以前、中国ではお皿以外ならなんでも食べる……ということを聞いたことがあります。
あまり知識がない頃にそういった話を聞くと、思いのほか根強く記憶が残り、先入観を持ってしまうこともしばしば、そういった経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
確か、中国では犬も狸も食べるといったことも聞いたことがあり、その信憑性を確認することなく信じてしまったところもあります。
今回、アルマジロを食用として食べることについて、できるだけ信憑性のあることだけをまとめてお伝えしたいと思います。
ちなみに、南米ではアルマジロの肉は食用として扱われています。
そのため、食用として扱うことに問題はなさそうなのです。しかし、日本では馴染みのない肉です。
日本でも食べることが可能なのでしょうか。そういったところも調べてみたいと思います。
目次
中国ではアルマジロは食用なの?
結論からいうと、中国ではアルマジロを食用として食べる地域があります。
しかし実は、中国ではアルマジロが生息していないようなのです。
そんな環境下の中でどうやって中国ではアルマジロの肉を食べているのでしょうか。
中国にはアルマジロに似たセンザンコウという生き物が生息しています。
これがセンザンコウだ!!
中国ではそのセンザンコウの鱗が漢方などに使われていたようなのです。
またセンザンコウの肉を食用として食していたこともあり、アルマジロと似ているため「中国ではアルマジロを食べる」となってしまったのだと思われます。
どんな料理で食べられるの?
アルマジロの肉を食べる食文化を持つ国では当たり前のように食べることができます。
食べ慣れた肉と比べ、アルマジロの見た目からやや拒絶感を抱きそうですが、実際に食した方のご感想をまとめると、ほぼ総じて超美味とのことです。
日本でも、普段食べる鶏・豚・牛以外の肉をなにかのきっかけで食べて「美味!」と思った方もいらっしゃるでしょう。
ではアルマジロはいったいどのように調理されるのでしょうか。
煮込み料理が一般的なようです。
中国で食べられているアルマジロに似たセンザンコウも鍋に入れて食べるとありましたので、この手の肉は煮込みが定番なのでしょう。
肉の煮込み料理はどんな肉でも美味しいですよね!
日本で食べられるところはある?
そんなに美味なら日本でも食べられるのではないか、そんな期待をしてしまいます。
日本でも普段食卓に並ばない肉を食べさせてくれるお店があるのですから、アルマジロだってあるはずです。
――が、検索しても引っかかることがありませんでした。
ということは日本ではペットとして飼育することは可能だけど、食用としては出回っていないようです。
でももしかしたら、アルマジロを食べる食文化の国の料理店などで出されていることもあるかもしれませんね。
アルマジロの肉でアレルギーが起きることもある?
アルマジロの肉は美肌にいいと言われています。
しかし日本では流通していない肉ですので、食文化のある国で食べた際にアレルギーが出るかもしれませんよね。
国内でもあることですが、普段食べ慣れていないものを食べるとアレルギーが出る、そんな体質の方もおられます。
アルマジロの肉を食べたことで起こりえるアレルギーは湿疹が一番多く、最悪なケースでいくとハンセン病などにもなる可能性があるようです。
美肌にいいと聞くと機会があればと思ってしまいますが、食べたことで湿疹を発症してしまうとなると、美肌どころではありませんね。
信頼のできるお店と食べる時の体調などにも気を配る必要がありそうです。
甲羅は何に利用可能?
アルマジロの甲羅は、撃った銃弾が跳ね返るくらいの強度がある……そんな話を聞いたことがあると思います。
そんな強度を誇るアルマジロの甲羅は、どんな利用方法があるのでしょうか。
調べたところ、楽器として使われることが多いようです。
チャランゴという楽器に使われているようです。
木製のものとアルマジロの甲羅を使ったものとがあるようなので、後者をお求めの際は店員に確認してみるとよいと思います。
チャランゴ弾きのオジサン、すごい!!
まとめ
他国からみたら日本の肉食文化も「ありえない」と思うことでしょう。
他国から叩かれているクジラが代表的かもしれません。
叩かれていなくても「日本人、そんな肉を食べるの?」というのもあるでしょう。
だけど実際食べてみたら超美味! ということもありえます。
日本人にとってアルマジロの肉とはそういう位置づけなのかもしれませんね。
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