アサギマダラ 好きな花 フジバカマ 食草 寿命



蝶は多大な種類が存在し、大まかな見分け方は大きさや色、模様の違いなどで判別されると思われます。


ある程度の違いはわかっても、蝶の種類名を覚えるのは困難で敬遠してしまう方もいるのではないでしょうか。


でも、生息地や好む花などでさらに見分け方を絞り、名前を憶えていくことが可能なのではないでしょうか。


今回は数ある蝶の中からアサギマダラについてまとめます。


名称にアサギとつくので体色はアサギ色をしています。


アサギ色の体色に黒の斑模様が鮮やかすぎるので、暖色系の色をしていないのに目を惹きます。


筆者はアサギ色と聞き、新選組の、あのアサギ色の羽織をすぐに連想しました。


アサギマダラが連なって羽ばたいているの目撃することができたら、新選組隊士が京の町を闊歩している姿を思い浮かべるだろうと思います。


筆者がアサギマダラから得た印象はこれくらいにして、項目単位にわかりやすく掘り下げたいと思います。

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目次

アサギマダラの生息地

成虫になると羽の大きさが5~6センチになるので、羽ばたき飛んでいる姿は優雅で存在感があり目を惹きます。


アサギマダラの生息地は、朝鮮半島から中国、台湾、ヒマラヤ山脈と幅広く分布しています。


日本では全土に生息しているようで、地域によって多少の差があるようです。


活動する時期を把握していれば見ることも可能かと思います。


しかしながら標高の高い場所に生息しているようなので、普通に生活している中で目にするとなると、難易度が増すと思います。


希少といってもよいでしょう。


そういった場所を散策し見ることができたら、幸運ですね。

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アサギマダラの時期

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綺麗なアサギ色の体色になった姿を見れる時期は、春を少し過ぎた5月から秋真っ盛りの10月くらいまでです。


ところが九州より南の地域、台湾周辺では時期が違ってきます。


本土での目撃が減少し始める秋ころから冬にかけてが活動時期になります。


それらを踏まえると、広範囲で見ることが可能で、冬場でも南の方にいけば見ることが可能ということですね。


蝶の活動時期は春から夏頃というイメージがあるので、冬場に大きな蝶が見れるというのは、とても意外です。


寒い冬場に蝶を見ることができたら、奇跡のようなものを抱いてしまいそうです。

フジバカマが好む花?

まずフジバカマの花について少し触れたいと思います。


近年ではフジバカマの花が減少しているという話があります。


フジバカマはキク科の植物で、秋の七草のひとつとも言われているようです。


なんと!桜餅の葉のような甘い香りがする植物で、元々は中国原産なのです。


日本では北海道以外の地域、とくに九州地方で多く見られていました。


薄紫または薄紅色、見る方の色彩印象で言い回しが多少変わると思いますが、それらに近い色合いの小さな花を咲かせます。


乾燥させるとより甘い匂いがすることから、中国では古来より日本でいう匂い袋としてよく用いられていました。


日本では奈良時代、薬草として使われていたようで、かなり昔から存在していた花ということですね。


そしてここからが本題です。


アサギマダラはフジバカマを好むのか……結論を先にいいますと、好んでいると断言しても問題ないかなというのが筆者の感想です。


好むという表現が正しいのか……というのも、アサギマダラがフジバカマの花の蜜を摂取、それには理由があるからで、好き嫌いではないように感じました。


フジバカマの花の蜜には毒性があります。


アサギマダラが毒性のある蜜を摂取することで体内に毒を蓄積させています。


アサギマダラの体が鮮やかな色合いをしているのも、敵から捕食されないためではないかとの見解があります。


捕食しようとした生物はアサギマダラの体内にある毒性で正常ではいられなくなると思われます。


自衛のためにフジバカマの蜜を摂取しているのだと思います。


優雅に飛んでいるアサギマダラ♪

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他に餌となる草花はある?

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上記画像のスナビキソウに集まると言われています。


もちろんこのスナビキソウの蜜にも毒性があります。


アサギマダラを見るなら、このスナビキソウにも着目すると出会える機会が増えるのではないでしょうか。

アサギマダラの寿命は?

羽化してからだいたい4カ月から5カ月で生涯を終えるようです。


たった4から5カ月の期間に2000キロも移動すると言われています。


鳥類のようなしっかりとした翼を持っているわけでもないのに2000キロを移動……軽く想像できない行動力と感じました。

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まとめ

アサギマダラ 好きな花 フジバカマ 食草 寿命



アサギマダラが集まる花が減少しているのは問題ですね。


それらが減ればアサギマダラも減少してしまう可能性があります。


観賞用のフジバカマが売られています。


本家とは違うもののようなので、それではアサギマダラのためにはなりませんね。


本来、人との関りが少ないと言われているアサギマダラです。


人の手によって減らされることはないでしょうが、アサギマダラを取り巻く環境が変化していくのでは意味がありませんね。


優美な蝶なので、これ以上環境が悪くならないことを願うばかりです。


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