カツオブシムシ 幼虫 ベッド 発生源 駆除



お気に入りの洋服を箪笥から出して着て見たら、虫に食べられたような穴が開いていたと言う経験はございませんか?

これは、カツオブシムシの幼虫の仕業であり、湿気を好み洋服の繊維だけでなく人間の皮膚や毛髪も餌とする事から私たちが毎日使う寝具にも発生することがあります。

一日の疲れをいやす為にベッドに入っても、背中がムズムズしては疲れもとれませんよね。

でも、何故発生してしまうのでしょうね?

今回は、カツオブシムシの幼虫がベッドに発生!発生源・駆除方法について解説します。

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目次

カツオブシムシの種類

日本には害虫と呼ばれる虫は多く、成虫が害を及ぼさなくても幼虫が害を及ぼすと言う場合もあります。

中でも衣類につく害虫は、甲虫のカツオブシムシと蛾の一種でもあるイガの仲間とされており、代表的なものとしてヒメカツオブシムシ、ヒメマルカツオブシムシ、イガ、コイガの4種類になります。

特にヒメカツオブシムシとヒメマルカツオブシムシは一般家庭の害虫として人家に出現する種類であり、幼虫だけが衣類を食べ、成虫は花の蜜や花粉などを好んで食べます。

ヒメマルカツオブシムシの幼虫は、ウールやシルク、又はカシミヤなどの動物性繊維と綿などの植物性繊維の両方を加害します。

更には人間の皮膚や毛髪も好むため、ありとあらゆる場所に発生してしまいます。

また、薬品に対しては耐性が強い事と半年以上飢餓状態でも生きられる事から駆除が難しく厄介な害虫です。

その他の種類では、カツオブシムシの一種でハラジロカツオブシムシの幼虫は、干からびた動物のタンパク質を餌とする為、骨格標本や乾燥食品などに発生することが多く、剥製や鰹節などの乾燥食品は注意が必要です。

カツオブシムシの害

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カツオブシムシと言う名前はあまり聞きなれないですが、日本全国どこにでもいる害虫です。

成虫は主に花の蜜や花粉に集まり、人を刺したり噛んだりすることがなく、基本的には無害ですが、幼虫は大切な衣類を食べてしまうため、困ったものです。

しかも幼虫でいる期間は約300日と言われ、その間人間の目の届かない場所で大切な衣類や乾物を食べつくします。

特に名前の通りカツオブシを好んで食べることから、衛生上にも問題が生じてしまいます。

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どこから発生しやすい?

家の中に出現するカツオブシムシの幼虫はどこから発生してくるのか不思議ではありませんか?

実は、外にいた成虫が窓から入ってきたり、又は、洗濯物についていた、或いは外出先から帰ってきたときに洋服についていたと言うようなルートで室内に入ってきます。

室内に入ってきたカツオブシムシの成虫は、約20~100個の卵を産むと言われている事から、一カ所に数個から10個ほどを衣類やベッドのマット裏などに産み付けます。

発生時期は3月~6月あたりで、特に4月・5月は多く窓からも侵入してくるため注意が必要です。


これは蛹です!

幼虫はベッドにもでてくる?

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カツオブシムシの幼虫は湿気の多い場所を好み、そこに生えたカビや毛髪、又は皮膚なども好んで食べます。

特にベッドは通気性良く作られていますが、人間は寝ている間でもコップ1杯分の汗をかくため、マットレスの裏側などはカビが生えやすい環境になり、カツオブシムシの幼虫以外にも様々な害虫が発生しやすい場所です。

中でも黒ゴマのような毛が生えた虫は、ヒメマルカツオブシムシの幼虫であり、マットレスの毛織繊維の繊維製品や人間の角質や毛髪を食べて繁殖してしまいす。

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幼虫・成虫の駆除方法

大切な衣類を虫から守るために、防虫剤などを使う人は多いと思いますが、衣類を食害するヒメマルカツオブシムシは、薬剤に対する耐性が強い為、完全に駆除することは難しいとされています。

その為、成虫の侵入経路を遮断する意味でも、洗濯物を取り込む時はよく掃い、外から帰った時は、衣類をブラッシングするなどの処置を忘れないようにします。

幼虫は特に湿気の多い暗い場所を好む事から、衣類やマットレスなどを定期的に干す事も大切です。

また、害虫は衣類についた汚れにも集まる為、箪笥の中にしまった衣類を洗濯し直し、乾燥機にかける事で成虫、幼虫もろとも完全駆除することができます。

特にカツオブシムシは熱に弱い為、コインランドリーやアイロンなどを使って高熱処理する事で完全駆除に繋がると思われます。

だいたい65度くらいの高温で死滅すると言う事なので、コインランドリーの場合は80度もある事から、駆除方法としては一番かもしれませんね。

その他には、毛髪やペットの毛なども好むため小まめな掃除と定期的な防虫剤の交換、そして時々バルサンなどを使って駆除する事が大切です。


ムシューダによる効果は・・・

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カツオブシムシの成虫は飛ぶ?

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カツオブシの成虫は、菊花の蜜や花粉を餌とする為、箪笥の中の暗い場所にいた幼虫が羽化して2~3週間経つと走光性の習性から餌を求めて飛び立ちます。

寿命は1ヵ月程度と言われていますが、室内で羽化した成虫が外に出られない場合、再び衣類に卵を産み付けることになる為、光を求めて窓に集まった場合は、殺虫剤などで駆除してしまいましょう。

まとめ

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カツオブシムシの名前を初めて聞いたと言う方でも、暫く箪笥の中で眠っていた洋服を取り出したら虫食いの穴が開いていたと言う経験をした人は多いと思います。

その洋服を食害するのがカツオブシムシの幼虫であり、箪笥の隅やベッドなどの下で植物性、又は動物性の繊維や毛髪、ペットの毛などを食べて成長しています。

成虫は、主にキク科の花の蜜や花粉を餌にしており人間に害はありませんが、侵入経路は、洗濯ものについてそのまま箪笥などの中に入りこみ20個~100個ほどの卵を産むため、大量発生してしまいます。

しかも、幼虫は薬剤に対して耐性がある為、殺虫剤も効きにくく駆除が難しいと言われています。

その為、防虫剤などや熱処理などで細目に対処することも効果がありますが、寄せ付けない工夫も大切だと言えます。

以上、カツオブシムシの幼虫がベッドに発生!発生源・駆除方法についての解説でした。


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