ゼニゴケ退治に熱湯は効果的？特徴・被害・その他の対策について解説

今、ガーデニングや盆栽にコケなどを使ったものが増えています。

ミニチュア盆栽とコケが組み合わさって和の世界ができています。

日本にはさまざまなコケが存在します。ガーデニングに人気があるコケのほかに、岩にできるコケもあります。これは、滑りやすいので気をつけなくてはいけません。

では、ゼニゴケはご存知ですか？

ゼニゴケの特徴

ゼニゴケは日本だけでなく、世界中に生息しています。湿気の多い民家などに生息します。

ゼニゴケは、庭園に使われる緑色のきれいなコケと違って、地面に張り付いて広がって、見た目は雑草に近く、見栄えがいい印象ではありません。イメージはわかめのようです。

雄株は、傘のような形をしていますが雌株より生命力が弱いため、個数は多くありません。

雌株は、傘に切れ目の入ったような形をしています。

雨が降ったり、湿気の多いところで胞子を飛ばして繁殖します。

さらに、雄株が少なくても、雌株だけで増えていくので、どんどん広がっていくのです。

しかも、繁殖能力が強く、根も張っているので一度広がったら手に負えなくなります。

庭の場合、他の植物が枯れてしまうこともあり、厄介者としての印象が強いコケです。民家にできるため、日頃から庭や家の周りを気をつけてみてあげましょう。

ゼニゴケの害

では、ゼニゴケは具体的にどんな被害があるのでしょう？

まず、気をつけなくてはいけなにのは、雨が多い梅雨の時期などですね。

いつの間にか、梅雨が明けたらゼニゴケが庭にできていたりします。先にお話したように、繁殖能力が高いために、一度増え始めたらどんどん広がります。

庭にゼニゴケが増えると、栄養分も奪ってしまうので花が咲かなくなったり、場合によっては枯れてしまいます。

さらに二次被害として、ゼニゴケのまわりは湿気が多くなるため、ナメクジやカタツムリ、ダンゴムシなど、さまざまな虫が集まってきて、花や植物を危険にさらすことになるのです。

ゼニゴケと虫による環境悪化は、庭や家の周りに害をもたらすことになるのです。

ゼニゴケ？と軽く考えていたら、大変なことになりますね。

ゼニゴケ退治に熱湯は効果的？

では、庭の生態系に影響を及ぼすゼニゴケを駆除するにはどうしたらいいのでしょう？

よく聞くのが、熱湯による駆除です。

この熱湯駆除は、他の雑草駆除にもする手法ですが、効果はあります。

熱湯をゼニゴケにかけると言うことは、暑いです。沸騰したものを欠けることは、植物が火事にあっていることと同じです。
ということは、枯れます。

ただ、根が深いゼニゴケです。地中部分にも浸透させるには、熱湯もかなり必要です。

火事に感じるくらいの熱湯を使うことは、私たちにもリスクです。

沸騰したやかんを玄関から庭に持っていく作業を何往復かします。万が一、サンダルに履き替えるときに転んだり、ゼニゴケにかけるときに足や体に熱湯がかかったら、私たちもやけどします。

はっきり言うと、熱湯駆除は危険なのでおすすめではありません。

さらに熱湯をかなり注がないと、また繁殖する可能性があります。危険なリスクと手間を考えると、おすすめできない駆除方法です。

重曹は効果的？

では、気軽に手に入る重曹はどうでしょう？

家庭では、おそうじグッズとして近年人気がある重曹です。

お値段もお手ごろでいろいろなことに使うことで便利な重曹ですが、ゼニゴケに効果があるのでしょうか？

重曹は、炭酸水素ナトリウムが別名です。殺菌効果が高く、うどんこ病などの使われています。

雑草駆除に重曹が植物内部に吸収されると、効果がありますが、ゼニゴケの駆除としては、重曹をゼニゴケにかけたりするだけでは、ほぼ効果がありません。

なぜなら、ゼニゴケの内部に重曹が浸透しないからです。浸透させるには、ゼニゴケを鎌か何かで傷つけて、その後に散布する必要があります。

傷口から重曹が浸透して駆除ができるのです。

ただ、手間がかかる上に、少しでもゼニゴケが生きていたら、繁殖していくので駆除効率は、低いです。

おすすめの除草剤や農薬は？

では、ゼニゴケを退治するために効果のある除草剤や農薬は、どのようなものがあるのでしょう？

環境や人体への影響を考えて、環境に優しい駆除剤をお探しなら「ゼニゴケ専用コケそうじ」がおすすめです。農薬や科学合成物質を含まない、食品が原料で作られています。

ただ、ちょっと効果には時間がかかるのでご了承ください。

散布後の様子！！