ペットを飼うとなると、犬や猫がかなりメジャーですが、環境や資金的なものなどで叶わない人もいると思います。
犬や猫に次いで人気のペットとなると小動物ではないでしょうか。
しかし犬や猫ほど懐かなかったり遊び相手にならなかったりで、想像していたのとは違うことも少なくありません。
そんな中、インコが歌ったり話しているのをテレビなどで見て興味を持った経験があると思います。
インコの飼育を禁止している住宅は少なく、かなりペットとして買いやすいのが利点です。いざ飼育をはじめて、ふと疑問に思うこともいくつかあると思います。
そのひとつの中にインコの爪切りがあると思います。
鳥類の爪は意外と鋭く凶器でもありますが、インコにとっても伸びすぎた爪はよくないのです。インコの爪切りは果たしてどうしたらいいのでしょうか。
飼い主が切ることももちろんできますが、慣れていないインコにとっては恐怖でしかありません。
爪切りをインコが嫌がってしまったら……
もし失敗してケガをさせてしまったら……
専門の人に頼むことはできるの……
その辺りのことをまとめてみたいと思います。
目次
インコが爪切りを嫌がる!
インコにも個体差があり性格もあります。おとなしい子もいれば狂暴な子もいるのです。
インコが爪切りを嫌がる理由はいくつかありますが、一番は恐怖心を与えないこと、ストレスを加えないことです。
生き物は一度恐怖心を与えてしまうとトラウマになりやすく、いつまでも記憶として残ってしまう子もいます。
一度そうなってしまったら、それを取り除いてあげるのは至難です。
最初から飼い主がやろうとせず、数回は動物病院でしてもらうのがよいでしょう。
インコ専門のペットショップなどでお迎えをした時は、爪切りのことなど聞いておくのもいいかもしれません。
インコの種類によっては爪切りの必要がない場合もありますし、爪切りをしなくても爪の長さをインコ自身が手入れを行うこともあります。
自宅で行う爪切り方法
近くにインコの爪切りができる飼い主仲間が居られるなら、一度その方に見てもらいながらしてみるのもよいかもしれません。
まず、インコが暴れないように、そして苦しくないように掴むのが大切です。
飼い慣れている方はインコの捕まえ方も心得ていると思いますが、人差し指と中指でインコの首のあたりを挟むように掴みます。
ほかの指でインコの体を覆うように軽く掴み、親指と薬指でインコの足や爪の部分を掴む感じです。
間違っても心臓のあたりを掴まないようにしましょう。
人の力の方が強いですし心臓を強く推してしまいがちで、大型インコであっても呼吸困難などになってしまう可能性があるためです。
力の加減が難しい、でもインコが暴れてるという時は、部屋を暗くして切る爪の箇所にだけライトを当てるのも大人しくさせる方法のひとつです。
鳥類は暗くなると静かになりますので。
インコの方が落ち着きましたら、爪切りに入ります。爪を切る道具は可能な限り使い慣れているものにしましょう。
さて、インコの爪はどれくらい切ればいいのでしょうか。
深爪は厳禁です。
よく見るとインコの爪に血管があるのがわかると思います。
そこまで切ってしまうと出血してしまうので、それよりも手前で切ります。
実際の院長が爪切り方法を解説しています
出血時の止血方法
細心の注意をしていたのにインコの爪から出血させてしまった時は、ペット用の止血剤を使って止血してあげましょう。
応急処置として、小麦粉や片栗粉を付けて止血するという方法もありますし、少量の血であれば軽く幹部をガーゼなどで抑えていれば止まります。
逆に大量の出血になってしまったら、応急処置をしてすぐに病院に行きましょう。
人間用の消毒薬はインコにとっては強すぎるのであまりお勧めできません。
断言はできませんが、傷口が気になってインコが舐めてしまうこともあり、人間用の消毒薬がインコの体にどんな負担になるのかがわかりません。
病院は連れて行ったほうが良い?
近くにインコも診てくれるペット病院があるのなら、そこでしてもらった方がよいでしょう。
診てくれなくても獣医さんなら動物の爪切り程度はしてくれると思います。
ダメもとで問い合わせてみましょう。
素人がネット上にある動画などを参考にして行うのはとても危険です。
慣れるまでとか、指導してもらうという意味も含め、不慣れなら病院でお願いしましょう。
外部に頼む場合の料金は?
爪切りの代金のほかに初診料がかかります。
爪切り単価はだいたい500円から800円くらいとのことです。
単価に幅があるのはインコの大きさによって変わります。
場所によっては小型も大型も同額のところもありますので、病院によってまちまちなのでしょう。
初診料込みで1500円くらいが相場のようです。
どのくらいの頻度で行う?
インコの爪切りに頻度はあまりありません。
だいたい飼育されているインコも自力で爪の処理をします。
ただ人間が生活している空間で共存していると、インコ自身では普通の長さであっても、それでも危険な場合があります。
たとえばカーテンに引っかかって取れにくい、絨毯に引っかかりやすい、肩に乗せていたら爪でキズつけられた……などなどです。
それはインコが大けがをしてしまう可能性もありますし、飼い主がもっと大きなケガをしてしまうこともあるので、双方のためにもう少しだけ爪を切って引っかかる頻度を減らしましょう……くらいが目安です。
おそらくほとんどのインコは爪切りの必要はないと思います。
手乗りや室内で放し飼いをしている場合はきにしてあげる、それくらいでよいと思います。
まとめ
大型インコになると、爪がグイグイ食い込んでくるのですよね。
しかし我が家ではあえて爪切りはしませんでした。
どちらかというと小型のインコの爪の方が気がかりでした。カーテンに捕まって引っかかってしまうのです。
だけど大人しい子だったので素直に捕まえることができたので、意識して爪切りはしませんでした。
インコの方で爪を研ぐので、飼い主の方で手を貸すことはしませんでした。
鳥用の爪とぎがあるのです!
見た目はインコのおもちゃといってもいいものもあるので、インコは爪とぎもおもちゃで遊ぶのも同じ感覚だったのかもしれません。
爪切りに抵抗があったり獣医に頼む予算の心配などがあるときは、かなりオススメです。
お値段も1000円前後くらいからありますので、試してみてください。
以上、インコが爪切りを嫌がった時、もし出血してしまったら……そんな疑問や不安をまとめてみました。
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