夏の強い日差しの下では小麦色の肌は良く合いますよね。
特に夏の海でサーフボードなどを抱えている姿には憧れてしまいますが、うっかりすると日焼けしすぎて真っ赤になり、酷い場合は水ぶくれや跡が残る事もあるので注意が必要です。
今回は、そんな日焼け後に寒気が!疲れ・斑点・膿ができたときの対策について解説いたします。
目次
日焼けの時期
日焼けをすると肌が黒くなるだけでなくシミやそばかすの原因にもなるため、日焼けしたくないと言う人もいますが、一日の中で最も日差しが強い時間帯が午前10時から午後の2時頃と言われており、特に太陽が照りつける夏の時期は最も紫外線の強い時間帯になります。
また、紫外線が強いのは夏だけに限らず実は3月頃から少しずつその量は増えており、冬は夏の半分程度に減少しつつも春ごろからは曇り空でも紫外線は降り注いでいます。
因みに紫外線の量は5月~8月が最も多く、その後9月、10月も多くなるとされています。
その為、曇り空だからと言って油断をすると思わぬトラブルを招く結果にもなります。
日焼け後に寒気がするのはなぜ?
日焼けをした後は全身が火照った感じになり熱を帯びた状態になるものですが、酷い日焼けの場合は炎症反応が強くなり、熱中症と同じ状態である事から体温調節が上手く働かなくなり熱と寒気の症状があらわれます。
その為、寒いからと言って体を温めたりせず、逆に首や両脇、或いは足の付け根などに保冷剤を入れて冷やす事が最善策であり、更に塩分や水分補給をする為にもポカリスエットなどを摂る事は大切です。
だるさ・疲れがでるときは?
日焼けをすると全身が火照ったようになる他、怠さと疲労感に陥りやすくなり子供などは海水浴やプールから帰ると疲れて昼寝をする子が多いですよね。
これは、日焼けによる皮膚の炎症を修復しようとするために体力が消耗される事で怠い感じをうけます。
人は、体温を一定に保つ働きがある為、体温が上昇することで調節しようと多くのエネルギーを使う事から怠さや疲れの症状が起きやすくなります。
また、汗をたくさん出す事で塩分が失われてしまい、軽い熱中症を起こした場合も同じような症状があらわれます。
このような怠さや疲れの症状を早く回復させる為には「睡眠」と「栄養」が必要なのです。
斑点の予防と対策
日焼けした後の腕などに赤い斑点ができる事がありますが、これは日焼けが進んだ状態であり紫外線から肌を守りきれなかった事が考えられています。
特に、紫外線のUV-B波は肌にとってUV-A波よりも強いエネルギーがあり、肌の奥まで到達することはないですが肌の表面にとっては有害であり、サンバーンを起こしやすく皮膚がんや斑点などの症状が出やすいです。
また、シミやそばかすの原因にもなる為、紫外線をカットする日焼け止めクリームを事前に塗る、又は日頃からビタミンCの摂取を心がける事で予防につながります。
紫外線にはUV-A波とB波があり、A波は地表に届く紫外線のうちの95%を占めており、エネルギーとしては強くはないですが、照射量が多い為、肌の奥まで到達しやすく、肌にとって大切なコラーゲンやヒアルロン酸を作り出す細胞を傷つける事からシワやたるみなどの老化現象を引き起こしやすくしてしまいます。
また、B波は先ほども記しましたが、サンバーンを引き起こしやすく浴び続ける事で皮膚がんの原因にもなるため注意が必要です。
対策として、日焼けで赤くなるのは火傷と同じ状態である為、先ずは流水などで冷やした後、冷たいタオルや保冷剤などをあてて炎症を抑える事が必要です。
その後に皮膚科を受診しますが、直ぐにいけない場合はワセリンなどを塗布する事も対策になります。
日焼け対策を動画で解説しています♪
膿・水ぶくれの予防と対策
日焼けは火傷と同じである為、酷い場合は水ぶくれができる事もありますが、水ぶくれができる程の日焼けは火傷の分類に照らし合わせると「Ⅱ度の熱傷」(中程度の火傷)に相当し、広い範囲に渡った場合は全身に熱湯をかぶった状態と同様の処置が必要です。
その為、先ずは冷やす事が一番であり、冷たいシャワーや水風呂に浸るなどします。
それでも治まらないときは皮膚科を受診しますが、手で触ったり水ぶくれを潰したりすると細菌感染をおこし二次感染の原因にもなるため、潰さず皮膚に自然に吸収されるまで待つのが一番です。
また、化粧水や美容液などは刺激してしまうため、炎症が落ち着いた後に使う事が大切です。
潰れた所から細菌が感染して膿が出た場合は、治っても跡が残る場合もある為、早めに病院を訪れるようにしましょう。
まとめ
夏の暑い時期は海やレジャー、アウトドアと太陽にあたる機会も多く、ひと夏で真っ黒に日焼けをしてしまう人もいます。
しかし、小麦色の肌なら魅力的ですが中には真っ赤になってしまう人もおり、その後のケアなどに泣く人も少なくはありません。
その為にも普段の日焼け対策は必要であり、事前に日焼け止めクリームを塗る事は大切ですし、常日頃から食事の中にビタミンCを摂り入れている人は日焼けしにくいと言われる事から、バランスのとれた食生活も大切な事です。
近年では、人工的に肌を焼く人もいますが、自然で焼けた肌も魅力的です。
しっかりUVケアを行って健康的な肌を目指してみてはいかがでしょうか。
以上、日焼け後に寒気が!疲れ・斑点・膿ができたときの対策についての解説でした。
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