卵と言うとどんなものを想像しますか?
一般的によく言われるのが「タピオカ」だとか「チアシード」みたい、なんて言われますよね。
チアシードなんか数年前に流行った時にそれこそ「カエルの卵みたい」とよく言われてたのが記憶に新しいです。
ではヒキガエルの卵はどのくらいの数量で大きさはどれくらいなのか、また毒についてもご紹介しましょう。
(1)数
1匹のヒキガエルのメスが産む卵の数は約1,500~15,000個と言われています。
卵がご存知の方も多いかと思いますが、透明なチューブ状の様な物に覆われ、その中にそれこそタピオカの様な黒い粒が並んでいます。
数に関しては、大きい個体のメスの方が一度に産卵する数は多いとか。
(2)大きさ
次はヒキガエルの卵の大きさですが、だいたい直径で2㎜ちょっとと言われています。
余談ですが、卵を包んでいるチューブ状の様な物の長さはかなり長くざっくりと平均で10m前後と言われています。
ただこれは一概に言えない部分もあり、尚且つ掴むと千切れやすい点もあるので参考程度に見て下さい。
(3)毒の有無
毒の有無に関しては答えを先に述べると卵に毒はあります。
ちなみになんですが、ヒキガエルの成体に毒がある事はご存知ですか?
「ブフォトキシン」と言う猛毒を有しています。
卵と成体には毒があるのですが、オタマジャクシの頃は毒が無いというのは何か不思議な感じがしますよね。
オタマジャクシ・幼体・成体の大きさ
ここではヒキガエルのそれぞれの大きさを見ていきましょう。
それぞれと言うのは、オタマジャクシ・幼体・成体の大きさです。
下記にそれぞれの平均的なサイズを記載していきます。
①オタマジャクシ
ざっくりとした感じになりますが、約20~40㎜くらいのサイズになります。
オタマジャクシ期は尾があるので全長サイズとしては少し横長?縦長?な感じになります。
②幼体
ヒキガエルの幼体サイズは数㎝程度と非常に小さいです。
オタマジャクシ~幼体になった頃くらいだと1㎝くらいの非常に小さなサイズです。
③成体
僅か数㎝の幼体が成体ともなると約10㎝~18㎝くらいまでビッグに成長します。
日本にいるカエルの中でも大型の部類に入るサイズのカエルです。
こんな可愛い一面もあります!
ヒキガエルの毒の成分・強さ
先程、上記項目でヒキガエルの毒についてサラッと触れましたが、内容を少し補完しておきましょう。
毒の成分に関しては「ブフォトキシン」と言う毒であると記載しましたが、この毒はステロイド系の毒で仮に皮膚につくと炎症を起こしてしまいます。
また万が一経口摂取してしまうと幻覚・嘔吐・下痢・心臓発作を引き起こしてしまう程の強さがあります。
この毒はヒキガエルの鼓膜の後ろにある耳腺から分泌されています。
まとめ
最後に余談になりますが、ヒキガエルって別名「ガマガエル」って呼ばれている事はご存知ですか?
寧ろ、ヒキガエルってガマガエルって言う別名だけじゃなく他にも別名があり、「イボガエル」なんて呼び方もあります。
なんかあんまりいい別名じゃ無い気がしなくもないですが、確かに実物は結構パンチ効いてますもんね。
カエルと言えども、アマガエルの様な可愛らしさは皆無な感じがします。
ヒキガエルにはヒキガエルの良さもあるんですがね。。。
以上、ヒキガエルの卵・オタマジャクシ・幼体の大きさ!毒の成分も解説でした!!
よかったらこちらの記事もどうぞ♪
→ウシガエルの天敵は?寄生虫・駆除方法・大きさ・値段を解説