最近では女性もお酒を嗜む人も増えておりビールや洋酒、又は日本酒や焼酎と様々なお酒を楽しんでいますが、紹興酒を飲んだことはありますか?
紹興酒と言えば、調味料として中華料理に使う事はあっても普通のお酒のように飲む事は無いと思っていましたが、中国では一般に飲まれており熟成期間によって味も決まると言われています。
今回は、そんな紹興酒がまずい!?美味しい飲み方・瓶のあけ方・度数について解説したいと思います。
目次
紹興酒はまずい!?
紹興酒は料理に調味料として使うと絶妙な味を醸し出してくれますが、普通にお酒として飲んだ場合、美味しいと感じる人はどれくらいいるでしょうね?
勿論、種類や飲み方にもありますが、一度飲んで「まずい・・・」と感じて以来、二度と栓を開ける事がなく何年も流し台の下で眠っていたと言う経験があります。
しかし、紹興酒は2000年以上の歴史をもつ中国を代表する黄酒であり、特に中国浙江省の紹興市付近で造られたものは長い年月を経て発酵・熟成を重ねて造られているだけに味も良く、フランスのワインや日本の純米吟醸酒と並び世界三大美酒の一つと言われています。
そんな黄酒は、中国では食中酒として一般に飲まれているようです。
また、疲労回復や食欲増進、利尿作用、体力回復など様々な効果もあり健康にもよい働きをすると言われています。
つまり、熟成期間が長いほど美味しさも増し、体にも良い働きを示すと言う事になります。
紹興酒の種類
洋酒や日本酒などのお酒には様々な種類がありますが、紹興酒にも製法の違いによって4種類あるようです。
それらを種類別に紹介すると以下のようになります。
・元紅酒
昔、朱紅色のカメに詰められて造られた事が名前の由来となっており、中国国内で一番多く飲まれている紹興酒です。
熟成期間が1~2年程です。
・加飯酒
日本で多く飲まれている種類で、基本となる元紅酒よりも米麹を1割増し、熟成期間も標準より1年以上寝かせて3年以上経ったものを指します。
・善醸酒
原料となる水を元紅酒におきかえて造られた酒であり、香りが高くて濃厚な味です。
・香雪酒
元紅酒や老酒を添加して造っている為、糖分が多く甘い紹興酒です。
因みに3年以上寝かせた黄酒を中国では老酒と呼び、ワインで言うならヴィンテージ物と言う事になります。
このように熟成期間が長いほど味わいも増す事が分かっており、特に8年以上熟成した物は香りが良く旨味も感じられ、まろやかな味わいになっているようです。
紹興酒の美味しい飲み方
お酒には一番美味しい飲み方がそれぞれにあり、香りや口に含んだ時のほのかな味わいを楽しんだりしますが、紹興酒にも美味しい飲み方はあります。
・ストレート
常温でそのまま飲む方法は中国では一般的になります。
特に中華料理の濃い味付けや油分の多い食事にはよく合うと言われています。
・ロック
夏の暑い時期などは氷を入れて冷やして飲む方法もあります。
・燗酒
熱を加える事で紹興酒独特の香りが際立ち、更に楽しめるものと思われます。
・ソーダ割り
紹興酒は基本的に割らずに飲む事で独特の甘味や旨味を楽しむものですが、お酒に弱い人や紹興酒の香りが苦手な人には、レモンを少し搾りソーダ水で割った上海ハイボールやウーロン茶で割ったドラゴン・ウォーターはおすすめできます。
飲み過ぎなければお酒は百薬の長と言われるほど体に良い働きを与えてくれます。
自分好みの飲み方を見つける事で酒の席もより楽しいものになると思われます。
率直な感想が可愛いですね♪
紹興酒の瓶のあけ方
紹興酒は、一次発酵・二次発酵の後に濾過して殺菌加熱した後瓶に詰め直し、何層にも蓋をして石膏で固めて密封した状態で販売されています。
その為、日本酒やワインのように簡単に開ける事ができないのが難点と言えば難点ですが、そこまで厳重に封印されている以上、何とかして味わってみたいと思うのが人間の心情・・・。
あけ方は以下のような方法になります。
先ずは、箱から取り出した紹興酒を目の前に、準備するものは日曜大工道具を思わせるようなノミ(マイナスドライバーでも代用)やノコギリ、又はトンカチです。
そしてその段階から先ず初めに行う事は、石膏を割ることです。
ノコギリで石膏の真ん中に縦の溝を作り、円周の角から1~2cm刃を入れて周りを一周します。
次に上部に戻り、石膏に作った溝に対してノミを入れトンカチで軽く叩くと石膏が割れて取り除くことができます。
その後は、お玉ですくって飲む事ができますが、お玉が入らない小さな物や残ってしまったものは栓のできる奇麗な瓶に移し替えることをおすすめします。
その後は早めに飲みきってしまいましょう。
開けている様子
紹興酒の度数
お酒にはアルコールの濃度を示す度数が記載されており、種類によっても違いがあります。
紹興酒のアルコール度数は一般的に14度~18度と日本酒とほぼ変わらないアルコール濃度になります。
また、種類によっても度数やカロリーに違いがあり、知っておくことで飲み過ぎも防げるものと思われます。
・元紅酒
15度~16度 糖分0.5%以下
・加飯酒
17度~18度 糖分2%
・善醸酒
15度 糖分8%
・香雪酒
18度~20度 糖分20%
このように熟成が長いほどアルコール度数やカロリーも増える為、美味しいからと言ってくれぐれも飲み過ぎには注意が必要です。
アミノ酸が豊富!?
紹興酒の原料はもち米・麦麹・水である為、強い甘味と濃厚さを持つ味になる特徴があります。
その為、旨味成分でもあるアミノ酸が豊富に含まれており熟成が進むにつれ旨味が増し、特に8年以上熟成した物は香りも良く旨味も感じられ、甘さ・濃厚さ・まろやかさが深くなるようです。
また、アミノ酸はお肌に良い影響を与えてくれる為、女性にとっても嬉しい飲み物になりそうです。
まとめ
お酒は、適量であれば薬にもなると言われており、ストレス軽減、又は食欲増進に一躍買ってくれます。
また、熟成させることで旨味も増し、ついつい飲み過ぎてしまう事もありますが、適量であるが故百薬の長であるがごとし・・・
くれぐれも飲み過ぎには注意が必要です!
自分に合ったお酒の飲み方を見つけ、美味しい料理と共に楽しむ事が一番良いようです。
以上、紹興酒はまずい!?美味しい飲み方・瓶のあけ方・度数についての解説でした。
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