日本酒は好きですか?
私は宮城県に住んでおり、有名な日本酒が多いせいか昔から日本酒を飲む機会に恵まれ、大好きなお酒の一つとして嗜んでます。
冷、常温、熱燗、温度によって口当たりが変わり楽しめる日本酒ですが、なんと「牛乳で割る」という情報を入手。
流石にこれは試したことなかったので色々と調べてみました。
まずは日本酒の歴史、作られかたからご紹介し、牛乳で割った人の感想も紹介してきます!
目次
日本酒の歴史
日本酒は、米からできている私たち日本人の文化とともにできたお酒です。
日本酒は歴史がはっきりしませんが、古代から作られています。
諸説存在しますが、759年ごろ万葉集に濁り酒、白酒などの記載があります。
保存用の干し飯が水にぬれてカビが生えたのでそれを用いて酒を造らせたといわれています。
そして、お酒の原点がお米ということからか、お祭りなどにお酒は使われて、「清め」、「浄酒」とされていました。
それから、月日は流れ、鎌倉時代になると米と同様に経済価値を持つようになり、商品として流通するようになりました。
その後、お酒を製造する酒屋が存在するようになりました。
室町時代には、現代の酒つくりの手法ができたといわれます。
海外との交流が始まると、海外からの影響を受けながら日本酒としての製法もよりしっかりとしてきます。
樽作りが主流になるのもこの時期です。
確かに、現在もお祭りでお神酒として振舞われたりしているのは、昔からの慣わしです。
日本酒は米と同様に、私たちの生活、歴史を築いてきました。
日本酒はどうやって作られるの?
日本酒の作り方の工程は以下のようになります。
酒用の米はしっかり精米して麹が入りやすくし、精米したら表面に付着しているぬかを水で洗い流します。さらに水分を含ませます。
これは米を蒸すときに水分が飛びすぎてからからになるのを防ぐためです。
水分につけたあとは、甑と呼ばれる大きな蒸し釜にいれて、1時間ほど蒸します。
蒸しあがったら、むしろに広げて両手でかき混ぜながら、天然の冷機で冷まされます。
次に麹つくりです。
室温28度くらいの部屋で行われます。蒸米を35度くらいまで冷やし、種麹を混ぜて、麹菌を繁殖させます。この麹つくりが日本酒の鍵となります。
一番大事で気が張る作業です。麹作りは温度を調節します。
麹が増える温度を常に維持するために、温度計で測りながら冷ましたりします。これは48時間続く作業です。
この後に出来上がった麹と蒸米、水、酵母菌を入れて、やっとできたのが酒母です。酒母に麹、蒸米、水を加えてもろ味を作ります。もろみのなかで、麹が蒸米のでんぷんをブドウ糖に変えて、そのブドウ糖からアルコールができます。
ちょうどよいアルコール分を含んだ状態を見計らってもろみを絞り、酒と酒粕に分けられます。
絞った酒は、そのまま酵母が生きているので低音殺菌して酵母の活動を休止させて、やっと私たちが飲む日本酒となります。
日本酒の作られ方を動画で解説♪
日本酒の牛乳割りはまずい!?
最近では発泡されたものもあり、女性にも親しみやすくなってきている日本酒。
こちらはなかなか美味しいな!という実感がありたまに飲みますが、グビグビいけてしまうので量に気をつけなければなりません。
そんな日本酒の、「牛乳割り」は・・・どうなんでしょう。
さすがにまずいんじゃないかな、と思ったのですがネット上ではだいぶ好評なようです!
「寝酒に純米酒と牛乳を1:1で飲んだら、寝付きがよく寝起きがよかった!」
という声もありますし、ツイッターでも以下のような声が上がってます。
前に教わった日本酒の牛乳割り、ゴクゴク行けてヤバイ。なにこれうまい。けど、のどかわいてる時に飲んじゃいけなかった。一気飲みやばい
日本酒の牛乳割り美味いね(=゚ω゚)ノ
日本酒の牛乳割り美味しいかもしれない…(笑) そこまでして飲むなやって話ですょねぇ…(笑)
引用:ツイッター
とにかく飲み口がまろやかになり、キリッとした感じが苦手な人でも「すーっと」いけちゃうようですね!!
砂糖を入れて「カクテル風」にするのもありでしょう
また、
日本酒+スプライト
日本酒+コーラ
これも喉越しがよくスッキリ飲めてしまうようなので、是非試してみてはいかがでしょうか?
日本酒+牛乳を動画で紹介♪
そんな日本酒は栄養があるの?
日本酒に含まれているコウジ酸。これが栄養の塊なんです。
コウジ酸には、たんぱく質の元となるアミノ酸が含まれています。
発行食品である日本酒は120種類以上の栄養物質を含みます!!
肝臓によいペプチド、体内に必要なミネラルも豊富です。
アデシノンという血行を良くする成分が含まれています。
他にも善玉コレステロールを増やす効果があります。
発酵食品となると、納豆やキムチと同様栄養素が高いことがわかります。
日本酒が美容にもいいってホント?
最近、お化粧品売り場にお酒でできた化粧品が並んでいます。
通信販売でも見ることがあります。
そう、日本酒はその栄養素からお肌にも効果があることがわかってきました。
先ほど紹介した、コウジ酸がお肌のシミの原因、メラニンを抑える効果があります。
お酒を作る過程でできる麹菌には、細胞の老化を防ぐことや保湿作用、お肌の活性化によるしわ予防などの女性にはうれしい美容効果があるのです。
よく言われるのが、お酒つくりをする方の手はつるつるできれいだということです。
酵母菌の力ですね。
自然の美容液ともいえます。
日本酒を飲む際の注意点は?
こんなにいいことづくしの日本酒ですが、飲む際にはお気をつけください。
まず、すきっ腹、いわゆる、食べ物が胃にない状態のときに飲まないでください。
あっという間に吸収されて、血液によって運ばれてお酒の体内へのお酒のまわりが速くなります。気をつけてください。
お薬を服用しているときも日本酒は飲まないでください。
お酒に弱い方が無理に日本酒を飲むことも避けてください。
日本酒は平均15度くらいです。ビールはアルコール度数5度くらいです。
そう考えると、日本酒のアルコールの高さがわかります。
普段日本酒を飲みなれていない方は、水割りで飲みましょう。
その際に、水のように飲みやすいと思いますが、短時間にぐいぐい飲まず、コップ1杯の水割りを30分かけてゆっくり飲んで自分の体の反応を見てみてください。
そして、アルコールすべてにいえますが、お風呂に入る際は気をつけましょう。
日本酒は血行を良くします。
その体でお風呂に入ると、さらに血行が良くなり血液の流れが良くなりすぎて、心臓に負担が生じます。アルコールで動悸を経験したかたも多いと思います。
ほどほどに飲んで日本酒の長所を生かしてください。
まとめ
日本酒は、手間隙かけた職人のわざです^^
日本酒は単にお酒という概念を越えた私たちの生活に密着したものだったんですね!
風邪を引いたら玉子酒を昔、作ってもらった経験ありませんか?
体がぽかぽかして、眠ったら翌朝、元気になっていたり、消毒としてお酒を傷口にかけられたり、ただ飲むだけでなく、お薬としても活躍していたのが日本酒です。
日本酒は最高の栄養食品です。
これからも私たちの生活で、料理に気分転換に、もちろん、健康に生かしたお酒でいて欲しいですね。
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