たぬき アライグマ 違い



日本には古くから生息する在来種としてたぬきが知られていますが、昔話に登場する「ぶんぶく茶釜」などでは茶釜に化けて人を騙す場面もあり親しみがありますよね。

また、たぬきと良く混同されるアライグマは、アニメの「アライグマのラスカル」で一世風靡し一躍有名になりご存知の方は多いと思います。


どちらも可愛らしいイメージがあり親しみもありますが、急に目の前に現れた場合、貴方は見分けがつきますか?

今回は、そんなたぬきとアライグマの違いを分かりやすく解説したいと思います。

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たぬきとアライグマの生態

たぬきは日本に古くから生息している在来種になります。

また、アライグマは北アメリカが原産国で昔からペットとしても広く愛され、日本にも輸入されるようになりました。

その為、アライグマは日本では外来種として生息しており、一見すると見間違えるほどに良く似ている事から混同することもあると言われています。


しかし、生態や性格などは違い良く見ると外見上の違いも確認できます。

そこで、たぬきとアライグマの生態を少しだけご紹介すると以下のようになります。

(1) たぬき

たぬきは、哺乳鋼ネコ目イヌ科たぬき属に分類され主に森林に生息する動物で、古くから日本に生息する在来種であり日本全国で見かける事が出来ます。

性格はとても臆病で夜行性の雑食性であり、単独又はペアで生活することが多く相手が死ぬまでその関係は解消されないと言われています。

近代では街中でも見られることがありますが、気弱な性格上、人に害を及ぼす事はなく逆に乱獲などの影響で数も激減しており絶滅も危惧されつつあります。

(2) アライグマ

アライグマは、原産国がアメリカで哺乳鋼食肉目アライグマ科アライグマ属に分類される動物で、主に水辺近くの森林に生息しますが湿地や農耕地、沿岸、或いは都市などにも適応します。

また、前足を水中に突っ込んで獲物を探る姿が手を洗っているように見える事が名前の由来にもなっており、古くからアメリカでは国民的な動物として広く愛されヨーロッパや日本にも輸入されたようです。

しかし、性格が凶暴で荒い為、人に懐かない事から脱走や捨てられることもあり次第に野生化していき現代では東北を除く全国で見られる事が多く農作物なども荒らす為、害獣の代表格にもなっている外来種です。

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たぬきとアライグマの大きな違いは?

突然、目の前にたぬきかアライグマが出現しても生態や性格だけでは違いを見る事は難しいですよね。

しかし、身体的特徴や外見から見分けられるポイントはいくつかあります。

そこで、更にその違いについて調べてみたところ、以下のような事が分かりました。

(1) 顔

先ず、たぬきの顔からご紹介しますと・・・

たぬき アライグマ 違い

目元周辺は黒色の毛で覆われており眉間に黒い筋がなく、耳は黒で縁どられています。

また、全体的に大人しい顔をしています。

とてもキュートなたぬきの食事シーン♪




一方、アライグマの場合は・・・

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全体的には黒い毛の部分が多く眉間に黒い筋があります。

また、耳は白で縁どられており、全体的に気の強い顔をしています。

(2) 手足

先ず、たぬきの手足からご紹介しますと・・・

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肩付近から先端まで黒い毛で覆われており、足跡は犬や猫のように手のひらと指先だけの跡がつきます。



一方、アライグマの場合は・・・

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肩付近から先端まで白っぽい毛が多く、足跡は前足、後足共に5本の指がくっきり付き、時々後足を使って立ち上がる事が出来ます。

また、アライグマの指は人の手のように長く器用である為、物を掴む事ができ木登りも上手!更には泳ぐこともできる万能な動物であると言えます。

器用にぶどうを食べるアライグマ♪



因みに、たぬきは犬に近い手をしている為、木登りは不得意な生き物になります。

(3) 尻尾

たぬきもアライグマも尻尾は太目ですが、両者の違いが顕著に表れているのが尻尾でもあります。



先ず、たぬきの尻尾からご紹介しますと・・・

たぬき アライグマ 違い

たぬきの尻尾はアライグマよりは短めで、縞模様がない事が特徴的です。



一方、アライグマの場合は、長めでフサフサしており、決定的な縞模様があります。

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つまり、顔や手足などでもよく見ると違いが分かりますが、一番わかる違いは尻尾に縞模様が有るか無いかで判断がつくようです。

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ハクビシンとの違いは?

日本に生息している害獣の代表格と言えば、アライグマ、ハクビシン、イタチの三種になりますが、中でも近年増えているのがハクビシンでもあり、家に一度棲み付くと長い間留まる事になる為、厄介な動物です。

そんなハクビシンは、食肉目ジャコウネコ科ハクビシン属に分類される食肉類である為、たぬきやアライグマとは全く異なる種になります。

たぬき アライグマ 違い

姿かたちもどちらかと言えばイタチ科のイメージが強く、尻尾は細く胴長の短足であり、特に鼻先がピンク色をしている為、見分けは簡単です。

また、名前の通り額から鼻にかけて白い線がある事が特徴的になります。

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アライグマは駆除対象の害獣ってホント?

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それは、残念ながら「ホントです!」

日本に生息する害獣の代表的な動物にアライグマやハクビシン、またイタチなどがあげられており日本の外来種として扱われています。


輸入されてペットとして飼育されていたものが飼育しきれなくなった為に捨てられたか・・・

脱走したかで野生化してしまい、特に天敵もいない環境の下でどんどん増えてしまったものと考えられております。

食性が雑食であるため、畑を荒らし時には街中にも姿を現し、ゴミをあさるなどの姿も確認されている事から駆除対象になっているようです。


しかし、害獣全てが駆除対象になっているわけではなく、鳥獣保護法や外来動物法、動物愛護法、狩猟法など様々な法律によって保護されている動物もいます。

また、駆除する場合は許可が必要な場合もあります。

しかし同じ外来種で害獣扱いをされているハクビシンなどは駆除対象ではなく、同じ害獣でもあるアライグマが対象になっている事で地方自治体と研究機関と一部の動物愛護団体の間で論争が交わされているようです。

まとめ

たぬき アライグマ 違い



たぬきとアライグマは一見似ている事から混同する人もいますが、身体的な特徴や外見などの特徴から見分けられるポイントはあります。

その見分けるポイントとして顔、手足、そして特に確実なものとして尻尾があげられます。


たぬきの尻尾には縞模様が有ると勘違いをしている人も多いですが、実はたぬきには縞模様が無く、あるのはアライグマの方ですよ。

また、ハクビシンも外来種で害獣の代表格になりますが、顔も尻尾も胴体もどちらかと言えばイタチに似ている為、対比の対象にはならないようです。


しかし、近年様々な外来種が増えており動物の生態系をも崩してしまう事から問題視されていますが、動物たちは害獣になりたくて日本に来たわけでない事は確かです。

悪いのは勝手な人間の方ではないかと思うのは私だけでしょうか!

以上、たぬきとアライグマの違いを分かりやすく!の解説でした。

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