お酒は百薬の長と言われるだけに身体に良い影響をもたらす事もありますが、それはあくまでも少量飲んだ場合の事であり、やはり飲み過ぎれば毒にもなります。
また、お酒の種類も豊富にあり日本酒、ビール、焼酎、ウイスキー・・・と数多く、また男性に限らず女性にも飲まれており、種類によってもアルコール度数に違いがあります。
特にウイスキーなどは度数が高い為、敬遠してしまう人もいますが、愛飲家達の間ではその芳醇な香りやまろやかな口当たりが魅力となって飲み続ける人も多いようです。
しかも、ウイスキーは他のお酒と比べて健康効果もあり二日酔いもしにくいと言われています。
さて・・・その健康効果とはどんなところにあるのでしょう?
また、何故二日酔いもしにくいといわれるのでしょうね?
気になるところです!
今回は、そんなウイスキーの健康効果について徹底解説をしたいと思います。
目次
原料は何でできている?
ウイスキーは蒸留酒の一つであり、大麦、ライ麦、トウモロコシなどの穀物に麦芽大麦を加えて糖化し発酵させて蒸留酒にしたものです。
近年では、ハイボールのCMなどでも紹介され、男性だけでなく女性の間でも人気が高まり多くの人に飲まれるようになりましたが、一口にウイスキーと言ってもその数はかなり多いようです。
中でも特に人気が伸びているのがシングルモルトであり、原料は大麦麦芽が100%で単一の蒸留所で作られたものを指し、一般的にはモルトと呼ばれている物になります。
二日酔いしにくいってホント?
ウイスキーは他のアルコールと違って血中アルコール濃度が上昇しにくい為、適量であればアルコールが体内から抜けやすく二日酔いになりにくいと言われています。
因みにウイスキーの適量は、アルコール度数が40度の場合、1日にダブル(60ml)を1杯まで、シングル(30ml)だと2杯までが適量範囲になります。
要するに1日60ml以下であれば適量だと言う事になります。
この量は日本酒にすると約1合くらいであり、ビールにすると500ml位になる量と匹敵します。
お酒はこれくらいに留めておくことが健康にも良いと言えるわけですね。
特にウイスキーは身体に良い成分が入っていると言われており、様々な健康効果も確認されています。その効果とは以下のようなものになります。
・健康効果1(痛風予防)
痛風はプリン体が誘因となって引き起こされるものですが、ウイスキーにはプリン体の含有量が少ないうえに排出する作用がある為、痛風の予防効果があると言われています。
・健康効果2(糖尿病の合併症予防)
ウイスキーの中にはポリフェノールの一種である「エラグ酸」と呼ばれる成分が含まれており網膜症など糖尿病の合併症を引き起こす酵素の働きを阻害する作用がある事が研究結果で明らかにされています。
このエラグ酸は樽での熟成期間が長いほどウイスキーに溶け込みやすくなると言われている為、高級なウイスキーほどエラグ酸の含有率量が多くなると言う事になります。
・健康効果3(血液サラサラ・美白効果)
ウイスキーはオーク樽の中で熟成される間に血液をサラサラにすると言われるポリフェノールが時間をかけて溶け出す事から、心臓疾患や動脈硬化などの抑制効果も期待できます。
また、糖分を含まない為、太ると言う心配もなくメラニン色素の働きを抑制するチロシナーゼと呼ばれる成分も含まれることからシミや美白効果も期待できます。
この他にもウイスキーの熟成には樫の木が使われている為、この天然の香り成分がアロマとなって森林浴と同じレベルのリラックス効果を生みストレス解消にも繋がると言う事です。
このようにウイスキーは、健康面だけでなく美容面、又は心理面にも良い効果をもたらしてくれる事が分かっています。
しかし、いくら身体に良い成分が含まれているとはいえアルコール度数が高いぶん、飲み過ぎれば毒にもなる為、あくまでも適量を守って飲む事が一番です。
こんな効果も!?
飲み方の種類は?
そんな素晴らしいウイスキーには様々な飲み方がありますが、一般的にはストレートやオンザロックが主流となっており最近ではハイボールで飲む人も増えているようです。
また、シングルとかダブルと言う頼み方がありますが、これは単に注がれるウイスキーの量の事を指し、30mlがシングルで60mlがダブルとなり一日の適量を基準にしていると考えられます。
その他の飲み方は以下のようなものになります。
・ストレート
ニートとも呼ばれておりウイスキーの飲み方の中では最もウイスキーを味わう事が出来ます。
チェイサー(ミネラルウォーターなどの飲み物)と交互に飲む事をお薦めします。
・オンザ・ロック
グラスに大きめの丸い氷を入れて適量のウイスキーを入れるだけでウイスキー独特の芳醇な香りを楽しむことができます。
・ハーフロック
ウイスキーとミネラルウォーターが1:1の割合になり氷を1個入れて飲みます。
・水割り
ウイスキーと天然水が1:2,5の割合で飲みます。
・ハイボール
ウイスキーとソーダ水が1:3n割合で飲みます。
・ミスト
クラッシュアイスを入れてウイスキーを30ml、それにレモンピールを搾って飲みます。
・トワイスアップ
ウイスキーと常温のミネラルウォーターを入れるだけの飲み方で、立ちあがるウイスキーの香りを楽しむ飲み方になります。
このように飲み方にはいろいろ様々ありますが、自分に一番合う飲み方を見つける事もお酒の楽しみ方であると言えます。
飲む際の注意点は?
ウイスキーの1日の適量は60ml以下と言われている事から、それ以上飲み過ぎない事が身体のためには良いようです。
特にストレートで飲んだ場合は、喉や胃にダメージを与える事になり負担もかかる為、空腹状態で急に飲むと言う事は避けた方が良いです。
先に食べ物を胃の中に入れてからウイスキーを飲む事をお薦めします。
また、ミネラルウォーターを別に用意して交互に飲む事で悪酔いも避ける事が出来るとされています。
また、ウイスキーはダイエット向きのお酒と言われていますが、高カロリーのおつまみと一緒にとる事で摂取カロリーがオーバーしてしまう事になる為、ダイエット中は注意が必要です。
その他には、ウイスキーをカクテルに使う場合、甘いカクテルだと飲みやすい事からつい飲み過ぎてしまう事も注意しなければなりません。
このようにウイスキーは他のお酒よりも量が少ない為、低カロリーではありますが飲み方次第ではカロリーオーバーにも繋がる為、気をつけて飲む事が大切です。
まとめ
ウイスキーに含まれている成分には健康効果がある事が分かっており、糖尿病の合併症や痛風予防にもなると言われています。
また、健康面以外にも美白効果やリラックス効果もあり糖分をほとんど含まない事からダイエット向きのお酒ともいわれています。
その飲み方は様々にありますが、中でも「ウイスキーはお好きですか?」と言うCMにひかれてハイボール人気が急上昇中のようです。
しかし、飲み方次第ではカロリーオーバーな飲み物にもなる為、ダイエット中の方は特に注意が必要です。
以上、ウイスキーの健康効果についての徹底解説でした。
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